
朝、ご近所のおばちゃんが金魚卵産んだ?ってアトリエに来て・・まだ寒いから・・・と
しばらく話して、判りやすいのは追い掛け回すから良く観ててね・・・と説明すると、
そう言えば、作ってた金魚終わったの?と聞かれ、もう少しなのね・・・何しろ数日で
終わらないと、そのポスタ-のとこで飾らせて貰うのね・・・と言うと、
こんな事してないで、早くやんなきゃ・・・と葉っぱ掛けるので、お母さんが声を
掛けたんじゃん・・・と言うと、あっごめんね・・・邪魔したねぇ・・・って。
良いよっ・・・また来てね・・・と、こんなご近所付き合いになっているのね。
更に、斜向かいのおばちゃんのお友達って人が、俺が餌をやっていると・・・
あんた、いっつも池にいるよねぇ・・・大事にしてんだねぇ・・・と声を掛けられる。
80歳を過ぎているらしいが、とても達者な元気な人で、話すのは初めてだったけれど。
地元に何十年も住んでいるらしく、あんたここ長いよねぇ・・・ここはいろんな人が
来たけど長続きしないんだよ・・・そうなんだ・・・じゃ何よりなのね・・・と、
そんな話の中、斜向かいのおばちゃんの話になって・・・帰り際に斜向かいのお兄ちゃん
親切なんだよっ・・・って言われたから声掛けたんだけれど、また来るわっ・・・って。
あははは。本格的なご近所付き合いらしくなって来たのね。まっそう言えば、斜向かいの
おばちゃんのご主人が亡くなった後、頼まれて台風で折れそうな木を直したり、
大きな荷物を玄関まで運んだり、来客に留守ならあそこかあそこにいるよ・・・きっと。
と教えたり、もはやお節介にも程がある・・・に入り込んでいるのね・・・。あははは
そんな中、外国の人の親子が日本語で声を掛けてくれて、良くこの池を見せて貰う・・
って。あらまっ・・・と話し始めると、自宅で金魚を飼っているらしく、
それならこのポスタ-のイベント近いから行く?行くなら割引券あげるけど・・・。と
言うと、欲しいぃぃって。ついでにここに作品を飾らせて貰うから見てね・・・と
名刺を出すと、アトリエ内を見て・・・・凄いぃぃ・・・これ何ですか?と聞かれ、
モザイクなんですけど・・・知ってます?と聞くと、はい。って。話が早いわっ。
しかも、えっと・・・ここ真っ直ぐ行くと、船堀橋って大きな橋があって・・・
それは過ぎちゃ行けなくて、その手前の信号を左に曲がってすぐにタワ-があるのね・・
と場所の説明をすると、あっそこ・・・僕が結婚したとこ・・・って。そうなの?
じゃ判りますよねぇ・・・あはははは。と苦笑いなのね・・・。お互いに。
最後に去年の江戸川区の金魚祭りのステッカ-を子供さんにあげてお開き。
更に常連の金魚付き合いになっているけんちゃん親子がやって来ると、ママが風邪を
ひいていて、お医者さんに行くとこらしく、今日も観る・・・って言うので、ママが
治らないとまた会えなくなっちゃうから病院行って来て・・・って言うと、うんって。
中々聞き分け良くて何よりなのね。こんなやり取りが今日は6人。
しかも、いよいよ初めての人が売っているんですか?・・・と聞かれる始末・・・
そんなに凄く観えるのかな?・・・・ん・・・そっちの金魚よりも中の金魚の方が
凄いと思うんだけれどなぁ・・・・と思いつつ、ん・・・・残念無念・・・あははは。
さてそろそろ本題で、昨日の目地をベ-ジュにしたのね。そもそものイ-ジ-ミス・・・
大体、オレンジや赤のガラスタイルを張っているのに、そこを曖昧にするのに、
華やかな目地ってのはねぇ・・・初歩なのね・・・考え方が。しかも2匹目を作っていて
あっ・・・ここかっ・・・と1匹目の是正に気が付く・・・・ん・・・・チェ。
だから比べるから同じ品種を2つ・・・は駄目なんだよっ・・・・ん・・・・。
そんな中、イラッとしたので、どうせびれっじふぃ-るどさんに作品を取りに行かないと
