katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

キウイ教室

2012-12-07 06:00:58 | モザイク教室
朝、いつものようにかぐやの電話から始まったのだけれど、勘三郎さんの悲報のニュ-ス
が流れていて・・・・歴史を短いながら振り返っていたのね。

そこでそれを観ろ・・・と大阪と離れてはいるものの同じものを観た。
そこではまだ3歳の子供の頃に控え室でピ-スをした・・・たったそれだけで説教をされ

泣いていたシ-ンや、初舞台、次々に新しい事をして来た業績、そしていかに慕われていたか・・・と様々な出来事を振り返られていた・・・

それを見終わる頃に、超一流ってのは3歳の子供の頃からモラルや倫理、そして芸だけ
では無く、姿勢を叩き込まれるんだとさ・・・その上に厳しい芸事の毎日・・・・

お前はどれ位泣いた?どの位本気でやってる?子供に伝える事を身に付けてはいるか?
俺はこう思うのね・・・どう生きるもお前の勝手で良いし、自由だが、

中村屋に生まれていたら・・・・お前には無理だな。何せ覚悟も無ければ精進も無い。
だからお前の子供達もきっとお前から教われないと言う事だな・・・・

伝承ってのはそう言うもんだ。しかもその上、無芸。どうすんだ?これから・・・
何しろああした格式に守られてはいないんだぞ。精進する事が出来れば、歌舞伎の一員に

なれる・・・そんな保障は持っていない・・・つまりエリ-トでは無いんだよ・・・
俺達は。何処まで芸を磨いてもね・・・

仮に一流の腕を身に付けたとしてもね・・・そこには格式も無ければ伝統も無い。
良く考えろっ。方やそう言うものを持っていて、3歳から泣きながら芸一筋。

方や何も無く、泣くような事もほぼ無い・・・だから普通なんだよっ。
悔しかったら残りの人生をそうしよう・・・何もせずに人生を終えるのはよそう。

こんなのはカバ-されている中島みゆきさんのファイトって歌にも出て来る。
その一節は、・・・戦う君の歌を戦わない奴が笑うだろう・・・ファイト

つまり何かを目指すものの過程は馬鹿にされる・・・何もしていない奴に・・・
と言う事で、例え結果が出なくとも戦わない奴側になる事が無いのだから、

笑う側になる事は無い。それだけ1つ見せられるだけでも、後姿は十分。
本気でやるって言うのはそう言う事。俺の弟子なら自分の為の涙は捨てろ。

大事な人の時に取って置け。人と違う生き方をしよう。そうは思わないか?以上。
すると、すみませんでした・・・と言うので、すみませんでしたと言うのなら、

有難うございましたに変えてくれって言ってるだろ・・・他の人になら、それでも
あっているだろうが、俺にはあっていない。すみませんって言うのは、二度としません

って覚悟の声明文。何度も繰り返すお前には合っていないし、それを聞くと俺は
弟子に何も伝えられない無能な師匠と言われている気になる・・・朝から。

しかし、有難うございました・・・なら感謝されているように聞こえる。
それなら日々の声が聞こえてます・・・と言われている気がする。

まっ、声が聞こえるのならまともになった証拠。これなら頼もしい弟子なのである。

さて、そんな中、キウイ教室が始まる。すると珍しくかぐやが自分から失礼します・・
と電話を切らずに残ろうとする。少しは意味が判ったのかな・・・?

普通に挨拶をしたので、おいおいそうじゃないだろっ・・・お騒がせしましただろっ。
全く礼儀を知らん奴だなっ・・・って言うと、キウイがkatsuさんはかぐやさんに厳しい

って言うのね。だから、こいつは最終的に俺の横に立ちたいって言ったんだよ・・・
なら、俺が出来る事くらいは出来て当たり前じゃないかな?だろっ?

