katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

のりちゃん親子教室とモンゴルの額の仕込み

2012-04-25 01:07:16 | モザイク教室


そうそう昨日、かぐやのも俺のも卵がかえったのね。けれど最初に生まれていたみどりは
全滅だったらしい・・・まっそれも仕方無し。まだ池の金魚はこれからが本番だから

またあげるから・・・頑張って。と言う事で、今日は暖かくなるらしいので、
期待大。さてどうなるのかな・・・?

そんな中、のりちゃん親子教室なんだけれど・・・・今日はいかに進歩があるか?の話。
早くいらっしゃったのだけれど、色々な話の中で最初の体験教室で山周タイルを切って、

四苦八苦した・・・って言うのね。確かに最初からは大変だったとは思う。
ただぺきぺきではお洒落度に限界があるだろう・・・との判断から、体験ではあるけれど

山周タイルを使ったんだけれど、コ-スタ-2つだったかな?3つだったかな?
最後は握力が無くなっちゃった・・・感じだったらしいんだけれど。

そんな事を踏まえて、アトリエのテ-ブルだったり、今のモンゴルの額だったり、
山周タイルだらけの作品を見て、しみじみ凄いぃぃ・・・と言って下さるので・・・

じゃちょっとしばらく振りに切って見ましょうか?・・・・ちょっとやって見て下さい。
と山周タイルを渡して、ハ-トでも・・・と言うと、余程苦い思い出なんだろうね・・・

おっかなびっくり切り始める・・・取り合えず今使っている1cmタイルと同じ気持ちで、
・・・はいどうぞ・・・と切ると・・・えっ?あっ・・・・柔らかいぃぃ・・・あれ?