ならない・・・・ので、今から行くかっ・・・って事にしたのね。
勿論、当然日本観賞魚フェアの件で・・・なんだけれど、後は場所の様子を見て・・・
って事で、足りない・・・なんて事にならないように保険の意味でもね。
そんな中、お客さんの中に一回話をした事のある方がいて、同じ金魚を観ながら
あぁそう言うのを選ぶのかぁ・・・あっそっちは・・・へぇ・・・と好みを語ると、
あっ・・・やっぱりなぁ・・・・と感じたのね・・・やっぱり・・・。
もう心、ここにあらずなのね。さっきの作品の事・・・・この方と話しているのは好み。
けれど、2人の好みになると当然違っていても、ある程度の決まりや重なる部分がある。
ここ。例えば、今2人はつんくさんと秋元さんになってスカウトしていると思ってね。
どの子にすっか・・・ってね。ウチはこんな子をセンタ-にして・・・とか理想が
あったりするでしょ?当然、手持ちの子もいるからバランスなんて考えたりもする。
ほら一緒な事を思い浮かべているでしょ?勿論、それも聞いたので、答えはその通り。
それでね、かぶる好みもあるけれど、両者共に好みじゃないものがある。
ここ。当たり前な事なんだけれど、つまり今の作品の桜錦も同じなのね・・・
柄の好みは色々とあっても、それはそれで良い。がしかし、形はそう言う訳には行かない
・・・・らしい・・・ってのがある。こんな形であるってのがね。
つまり金魚に見える・・・ってだけならオッケ-だけれど、桜錦と判って貰うのが、
背びれが無くらんちゅうみたいで、白と赤・・・・ってだけで、そう思って貰う・・では
余りにも幼稚過ぎる・・・そもそもの特徴・・・足りないのはこぶ取り爺さんみたいな
下あご付近のブルブル感・・・あっこれかぁ・・・足らないのは・・・って。
こんな会話の中にヒントはいつもあるのね。何一つこの事を話してはいないが、
金魚の話をしていた訳で。この方は俺に自分の好みと金魚の何処を観ているのか?って
教えてくれたのね・・・そう金魚好きの目線ってのをね・・・。俺の眼以外の・・・。
しかもその後、ご主人の好みまでね・・・。
夏の金魚祭りはタダ・・・これは子供相手な感じ・・・わぁ凄いぃぃぃって感じ・・・
日本観賞魚フェアは1000円の入場料。しかも全国各地から競いに来ているのね。
本気でしょ?大人が・・・その眼はかなりうるさそうでしょ?・・・昔、御宿であわびを
作った時の話・・・奥さんにあわび借りて描き終わった絵を留守だったご主人に
あぁそれは三陸ものだから、地物にして・・・と言われたのね。
普通のお客さんならあわびはどっちも同じでも、こだわりのある人には違うものに見える
ほらっね。ただこのエピソ-ドは、おっ俺の画力悪く無いじゃんって話にもなったけどね
・・・だって絵を見せただけで三陸って判って貰えたのだから・・・ね。
まっ、それとほぼ一緒。今回来る人達は桜錦を知らない人は1人もいない・・・
そんな猛者に見られる可能性・・・と考えた方が良いのだから・・・気になった場所が
はっきりと判った以上、帰ったら直す・・・しかもどう直すのか?もイメ-ジまで
考えちゃったし・・・・と店を後にしようとした時に・・・・katsuさん・・・作品・・
おっと忘れちゃうとこだった・・・・っておっちょこちょい炸裂だった・・・のね。
何しろご主人はブログも見て下さっているので、何も話さなくても判って下さる事が
多くて頭が下がる。何よりも親切で、お客だから・・・なんて話では無く気さくで、
人と接するにあたって、勉強になる。中々そうは言っても、俺はなぁ・・・変わり者だし
中々難しいのね・・・でしょ?・・・あはははは。
そんな中、アトリエに戻って修正してから帰宅。明日目地をして違和感が無ければ、
修正完了となる・・・