katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

リピーターさん教室と金魚の壁画

2023-10-13 06:50:44 | モザイクタイル教室
今日は夕方から、ちょっと変わった形の小さめなプランターを作っているリピーターさん教室。それまでは金魚の壁画。

冬のゾーンに入って、今までコロって淡いタイルを繋ぎに雲みたいに切っていたが、このゾーンで少し使い方を変えようと思っていたのね。今までは緑の部分は、金魚の水って緑色だったりするから、

って意味で使って、春は桜でピンク、夏は水で水色、秋は稲穂で黄土、そして冬は氷でグレーなんて色分けしたのね。そしてモヤモヤって感じの雲みたいなゾーンを韻を踏むように同じ雰囲気で

作って来たのね。こうする事で、色は違えど似たような事が安定感に繋がると、音楽ならタンタンタンタンみたいなリズムの統一とか、きっと、もっと、ずっと、そっと・・・みたいな韻を踏むと

心地良い響きに感じて、安定感が素敵な雰囲気になる。つまり五感の話なんだけれど、それは聴覚がそう感じているのなら、視覚としても同じような感覚になるだろうから・・・って事からなのね。

しかもその上、コロってタイルは淡いから、ほぼ主張をせずに他のタイルの邪魔はしないって言う、献身的な補助をしてくれるのね。ピンクなのに、他のピンクの邪魔をせずに、よりピンクの

色を増す事が出来るのね。ほぼ味覚なら、出汁って感じなのね。こんな説明の元なら、普通は同じ事を繰り返せば、安定して終われるのね。ただ音楽でも使われる、安定的にタンタンタンタンの

リズムを一定にすればするほど、人の耳は慣れるのね。しかも次も次も同じ事が繰り返されると思い込むものなのね。そこの裏をかくと、2番で音を止めたりすると、えっ?って違和感が素敵に

聴こえたりするのね。そんな事を利用するのなら、今までの使い方とは違う使い方をすると、違和感を感じると思うのね。しかも薄いコロ。更に他よりも主張しずらい薄いグレー。

そんな事をするのならここなのね。しかもどうやるか?の時に当初は、冬は雪の結晶なんてもんがあるから、使いやすいな・・・って思っていたが、クネクネした波のような模様が、結晶を

作るには非常に難しいだろうな・・・って事になった。理由は結晶って直線や直角みたいにキチンとちゃんとが要求されるが、このクネクネを通過させる時にずれる可能性が高いから。

ただアイデアとしては悪く無いから、使いたいんだけれど・・・って思っていた時に、氷のヒビは?って思ったのね。中々悪く無いが、とても難しいのね。何しろ今まで張った所を通過すれば、

安定的なデザインの邪魔をしようとするのだからね。確かにヒビはガタガタしているから、結晶よりはマシだけれど、大変なのは、それが終わった後の模様部分・・・さてどうなるかなのね。

ただキチンと狙って切れる技術があると、アイデアが実現に向かうのね。とても当たり前の事なんだけれど、例えば切る張るって技術は反復練習である程度までは誰でも出来るようになるのね。

でもオリジナルを作るとなると、何をどうしたい?って言う事を、モザイクをする前に考えないとならないのね。どの分野でも一緒で、これも五感の話で、味覚の料理の場合なら、包丁さばきが

上手くなり、味付けも上手くなった。つまりレシピ通りに作れる。じゃオリジナルは?となると、新作料理になる。それはカレーでも肉じゃがでも、炊き込みご飯でも無いのね。そう言う言葉が

ある料理じゃ無くて、今まで食べた事の無い料理を考えないとならないのね。つまり今までの腕とは関係ない話なのね。そうかと思うと、聴覚の音楽なら、楽器が弾けるようになり、楽譜も読める。

そんな腕を持って、じゃオリジナル楽曲って事になると、譜面通りには初見で弾けても、曲は楽器を弾きつつ作れたとしても、歌詞は?ほら楽器が弾けるからって書けるもんじゃ無いのね。

それがモザイクは視覚なのねってだけ。オリジナル制作ってのは、どれも考え方は一緒なのね。つまりいよいよオリジナルって時は、その考えたものを形にしようとした時に、難しいラインの通りに、

切れたりすると、より理想に近づけるって話なのね。そんな事を踏まえて、リピーターさんを見ると判り易いのね。まずこれが初めてのモザイク、つまり体験教室だって事なのね。

しかも持ち込みの下地。ただ植木鉢のように丸いものよりは面ごとに考えれば、平面の繰り返しなんで、クルッと回るデザインを考えるよりも割りと簡単だと思うのね。ただ切るのが初めて。

つまり安心安全の場合なら、下から4列を張って上に切ったパーツを入れれば、半分っぽいものを上の部分をグルっと繰り返せば良いのね。好きな色を選んでね。そして色の組み合わせだけを

楽しむ。これでオリジナル完成。そう簡単に出来るのは、この下地のお陰なのね。何しろ他に無いから・・・。つまり楽譜通りに演奏、下地通りに張ったって具合ね。でもそう簡単に売っていない。

だからオリジナル感が出しやすい。所がこうしてお花のようなデザインを入れたとなると、その形に切らないとならない。でも初めてでもこうして同じように切れた。しかも硬いコロ。

同じように切れると、きっと、もっと、ずっと、そっと・・・になる。同じ形で色違い。もし同じ色なら、きっと、きっと、きっと、きっと・・・になる。それが市松のように繰り返せば、

きっと、もっと、きっと、もっと・・・って事になるし、どれが自分のオリジナルか?って考えれば良いだけなのね。ほらそう考えれば、そう切れる?ってだけ。ただどれも同じ形だから有利。

