katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

久しぶりのキウイとローラの相席教室

2021-11-03 00:16:04 | モザイクタイル教室

今日は久しぶりにキウイとローラの相席教室。第一声が久しぶりから始まったんだけど、作品を見るなりキウイが凄いって。そうね、久しぶりに見たキウイは衝撃あると思うのね。あの頃とはちょっと違うのが判るみたいなのね。

まぁ簡単な話で、一体何が変わったか?って言うのは、判断する目と、それって美しい?って意識の2点だと思うのね。まず先日の比喩のみたらし団子の話になるんだけれど、まだ未熟側にいると、甘いか、辛いかのいずれかに片寄るのね。

じゃそんな片寄った考えでモザイクをしたとすると、先に進みたいとキチンと作りたいの葛藤になるのね。そもそも文字の通りで、キチンと作ろうとすれば、時間が掛かるような感じがしない?となると、問題は進みたい・・・なのね。

進みたいって言うのは、時間の速度の話で、美しさ重視には聞こえないのね。つまり判りやすく、悪意を含めた言葉に変換すると、進みたいって言うのは、美しさよりも早さなんで、まっ良いか・・・って事になって行くのね。

逆にキチンと・・・ってのは、キチンとどうしたいの?って事で、その後の言葉が省略されているのね。そこで美しく作りたいとすると、キチンと美しく作りたいに変わると、全くスピード感は無くなるけれど、美しさは重視されるのね。

つまり相反する意識の葛藤なのね。みたらし団子と比喩したのは、そう言う事。これが未熟側寄りの考え方になるのね。ただ厄介なのは、その未熟さで、美しい側重視になれば、全く進まない事で、気持ちも折れる事が多々あるし、逆に

速さ重視になれば、仕上がりに満足感が生まれないから、何作目かで飽きて来る。当たり前の話なのね。だから、美しさ重視になり過ぎなら、そんなに最初から根を詰めなくても・・・になるし、逆に慌ただしいように見えたら、もっと

丁寧に・・・なんて声掛けになったりするのね。更にここにオリジナルなのか?模写なのか?で意識の持ち方が複雑になって行くのね。もしオリジナルなら、どうしたら美しくなるか?を考えないとならないから、答えが出るまで進めないし、

逆に模写なら、考えなくても良いが、模写する対象物を穴の開くほど見て、似せようとしないとならないのね。こちらは楽譜、レシピ、設計図と言った正解に沿って作るみたいになり、好き勝手は許されない。

本来ならば、どちらが自分に向いているか?なんだけれど、最初からそんなのは判る訳も無く、だから作りたいものからのスタートになるのね。こうやって掘り下げて行くと、何故挫けちゃったり、折れたりするか?の理屈が判って来るのね。

そこに更に小学生であろうが、中学生であろうが、子供達が完成しなかった事があるか?となると、そんな事が無い理由に繋がって行くのね。その決定的な事が、ある程度強制力が無いと、自由過ぎると続かなくなる事が多いと言う事。

つまり子供達は、宿題って言う子供ながらの重みを背負ってやるのと、大人の何と無く趣味って言う事だと、一体趣味の定義ってどんな感じ?となると、強制力は一切無いから自由なのね。しかも趣味で自由となると、本人次第なのね。

ここにも言葉が隠されていて、そんな質問をされた事は無いだろうが、どんな趣味にしたいか?みたいな感じな時に、目的や目標として、上手くなりたい・・・って言うセリフは良く聞く言葉なんだけど、どの位?って事になると、ん・・って

詰まっちゃう事があったり、趣味だから・・・と自分で規制をする人もいたりするのだけれど、これらは全部自己完結な話なのね。子供と違って自由なら、強制無しでの成功を手に入れないとならない訳で・・・。

それが継続は力なりなのね。強制の子供の場合は宿題って課題に加えて、夏休みって言う短期間を走り抜けるやり方。まぁ100mダッシュみたいなもんね。所が趣味って言うのは、一体どの位最低限やったら良いのか?ってどの位かな?

この質問は最低限って話ね。例えばスノボーが趣味って言って、冬に1回やるだけ・・・こんな場合、趣味って言い方よりも1回やった・・・って感じになる。これが5・6・7・・と数字が多くなると、何処かでへぇーって感心されたりする。

つまりその変化が起こる前あたりの数字が趣味に思える回数なんだろうね。これが季節もののスノボーだから、ワンシーズンに片寄る話で、日常もやれる趣味となると、恐らく月に1回はキープなのかな?って事になる。

つまり年間12回なら趣味に見える感じだとする。時間にして36時間って事ね。長くなったけれど、久しぶりにキウイが見て、凄い・・・って評価がどうして出たのか?はこれが理由なのね。つまり趣味なら年間36時間をやっていたらキープ

出来るのだけど、コロナ渦でもし止まっていたら、あの時のままなのだから、そんな言葉は出ないのね。しかし、アトリエに来なかっただけで、自宅で進めていたのなら、時間はキープされていたのだから、趣味のレベルはキープしていた事