このセリフで何とも以前とは違うのが良く判る。誰が聞いても固さにはひるんではいない
しかも、たった1回切っただけで、切れる・・簡単・・・と判断した。

この自信はもう山周タイルを克服した・・・もう使える・・・楽に・・・になった。
少なくともひるんで使えない・・・って事は無くなった事になる。

これを後からやって来たのりちゃんにもやって貰ったのね・・・


今、これだけのグレ-ドのぺきぺき作品を作るのりちゃんにもね・・・・
すると、切る前に切るんですかぁぁぁ・・・とほぼお母さんと同じセリフで始めると、

やっぱり固いぃぃ・・・ってセリフがお母さんとは違った。えっ?柔らかいじゃない?
とお母さんは言うものの、のりちゃんは固いぃぃよぉぉぉ・・・・って。

これなのね。つまりお母さんは1cmタイルの固さに慣れちゃったので、それよりも
柔らかい・・・であって、のりちゃんはぺきぺきの柔らかさに慣れているので、

あの時と同じままで、何を切ってもぺきぺきよりも固い・・・となる。
その結果、お母さんは今後どんなタイルでも使えるようになっているのに対して、

のりちゃんはぺきぺき以外を使うと、すべて固いタイルに感じてしまう。
勿論、ぺきぺきならもうかなりの腕前なのは、誰が観ても一目瞭然ではある。

ただここが分岐点になる。先に進むか?このままなのか?楽しむだけならもう十分。
完成すれば誰が観ても上手い作品に見えるのだけれど、本人は全くそうは思っていない。

そうね・・・上手いって言うのを人に言って貰わないとね・・・ただ俺が先生として
言っても、もう聞き慣れてしまったので、先生は生徒に下手とは言わない・・・って

感じに聞こえちゃっているらしいのね・・・まっリピ-タ-になると、そんな事は多々
ある。だからこそのサ-クルなんだけれど・・・。

つまり個人レッスンのアトリエは指導を独り占め出来るから、かなり事細かく教えられる
がしかし、それによって技術は上がっても、その評価を俺がしても、比べる相手が

いつも俺になってしまう人がいたりする・・・そんな事をすれば、いつになっても
上手くなった事には気が付かない事になる・・・何故なら俺は先生なのだから・・・

けれど良くあるセリフで、どうしてもこう切れないぃぃ・・・って俺の作品を指さす
人がいたりする・・・これが個人レッスンの欠点。

それが団体のサ-クルのような場合だと、比べる相手がいるから進み具合もそうだし、
評価として慣れて来ると話も出来るようになるし、何よりも同じ生徒目線って言う

ものがある。そこが先生と生徒と、生徒同士って言う違いになったりもする。
しかし、それにもやはり欠点はあって、上手ければ何の問題も無いが、余りに遅れたり

見劣りする作品になったりすると、卑下してしまったり、萎縮してしまったりする人も
いたりする。しかも指導時間は人の分だけ減って行く訳なのね。

だからそもそもは、団体は楽しむもので、個人レッスンは腕利きになる為のもので、
趣旨が全く違うものなんだけれど、きちんとした気持ちが無いと周りと比べて

プレッシャ-が掛かったりしてしまう場合もある。けれどタピオカなんかが良い例で、
ずっとサ-クル活動が主であっても、長く続けるとあぁなるって言う証明な人である。

それが同じサ-クル出身でも、アトリエに通ったキウイとなると、もう趣味には見えない
作品を作れる腕利きになっているし、弟子としてエ-スの自覚を持ってやっていると、

腕前だけならプロとして金を取れる作品を作れるかぐやのようにもなる。
何にしても、段々とそう言った人の評価を受ける・・・って刺激に行くか?行かないか?

になって来るのね。そう言った点でも2人にも人に観られる所に行くべき・・・と
お母さんにはこの作品を市民展のようなものにエントリ-する事をお勧めしたのね。

でものりちゃんの作品は完成しても、上手く出来ているのに工芸なのだ。
使えるものになってしまうものだから・・・これを飾るものを作れば、美術品の方向に

なる。勿論、それに値するかどうか?はエントリ-した時の評価であって、その時の
審査員の判断となる。ここ。これがのりちゃん親子に今後必要なのかな?と思えるのね。

お母さんはいくらかサ-クルのみんなの評価で自信も付いて来ている。
しかもそれによって自信が付いて良いはずなんだけれど、逆にそれだけの評価なら、

花さえ終わればグレ-ドはそこそこなら、まっ後のバックは茶々と・・・駄目ですか?
って言う始末・・・駄目ぇぇぇぇ、それは駄目ぇぇぇ。となる。

勿論、そうはしないだろうが、若干長いなぁ・・・とは思っているみたいなのね。
けれど最初は1年掛かっても・・・なんて言ってたのね。今みんなの評価がお腹を

いっぱいにさせているのも事実。だから刺激を加えて何とかキ-プさせようとしている。
逆にのりちゃんはぺきぺきを使っている以上、楽しむモザイクだから無理は無く

進めるし、上手くなると大きいパ-ツも難無くクリア-するから、ドンと大きく進める。
これを手に入れると、のりちゃんの苦手な事・・・それは細かくて進みが悪い・・ここ。

これから始まる最後のケ-キにはキウイやイチゴのフル-ツが満載・・・。
今までとは違って苦手な細かいパ-ツのオンパレ-ドなのね。

けれど出来ない訳じゃないのね。好きじゃないだけ。ここなのね・・・好きじゃない。
これ・・好きか?好きじゃないか?違うタイルのすべては細かいタイル・・

固いわっ、小さいわっ、進まないわっ・・・のりちゃんが好きじゃない事だらけ・・・
それをコロの色可愛いでしょ?とそそのかしてはいるんだけれど・・・あはははは。

まっゆっくり騙して行くかっ・・・いずれにせよどちらも上手くなって、次なる課題が
必要になりつつある・・・それが事実。

そんな中、キウイが差し入れ持ってやって来たので、キウイにお母さんのチャッチャを
話すと・・・・チャッチャは禁止。とキッパリ。たよね・・・流石なのね。

頼もしい生徒である。そうモノ作りをするのに、楽を選んではいけない。
そうすれば必ず芸は身に付くし、役に立つ日は来るのね・・・

それにしても良い作品になりつつある。

その後は・・・

中々進まない・・・


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