katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

diybaseさんでの出張教室

2021-11-28 08:03:33 | 出張教室

今日は午後からコーナンさん内のdiybaseさんの出張教室。それまでの前後は隣のコーナンさんのDIYラボブースで、下地彫り。これも良い宣伝になるのね。そんなこんなで始まるも、ちょっと手違いがあったみたいで、2名だったのね。

まぁそんなこんなで、お1人は先日いらした方の友人の人らしく、もう一人は小学生の女の子。

まぁ二人ならマンツーマン的な話になるだけで、体験って内容では無くなって来るもので・・・例えば、丸のタイルをどうぞお好きなものをお選び下さい・・・って事になるのね。そうなると、当然バックもお好きなもので・・・になる。

つまり好きなものだけを選んだから、自分の好みになったはずなのね。所がそうならない事があったりするのね。おかしいでしょ?でもそれは簡単な話で、例えば甘いものが好きって事なら、みりんに砂糖に金平糖って甘いものだけを入れれば良いのかな?

そんな事は無いでしょ。場合に寄っては塩なんて事もある。まぁ理屈はそんな事ね。つまり簡単な話、甘いものだけを選んでも、甘いもの同士がぶつかれば、どの甘さを引き立たせるか?を考えないと、みんな喧嘩しちゃうのね。

そんな事からも、実は何でも好きに・・・じゃ無いのね。例えば、丸とバックにパーツが分類される。丸は数個だけで小さい。当然バックは多い。ではこれを映画の監督になって考えて見ると、5人のプリキュアを自分の好きな色で選んだ。

こんな場合は、その子達が小さいながら主役になる。つまり主役と被った色合いのエキストラは要らないのね。主役が目立たなくなるから。しかも主役が小さい子供・・・バックのエキストラの方がでかい。つまり色は薄目の方が良いのね。

そう考えると、2つ目の彼女の作品って、イースター色のように淡いバックになっているから、丸が目立つのね。しかも黄色の丸をきちんと避けて、バックにも黄色を使ってある。上手く見えないはずが無いのね。

もう一人の方の場合は、今度は主役を後から考えるやり方ね。まず全体像を決めるのね。アクションなんだか、恋愛なのか?はたまたコントなのか?こうした全体像を決めずに好きな事だけを選んでも、結果は中々付いて来ないのね。

そんな中、サンプルなんか気にせずに、お好きな色は何ですか?の質問にブルーって言うので、味付けは濃いですか?薄いですか?となると、薄目・・・って事なんで、だったらバックが薄いんで、何色の丸でも良いですが、シンプルに大人っぽいなんて事なら、

パンチのあるブルーなんて入れとくと、ちょっぴりスパイシーな味付けになりますよ・・・なんてお知らせも出来たりする。そこに自分の好きな紫なんてのを入れたりしたんだろうね。さじ加減ってのはそんな事なのね。

これが全部同じ色の濃いブルーでは、確かに安全ではあるけれど、遠近感が出ず、ペタっとしちゃうのね。色を少し変えた事であっちにあったり、ここにあるみたいに、丸だけでも表現されているのね。

つまり濃い目のブルーはここにある。紫はあっちにある。そんな表現になるのね。まぁ言葉で言うのなら、これ、あれ、それ・・・ラップじゃ無いが、韻を踏むとこんな感じ。これ・・は手が届く。それ・・・は手が届かない微妙な位置。

そしてあれ・・は遠くの表現。これが五感の1つ視覚の操作。どう見せるか?がテクニックになるのね。これを聴覚で表すと、ドン、トン、スーみたいになるのね。これ・・は近い表現だから、ドンと叩く。それは微妙に濁点を取り、トン。

全力では叩かない。そしてあれは、遠く・・・つまり余韻で良いのだから、叩かないで、叩いた1つ前を切らずに伸ばす。こんな感じになるのね。こう言う事を上手い人達は見る側、聞く側を操作しているのね。偶然じゃ無くて必然に。

昔、初代三平師匠が子供に、お父さんが笑われている・・・って言ってたのを、笑われているんじゃ無くて、笑わせているんだよ・・・ってエピソードを聞いたが、まさにその通りで、釣れたは偶然、釣ったは必然なのね。

ただね、アトリエ教室なら、この程度の話は普通でも、体験に必要か?となると、楽しい・・・が一番大事なんで、あんまり小難しい話もね。まぁそこを取扱説明書にならないような馬鹿っ話に聞こえるようなお知らせの表現にするのね。

あっても無くても良い話として・・・必要な人は必要だし、必要ない人は、無くてもそっとして置いても楽しいから。だって物作りが嫌いな人はここには立ち寄らないからね。そもそも読んで字のごとく、diybaseなのだから・・・。

まぁ先日もそうだったが、片付けをしても1時間半位で終わっていたから、今日も順調だったのね。まぁ楽しんで頂けて何より。そんな後は下地作りのお客さんに早変わり。

ひとまず全部彫り終わって、アトリエでペーパー掛けとペンキ塗り。

黒の表面は2度塗り終了なんで、後は白の2度塗りと、裏面を塗ればペンギンは終了なんだけど、これはフック部分の木とフック付けが残っているのね。ツリーは輪郭の溝のペーパー掛けと、オイルとペンキ塗り・・・。

明日どこまで追い込めるかな・・・

 


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