ただここにはやった人にしか判らない事があって・・・じゃ花びらを切るのと、真っ直ぐ切る・・どっちが難しい?って言うと、大抵は花びらって思うのね。ただそうでも無いのね・・・。

花びらは確かに何回も切って整える事になるのね。だから確かに難しいのね。でも初めてでもこうして切れた・・・最初は切れるのかな?って不安が、おっ結構行ける・・・って気にさせるのね。

これが自信のかけらくらいになるのね。ただ切れるじゃん・・・割りと簡単じゃんって思ったりすると、自信は過信に繋がっておごりになるのね。それが後はバック・・・とか、油断になると、

簡単だと思う気持ちが、思うような結果にならなくてへこんだりするのね。ただこの方は最初から上手く行くはずは無いですよね・・・って気持ちと、持ち込みの下地で良いんだ・・・って事が、

自分の好きなものスタートって言う事で、楽しいって事から始められたのが良かったようなのね。まぁそこは俺の趣旨でもあるんだけれど、老若男女みんなバイエルから・・・ってのはね。

ただ教える側としては、みんな一緒の教材だと、制作順序も一緒だから、学校チックになる。けれど進行具合だったり、グレードの比較がしやすくなるから、優劣が付けやすいのね。

これだと弱者を救済しずらい。そんな事もあってみんなが違う事をすれば、そんな事は解消されるから・・・ってのが方針なんだけれど、人と違う事がしたい人には良いんだけれど、常に良い事と

悪い事は背中合わせで、つまり何かを提案されないと・・・って考えるって事をしたくない人には、余り向かないのね。つまりサンプルありき・・・って事になると、毎回何かしらのサンプルが

必要になるのね。しかも大抵は、このサンプルは好きだけれど、これはなぁ・・・って事が起きているもので・・・そもそも先生の好みで作っているのだからね。そりゃ、大先生になったら、

良いなぁ・・・あれってな事を続けられたりもするのね。それには受け入れる側の姿勢も必要だし、こちらの提案の洗練さも必要だし・・・しかも簡単に真似出来ないとならないって言うのは、

作家katsuのスタイルの個性的って言うのとは、全く逆の考え方になるし、先生katsuって言う立場で、女性の好みを当てる・・・そりゃ不可能に近いのね。後は若干のプライド。そもそも、これが

世の中で流行っている・・・って言う事を知ってから、そのタイル使って成功して嬉しい?って事になると、それもどうかな・・・ってね。常に発信者側を目指すんじゃ無いの?ってね。

ただ流石に個性的って言うのは、個性的過ぎたりもするのね。他に無いもの・・・って考えるからね。そうすると突飛なものなんて事や、変わっているでは無く変なものになったりもする。

音読み訓読みでガラッと変わるのね。紙一重なのね。それが凄く良いって事になると、しながわ水族館のようになるし、それはそこに集まる人が深海生物好きだったからって理由も加味されていて

・・・単なるカルチャーくくりでは、趣味趣向なんて多様化しているし、以前江東区のキャラで、って企画は、人が集まらずに開催が中止になったりもしたのね。ゆかりが無いと駄目だったり、

ゆかりがあっても駄目だったり・・・でもゆかりがあろうが無かろうが、ミッキーなら大成功。いかにキャラが立っているかって話ね。でも流石にそんなキャラを描けるなら、モザイクしなくても

良いじゃんってな話。絵で勝負する人はいっぱいいるからね・・・しかも、体験って言うのは、切れば難易度は上がり、切らなければ既存の形のあるタイルが欲しくなる。それが丸だのハートだの

クローバーだの・・・ってね。それをお客さんは家庭で使うから、建築材の大きさでは大き過ぎるからって、メーカーサイドは、小さくしたりして・・・ただこれも見慣れて来たりする。

勿論大抵は初めてだから、新鮮だったりするが、中にはツワモノがいたりすると、結構知られていたりもする。それと先日、山周さんとも話したが、可愛いタイルってのは不利なんだよって話。

可愛いってのは、安いって感覚で、凄い素敵ってのは、凄いから高いって感覚なのね。例えば、子供を連れて買い物に行く。駄菓子なら触っちゃ駄目よ・・・の後に、〜って付けた感じの言い方に

なるとしたら、少し高級なたたずまいの店の商品なら、少し慌てて触っちゃ駄目って後には、!が付くと思うのね。こんなニュアンスを瞬時にしているとしたら、建築なんていくら掛かるの?

それを設計士なんて、我先にって新しいものを使いたい人達・・・しかも海千山千。おっこれ良いじゃん、可愛いじゃんって見つかっても、値段を見て可愛く無いじゃんとなりがち。でもこれが、

これはお洒落だな・・・高級そうに見えるし・・・って値段を見たら、やっぱりこの位はするよな・・・って思った通りになったり、おっ意外と安い・・・って設定が高い分、大きな変化は無いのね。

それがほんの少しだけなら、一般の人でもそんなに違和感を感じない事もある。それは建築ほど使わないからね。こんな理由もあって、今人気なのはランタンって形のタイルだったりするのね。

ただ中々の大きさで、トレイくらいなら良いが、何枚張っておしまい・・・って事だと、教室向きでは無いし、そもそも体験設定料金っていくらにする?って事にもなると、考えてしまうし、

もっと言えば、こちらとしては山周さんやティーアートさんのタイルで・・・ってこだわりもあったりする。素材の良し悪しだけなら、先生いらずだしね。やっぱり作品を見て、例え体験でも、

katsu?って思われるようで無いと・・・って思ったりもして。ただそこら辺のバランスなんだけれどね。まぁいずれにしても、そこらをご理解されている事が、非常にやりやすいのね。


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