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新花は咲く

2015年05月03日 | 震災
NHK「花は咲く」歌詞1カ所変更 東北地方向け放送
歌詞の終末部分「私は何を残しただろう」を「残すだろう」に変更する模様です。

あの歌はNHKで繰り返し流されるので流石に覚え、例のリコーダーサイトの方の花は咲く一人十重奏(笑)をバックに気持ちよく演奏しています。公式PVのようなものは様々な東北つながりの歌手や芸能人、フィギュアスケーターなどが交互に歌い、日本版「We are the world」のようなチャリティソングの扱いなのですね。だからみんな好き放題歌っているわけか・・・

で、歌詞についてですが、やはり東日本大震災の復興応援ソングと言うことで、歌の中にも震災のイメージが上手く込められていると思います。今回話題となった部分は、確かに聞いている時にも気にはなっていました。わたし=死んでしまった人が、いつか生まれる君=未来に、何を残したか。しかし死者の声はもう聞けない。花は再び咲くのに・・・と言う、どちらかというと後ろ向きの歌詞なのですよね。しかも1曲の中で同じ歌詞が3回も歌われ、死者の無念をこれでもかと強調しているのです。そこを、最後だけ「残す」に変えることで、「わたし」の主語が今度は「今生きている者」に変わるわけです。死んでしまった人はもう何も残せないが、今生きている私は未来に何を残すのか。いつか恋する君のために花が繰り返し咲くように・・・そう考えると、ここはむしろ最初から「残す」にすべき所だったのではないかと思えてきますね。見事な変更だと思います。

しかし、「のこしただろう」が「のこすだろう」になると、音が1文字分減ってしまうので、最後のファの部分は「ろう」と歌っていたところを「うー」と伸ばす感じになるわけですな。どうせなら「のこすのだろう」の方が良かったのではないでしょうかね?

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