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東北慰問の旅その4

2012年03月31日 | 震災
最後の移動日は、初日に行かなかった塩釜から、今度は行ける限り南下してみました。

実は、津波被害の地区には大きく3種類あることが分かりました。この旅で最初に寄ったのが松島でしたが、ぱっと見、本当に水がきたのか分からないほど片付いていました。よく観察すると所々に爪痕は見られるものの、今日最初に寄った塩釜も、今泊まっている仙台の東側もそんな感じでした。1年間で「ここまで復興した」のは、地元の方及びボランティアの血と汗と涙の賜物でしょう。
もう一つは、南三陸を始め、集落が跡形もなく流されてしまった地区です。空襲の後のような焼け野原に重機が入り、きれいに基礎だけが残ったこの地区は、むしろ1年間で「ここまで片付いた」と見るべきでしょう。しかし、この政権下では、まだ復興に10年以上かかるだろうことは想像に難くありません。「や~めた」とさじを投げていないで、本当何とかしてほしいものです。

最後は、本日午後に寄った南相馬市。原発20km地点で機械的に立ち入り禁止の封鎖がされ、1年間「そのまま」の地区です。ようやく明日、南相馬市だった残りの地区も解除されるそうですが、だからといってすぐに人が住めるのか、生活できるのか、経済活動が行えるのか、歴史が刻めるのか、はなはだ疑問です。
ただ、誤解のないように言っておきますが、この20km地点の封鎖されているところは、もう放射能もほとんど他と変わらないそうです。現に、20km地点より「こちら」側では、すぐの所から普通にコンビニや飲食店が立ち並び、家の窓も開いていましたし、住民らしき方々は誰一人防護服どころかマスクすらつけていませんでした。つけていたのは作業員の方や自衛隊(警察?)等、お仕事をされる方のみです。いまだに「福島は危険」だと思っている方、だまされたと思って一度訪れてみてください。この問題にも思うところがありましたので、また後日後述します。

明日は即飛行機で発つ予定です。実はもう日付が変わっているのですが、起きられるか!?

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