しかもだ、キウイは絶対ブログを観ていてくれている。それならお騒がせしました・・・
は当たり前だろっ?芸事をしている人なら、離婚してもそうして頭を下げるもの。

つまり人に観られる生き様はそう言うものなんじゃないかな?今から出来ずに今後が
あるかな?叩き込む、反復練習するべきだし、それが慣れ。

そもそも、キウイの作品だって同じで、コツコツやったから今のキウイがある。
やる気があって続けたから今があるのであって、

私も・・・なんて簡単にキウイの作品を真似出来るとでも?あははは、無理だなっ。

追う気があるのなら、1歩1歩の繰り返しであって、それが継続は力なりに繋がる。
いきなり人はそうは変われないし、変わった所で単なる一夜漬け。身に付いてはいない。

仮に出来たとしても、その場しのぎにしかならない。まっ、続かないし出来ないがね。
・・・とそんな中、のりちゃんお母さんがやって来た・・・

キウイとご挨拶をして・・・おいおいかぐやもご挨拶じゃねぇの?きちんと声を
出さないと盗み聞きになるよ・・・います・・のアピ-ルして行かないと・・・。

すると、キウイがkatsuさんのお弟子さんのかぐやさんで・・・と紹介してくれると、
先日の富岡でお会いする方だった人・・・と憶えていて下さった。

そんな中、いきなり次にやる勲章の作品のお客さんが入って来て、どうやら急に偉い人に
会うらしく、そこで俺を紹介したいから、何でも良いから何か無いか?って言うのね。

そもそももう1点持って行っている・・・だからそう急に言われても無いですよ・・・と
言うと、何でも良いんだ・・・って言うので、何でも良いなんてもん見せて、これが

俺だなんて言われる事が嫌です・・・と言うと、生徒のだって良いんだ・・・と言う。
だから、今慌てて何でも良いなんてやらなきゃ伝わらない人なら、別に結構だから・・

と言うと、そう言ったら身も蓋も無いじゃないか・・・と言い、更にじゃ勲章を見せれば
言いかっ・・・と帰られた。見せたい相手はその人やその回りの人だったんだね・・・

つまり何かのパ-ティなんだろう・・・きっと。ん・・・宣伝してくれるのは有難いが、
残念なのは、そんな安い見せ方は辞めて貰いたいんだけど・・・。

それじゃきちんと伝わらない・・・。そもそも帰られた後に、キウイにもお母さんにも
俺は失礼しました・・・と謝らなければならない・・・。

作品のお客さんとは言え、先にいた生徒さんに、お教室の最中に失礼しますのご挨拶も無く、俺の無礼では無いが、俺のお客さんの無礼を謝罪するのは当然。

ただ消して悪い人では無く、katsuの事を宣伝したいだけの人なんです・・・と。
しかも昔から知っている訳でも無く、ここ数ヶ月の話で・・・

と、それはそうと、その後にキウイがお茶を入れようと席を立った時に、お母さんが
すかさずキウイの作品の前に座って観たので・・・・あらまっ、モザイク好きに

なりましたね・・・って笑うと、えっ?って顔をして、だって生で観たいんですもの・・
って言うのね。ねぇ、お母さん、キウイは最近のサ-クルには持って行かないけれど、

昔は毎回持って行ってたけれど、今までこんなにじっくり観なかったよね?って言うと、
困った顔して・・・あの時は一生懸命やってなかったから・・・って。

そうなのね、つまり今は何と無くじゃなくて、一生懸命やってんのね・・・ほら、
作品観なくても姿勢が変わったでしょ?ならば、上手くなって当然でしょ?

キウイぃぃ、やっと本気で観て貰ったのね・・・良かったのね・・・こんな作品が
本気で観て貰えないなんて、先生としては寂しいのね・・・。

けれど、本気でやっていない人には大きいぃぃ、凄いぃぃ・・くらいの興味しか無い。
残念ながらさっきのご主人の目には入らなかっただろうから・・・。

ただ、一生懸命になったお母さんの目には留まった・・・これで十分。
すると、キウイが、かぐやの作品に付いての話をしてくれたんだけれど・・・・・

一度御覧になると・・・私よりも・・・と言うので、それは弟子だから・・・。
と言って俺は説明しないとならなくなったのだけれど、要するに弟子は仕事がしたいって

人になるのね。つまりプロ野球と社会人野球のような関係。厳密に言えば、独立リ-グ
って感じかな?俺達は・・・。何処にも属していないから、勝手に立ち上げた団体。

プロ野球は機構。しっかりしている。ただ俺達はプロとして続けたい人の集まり。
独立リ-グも同じかな?つまり生徒は、社会人野球って感じに当てはまるかな?

プロでは無いのね。他の事をやりつつ・・・だから。だからキウイは限りなくプロに
近い社会人のエ-スで、かぐやはプロを目指す独立リ-グのエ-ス。

歌舞伎なら血だが、落語なら血は関係無い。やる気があるのなら誰もが目指せる。
ただそれにも名門もあるし、立川流のように独立団体もある。

そんな話をすると、katsuさんは何処に行きたいんですか?・・・とキウイ。
そうね・・・中村屋も良いね・・・

まっ観る人の勝手って言うのもあれば、やる人の勝手もある。それで五分。
中村屋・・・ああ言う生き様・・・悪く無い・・・若干の憧れもある・・・・

芸を磨くってのは、人も磨かないとね・・・って言うと、お母さんも磨かれちゃいますよ
・・・・ってキウイ。とても面白い事を言う人だ。

何がどうしたいか?本当に判ったのは、かぐやになるのかな・・・きっと。

そうね・・・独り言って話になるけれど、世界の巨匠と言われる北野さんは、日本では
たけちゃんって言うお笑いの巨匠・・・・それがテレビでイタリアの何分の一かでも

良いから、日本でそう言う扱いにならないもんかな・・・って言ってた。俺もそう思う。
ただ亡くなったらそうなるのね・・・きっと。みんなそうだったように・・・。

日本ではね。さてそれでは、俺程度はどの程度で終わるのだろうか・・・?楽しみである
そもそも中村屋を見ていて思うのは、格式や伝統、家柄・・・これがエリ-ト。

歌舞伎って言うのはなりたくてもなれないが、なりたくなくてもならなければならない。
それが落語や相撲なら血だけが無いだけで、目指す事なら誰でも出来る。

それでもきちんと流派も成立し確立して認知度もあるから、しっかりした団体に見える。
しかしそこを脱退した立川流とて師匠が師匠なだけにそれ相応の団体でもある。

ただそれがそう言った格式や伝統が無い団体となると、どんなに認知度はあったとしても
軍団なんて表現をされる。それとて一枚岩的表現をされるくらいになると、またそれ相応

の扱いも受ける事になる。さて俺達は何処を目指せるのかな・・・?何処へ行けるのかな
・・・・?俺はそれがkatsu・・・って場所に行きたいのね・・・

何処にも当てはまるのが嫌なのね・・・先人の作った枠の中で生きるのが嫌。
そんなに枠が好きなら、俺が枠になりたいもんなのね・・・後世に残る・・あはははは

こんなばかちんに良くも付いて来てくれる人がいる・・・これがすべての感謝。
何しろ開拓ってのは1人じゃ出来ないからね・・・・



また1人着実に上手くなっている。

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