今日は朝から忙しい日程でね、まずはリピーターさん教室。ここは安定していて、1cmタイルを切るって事も、1日分の進む量も気にならないし、何より楽しそうなのね。つまりこれが心技体みたいな話で、みんな揃っている気がするのね。
技術としての技、これは1cmタイルで、同じ事の繰り返しだし、色も新しい展開も特に無いのね。それでも平気で普通に進める。慌てる事無く、淡々と・・・でも楽しいって言うのは、心だし、体なんてのも、3時間の教室位では、全く何でも無い
感じも、イメージとしては1試合フル出場しても、ヘトヘト感が無いみたいな感じって言うのは、上手くても来た時と、帰る時の比較が疲れ果てている感じ・・・って言うのでは、場合に寄っては後半に、根気が続かないとか、握力が落ちるとか、
質に差が出てしまう事になっちゃうのね。そう言う点で、何か全部揃っちゃっているように感じるのね。こんな感じだと、時間が解決する・・・なんて表現になるのね。さてそんな教室が終わって、次は新作の打ち合わせの為に、埼玉へ。
一度看板のような大きさの金魚表札を作らせて頂いた方で、金魚愛好家なのね。右側にチラッと写っているが、本来なら車庫になるだろうスペースが全て金魚の飼育に使われているのね。以前工事中の時に伺った時と違い、完成したものを
見ると、やはり装備やら、数やら、何か金魚屋さんと何ら変わりないのね・・・昔のアトリエで俺も飼っていたので、良いなぁ・・・って思う気持ちもあるが、それよりも何よりも圧巻って言うのが一番に出て来る言葉なのね。
それと本気な人の表現には、素人には違和感すら感じる言葉があって、金魚を飼う・・・って一般の人は言うのね。これは、生きると死ぬの2つ表現を抱えて、生き続けると良いな・・・みたいな感じの飼育の人の言葉となるのね。
それが愛好家以上になると、金魚は作る・・・の表現になるのね。つまり買い方1つで、ただ病気をさせずに長生きさせるのでは無く、自分の美としての追求になるから、やれこうしたい、あぁしたいって希望の為に、体100に対して尾60とか、
理想を求める為の交配やら、餌の与え方、量、水を取り替えるタイミング、時にはダメージを与える行為での強化・・・つまり特訓に寄るエリート作り・・・野放しでは無いのね。ただ生きて大きくするとは大きく意味が違うのね。
そんな中、洗面器を何個も出して、見せてくれたんだけど、こう言う時、凄く緊張するのね・・・例えばね、大野莊みたいに伊勢海老やアワビと言った、名物がある旅館でね、飛び切り良いのだよ・・・って出されてねノープレッシャーの人は、美味しぃぃって言うんだろうね。
とか、今まで食べた中で一番とかね。ってそもそも、そんな人は何度か味わった事があるじゃん・・・って話なのね。俺の人生に伊勢海老だのアワビなんて見た事はあっても、食べるって・・・一体いくらすんのよって話なのね。
貧乏ってやーね。とかさ、メロンの森の仕事だって、メロンなんて披露宴しか食べないし、家庭が無いんだから、食卓には出て来ないしね。それがウナギの時もあったし、お土産なんて事もあったりする。でも日常の生活が貧困だから、
美味しいものって言うものの評価が出来る味覚を持ち合わせが無いのね。金魚も同じで、こだわりの逸品って言うのは、相当こだわりが強く、だからお勧めしてくれる訳で・・・。それと一度作らせて貰った・・・ここね。
これは労作展で賞を取った子と一緒なのね。1年目なんて言うのは、去年まで小学生。一人で出来ただけでも、十分だったりする。それを習って、時間を掛けて作った・・・一生懸命にね。そしたら賞が貰えた・・・こんな感じね。
所が2年目となると、受賞者として見られるのね。こう言う場合、話を大きくすれば誰でも簡単に判るのね。例えば、金メダルを取ったとする。鳴り物入り的な人なら、有力候補だから、人に知られた上だから、取ったんだぁ・・・になる。
逆に無名だと、えっ?って期待感無しでの獲得だから、凄さにプラスアルファが乗る。こんな違いがあるが、取った後は、どちらであっても注目度は増す。当然また・・・と期待値が上がる。そんな中、もし次に取り逃したら?