になる。でもキウイは以前も見ていたはずなのに、久しぶりに見た作品に凄い・・・って評価をした。つまり質に〇を付けた。進んだだけなら、進みましたね・・・で良いはずなのに、美しさの点の評価をした。この時点でいかに進む事より

美しさ重視で、しかも自宅でやっていたか・・・になる。もうバックは同じ事の繰り返しで、色も1色なのね。だから習った事の復習なのね。復習なら自分でも出来る事だったりするのね。ただアトリエに毎月1回来るって言う事が、若干の強制力だったりするから、

継続するって事もあったりして・・・しかも先生が横にいるのといないのでは、まっ良いかの回数も変わって来たりすると、質にも影響する訳で。そんな理由が凄いと評される結果に繋がったのね。ただ、本人にそれ程の自覚は無く、きっと

頑張っていたんだろうね・・・でもそれもまた継続は力なりなのね。続けていたのだから。しかし改めて見ても良い目になって来たなぁ・・・と思うのね。勿論、切る張る技術はある程度反復していれば、上手くはなって行くのね。

けれど感じる・・・って感覚も一緒なんだけれど、中々そこを大事に考えるまでは時間が掛かるのね。切る張るが上手くなればなるほど、それに頼る傾向にある。けれど、目に見える技術って言うのはある程度になると、進歩が難しいのね。

目に見えるから、上達も生々しいから、差が判りやすいのね。だから急激に上手く見えたりするけれど、ある程度、上手くなった・・・と言う評価を受けると、上手い前提になるから、ちょっとやそっとでは、納得しなくなるのね。

自分も他人の評価も・・・当たり前になって行くから。実はそこからもう一皮って部分が、目に見えない事、つまり感じる事なのね。良く繊細なんて言葉を聞くが、ただ細かい事が繊細と思われているが、それは目に見えている事なのね。

本当の意味の繊細さって言うのは、目に見えない事だったりすると思うのね。まぁ簡単に言えば、近頃良く聞くのは、伏線の回収みたいな事で、演技としての俳優の技術とは違う、内容に対する話なのね。

考えるとか、感じるって言うのは、別にその分野の技術とは一切関係無いのね。別に歌が下手でも歌詞や曲は作れるし、図面が引けなくても家は建てられたりもするし、漫才はしないけど、放送作家みたいなネタを書く事も出来る。

つまりオリジナルって言うのは、その両方をするって意味なのね。だから普通は難しいのね。その難しい事をいきなりは流石に無理だから、最初は真似て一部だけでも、オリジナル感を入れたりして・・・徐々に増やして行ったりして。

それをキウイが評価したって事になると、上手い人の評価は励みになったりもするから、もう一息って気持ちになったりもする。これは先生には出来ない事だったりするから、相席ならではの出来事なのね。先生と生徒では無くて、

生徒同士だったりするから、共有出来るものがあったりするから。いずれにせよ、後少しなのね、だからこのままキープ。そんな中、キウイはと言うと、

今日はプレゼント作品って事で、大作は休憩。あの大作を知っている人なら、ここに指導なんて・・・と思うだろうが、そうね、切る張るには何も無いのね。でも目地となると話は別なのね。簡単な話、凄く切る張るが上手いって評価をしたとする。

じゃ目地も凄い上手いの?そんな事は無いのね。ホームラン王が守備が上手いか?って言ったら、そうとは限らないのね。そっちが余りにも凄いと、そこからすると、見劣りする事は多々ある。まぁこれがバランスの悪さなのね。

ウチは余り小物を作る人が少ないから、作品が終わるまで時間が掛かる。その時間と目地の回数からすると、イメージとしては、100時間切る張るをして、目地3時間みたいな感じになるのね。それが体験のような作品なら、3時間切る張るして

3時間掛からず目地・・・ほぼ一緒に上手くなって行く感じなのね。ただ、その繰り返しは同じようなバランスで上手くなって行くけど、小物制作ばかりだと、短距離しか走れないランナーになるのね。それはその小さな空間でしか、アイデア

が出なくなる癖が付くし、ロングランの耐久みたいな気持ちには耐えられないのね。でも、大作に耐えた人は、そこから比べれば・・・って事になるから、小物に果てしなさは感じないのね。ただ小物と言えど、オリジナルとして考えているのなら、

考えるって言う生み出す力は付くけれど、大作が模写の場合、考えるって部分は鍛えていない事になり、小物とは言え、えっと・・・と悩み疲れしてしまうケースもある。まぁこうして文章にすると、小難しい話ばかりで、詰まんなそうだけど、

途中、棟梁から電話があって、楽しそうで良いなぁ・・・って和気あいあい感が伝わったのかなぁ。って感じだったのね。まぁそれにも増して、キウイは小物で息抜きだし、ローラは上手い人に褒められたんだし、そりゃ良い結果なのね。

そんな後は、diybaseでのワークショップのサンプル作り・・・。

まだ張って無いんだけれど、ペンキ塗りはほぼ終了。

 


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