ではもし銅メダルだったら?・・・それで良いのは、アマチュアだけなのね。入賞で褒められるのもね。でもプロはそんなに甘く無いのね・・・何せお金を貰っているのだから。しかも、前回よりも期待しているから、金額も大きさも変わって
いるとなると、初めて見る時とは、見る目が変わって、以前の作品がベースになり、新曲、新作、新譜の発表は、1作目との比較になるものなのね。つまり、凄い・・・と言われたのなら、凄いの上乗せ、可愛いと言われたのなら、凄い可愛い
みたいな、そんな期待感になっているはずなのね。しかも、美術、芸術点みたいなものは、技術点は相当高く無いと、素人の人には判りづらいし、そうなるといかに似ているか?となるが、愛好家の金魚・・・誰でも判る金魚なんて1つも無い。
しかも養魚場の看板じゃ無いから、似ている金魚に文字・・・なんてのを頼まれた訳じゃ無いのね。恐らく欲しいのは情緒・・・だから、金魚の話と同じ位、田んぼに風が吹くから涼しいとか、桃の季節に生まれた娘の話とか、名前の由来とか・・・
いわゆる問診的な話題になるものでね・・・明らかにウチの金魚ってテーマじゃ無いのね。所がそんなに簡単な話じゃ無い事は、まだまだ続くのね・・・例えば作家katsuにお任せしますよ・・・みたいに、もう2回目だし・・・とか言うと、
するでしょ?普通の作家さんなら、判りました・・・なんて受けるんだろうね。でも俺はそうかなぁ?って思うのね。そうねぇ・・・自分の立ち位置と身の丈身の程って考えるとね、お任せ下さいを言うには、ハクが無さ過ぎるのね。
だから、一応確認の為にこんな質問をしたのね。例えば、金魚作家と名乗っている人達がいて、自分のオリジナルとして、ただ似ているのでは無く、勝手にイメージで体系やらを変えてしまう作家さんっているでしょ?どう思う?ってね。
聞く前に恐らくこうであろう・・・の予測は立つのね。そもそも体100に対して、尾60って寸法を言った人なのね。そんなこだわりがある人が、尻尾を短くて可愛くしちゃった・・・とか、尻尾を1mにしたなんて、気に入るはずが無いのね。
つまりやって良い事は、その寸法のままで、輪郭を残して、中身が花とか、そう言うデザインって言うのはOKなんじゃ無かろうか?なのね。でも、聞く前にこうして言ってしまうと、違う場合に言いずらくさせるのね。
美味しいでしょ?綺麗だよね?普通さぁ・・・全部そっちの意見じゃん。それってイメージ操作なのね。普通の会話自体が、感受性豊かなんて、視覚過敏みたいな持ち主は、洗脳のように聞こえるのね。本来質問って言うのは、どう?
この2文字に尽きるのね。ただ難しいのは、どう?の2文字の質問で、自分の思いの丈を言葉として表現出来るのなら、もはや作詞家、詩人、小説家、俳人・・・こんな人達側にいるはずでね・・・さっきの俺の味覚の話に通ずるものがある。
それでも視覚は俺なりの意見はあっても、味覚はそれよりも格段落ちる・・・って事なのね。いずれにせよ、以前聞いた情報に、今日の付け加えた情報・・・そこで感じた俺なりの気持ち・・・10年とか20年分、過ぎて行った感じがしたのね。
そして理想の金魚の作出に時間を掛けるように、娘さんが大きくなって行って、さっき会った小さい子が、女の人になって、ここを離れて行く・・・そんな日が来るのかぁ・・・みたいにね。少ない経験ではあるが、大人になった子達を見た
事がある・・・それは他人なのに、自分の知っている子とは違うような、でも同じなんだけど・・・でも・・・って、受け入れづらい事が多々あって、そんな中で1つの例なら、かぐやの娘やせがれと別々に2人でご飯を食べた事がある。
もう20を軽く越えた歳で、小学生だった頃とは違うのね・・・当たり前だけど。それがあの頃と違って、緊張させるのね・・・こいつら何飲むのかな?何食べるのかな?・・・何処が良いのかな?ってね。それが昔なら、あそこ行くか?で、
済んだのね。でも今はきっと気を使わせているだろうな・・・とか思っちゃうのね。懐具合とかさ・・・時間だって、大丈夫か?とか、どうしても気楽な感じにならないのね。そんな時は、かぐやと行った事がある所へ行ったりするのね。
味では無く共有。そうすれば、奴らが一緒に話をしたら、あっあそこね・・・みたいに話がしやすいだろうから。これがいつも感じる、何を食べたか?では無く、誰と食べたか?って感覚なのね。勿論、旨いに越した事は無いんだけどね・・・
そんな事を考えながら、話を聞いて、ご家族に会い、金魚も見せて貰って・・・その旦那さんにモチーフとして金魚は頼まれたけれど、それ以外は作家katsuに・・・俺に頼んだのはご主人だけど、あの子達・・どうしたら喜ぶだろうか?
さて構想開始って感じ・・・いよいよ本気で新作始めようかな?そんな後は、夕方から中学生教室。
宿題はやってあって、内容に問題は無かったが、予約日程の数が1日、2日足らない気がするのと、間隔が2週間位空くって言うのが気になって・・・それと一番の悩みはタイル・・・ティーアートさん何とかして・・・。
それと何しろ7月の進行具合で、先生katsuの態度は変わります・・・ってお伝えは、労作展の子達には言ってあるのね。終わらないと、どーにもならないし、かと言って、ここまでのグレードを落とすようでも勿体無い。
だから7月中・・・ここで余裕になる、貯金がしときたいのね。流石に貯金無しの8月・・・これは1年生にはきついだろうし・・・時間制限ありきって言うプレッシャーは半端無いからね。お見せ出来ないが、ここまではほぼ完璧だから。
それなに、時間が無いから・・・って最後はザックリって訳には行かないでしょ?ただ、俺の思っている他の宿題やら、クラブ活動時間が、今年は少ない感じがするのね・・・と言うよりも労作展頑張って・・・的な雰囲気がね・・・。
どうなんだろう?それも制作予定の相談に関わって来る話だから、様子を知らないと・・・。まぁ何しろ全ては7月終わりに、その後の方針を決めようかな・・・と。