katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

杏さん教室と側面とクリスマスと母

2024-11-05 02:44:44 | モザイクタイル教室

今日は杏さん教室。そうね、とは言っても、ネモフィラにもう教える事は無いんで、大事なのは他愛もない会話なのね・・・そもそもがオリジナルって何?って話。

それは自分が考える理想みたいなものが作りたい・・・って事でしょ?でもそれって、考えているだけで、頭の中にあるだけ・・・しかもぼんやり。

それが絵が得意な人なら、こんな感じ・・・ってラフとは言え、描けるから、あぁそう言う事ね・・・って俺に伝える事が出来れば、それならこんなのは?って、

やり取りは簡単になるのね。所がウチの生徒さんに絵画が得意な人はほぼいないのね。俺も含めて・・・。そうなると大事になるのは、言葉でニュアンスを

伝えてくれないと、一体どんな感じにしたいのか?判るはずが無いのね。つまり個人レッスンとは?1人バスの伝達ゲームなのね。いかに伝えられるか?

しかも厄介なのは、杏さんのようにここまで切れる人になった。つまり切れれば切れるほど、切る腕はあるのに、伝えられない・・・って事になると、

楽譜が無いのに、腕利きミュージシャンみたいな感じなのね。そもそも初見で弾ける腕があれば、作曲が出来る訳じゃ無いのね。つまりその腕があればある程、

もどかしくなるのね。だから、大事なのは伝える練習。それは会話の能力が大事なのね。そんな中、今日イチだったのは、旅行の話だったのね。

例えば小学生の時の修学旅行から、新婚旅行とか最近の旅行まで、エビソード聞かせて・・・ってお題だったとする。記憶が古いと忘れてしまって、最近のは

もしかしたら、先週の話かも知れないから、生々しく話せるかも知れないし、歳を取ると、昔の記憶が鮮明で、昨日何食べたか?判らなくなると認知的な・・

って話になったりもする。じゃどんな感じか?となった時に、例えば、単なる記憶的に話す場合、何処に行ったか?誰と行ったか?何をしたか?みたいになり、

単なる説明的になれば、そうだったんだね・・・くらいの相槌で良くなる。こんな場合、ウチの犬は犬種は何、色は何・・・ただ報告的になる。

つまりウチの犬と言いつつ、図鑑みたいに別に変わんないじゃん、他のと・・って感じで、日本人の男みたいなザックリの伝え方になるのね。

じゃこれを、俺の場合にして見ると、俺小学校の時に学級委員だったのね。ってこれだけで、ちょっと特別な感じになるでしょ?それで日光東照宮に行ったのね。

これを言わないと、ただ場所だけだと、私もそうでした・・・はいおしまいになる。ただ共有しただけ。だから昨日のドラマ見た?・・・ってこの程度。

それを実は、一緒の班の女の子が、可愛い水色のワンピースを着てて、ねぇそれ1回着させて・・・って頼んだのね。そしたら1回なら良いよ・・・って。

でも、簡単なのは体育の後に、ちょこっと・・・なら、一瞬で終わるでしょ?だから、良く考えて、じゃ修学旅行に持って来て・・・って頼んだのね。

それで日光東照宮で借りて、はい、男子〜って感じに、水色のワンピース来て、1日あっちこっち回ったのね。そしたら、集合写真の時に、隣の若い先生が、

俺にふざけた奴だ・・・って怒ったら、ウチのお婆ちゃん先生が、この子はちゃんとやってるし、ウチの学級委員だからってかばってくれたのね・・・

どう?こうして伝えたら、単なる日光東照宮の修学旅行じゃなくて、俺だけのオリジナルになるでしょ?良くも悪くも・・・ただ、じゃ中学は?って言うと、

何処に行ったか?も覚えていないし、高校は九州だった。福砂屋さんのカステラをお土産で買ったのに、味見の味が忘れられなくて、ついつい食べていたら、

全部食べちゃって、また買い直した・・・って言うと、九州、福砂屋、カステラと、固有名詞で具体化して、笑い話になったから、これもまた個性的になる。

でも中学は場所さえ言えない。って単なる旅行の話でも、取扱説明書的では、誰が行った話なのか?って事すら伝わらないし、そもそも情緒が無い。

こんな説明をすれば、じゃ・・・って話すのは簡単なんだけれど、勿論そうでは無くて、杏さんに小学生の時から順番に話して貰ったのね。

すると転んで泣いたとか、エピソードを入れて来たのね。とても良いのね。それは杏さんだけのエピソードで、オリジナルなのね。その時に、ただ泣いただだと、

悲しいだけ・・・になるのね。これが可哀想・・・とか、聞いていて切なかったり、いじめられた話とか、そこに優しくしてくれた男の子なんかいると、

キュンって事になったり、転んだ時に、赤チン塗ってくれた保健委員の女の子と友達になって、今でも親友なんて言ってくれると、情緒たっぷりになったりする。

こんな事が出来る事になると、それを聞いた先生の俺は、もっと膨らませたり出来るのね。例えばそれが音楽だったとする。きっと杏さんはピアノとかで、

作曲したり、作詞したりして持って来るのね。だから、この歌何処で歌う?って聞くのね。それが大きさの話。すると、えっとコースターで・・・って。

えーそんなに小さくなの。じゃワンハーフ位のダイジェスト的に、短縮しないと・・・になり、30cmって事になると、クラスの発表会くらいになるから、

コーラスが2人くらいいた方が良く無い?縦笛も良いかな・・・ってね。かと思うと、その歌はオーケストラでしょ・・・しかも、学校の体育館でも狭い・・

みたいなアドバイスになったりする。要するに相談するにも、具体的なやり取りが出来るけれど、先生バックってどうすれば良いですか?って、この腕を持って、

丸投げかい?って話になるでしょ・・・だから、今教える事は、ネモフィラじゃ無くて、何しろくだらない話のやり取りなのね。そんな後は、

ピエロの壁画の側面を検討中・・・まぁ少ししっくりした感じになって来たのね。そんな訳で、また今日も母の面会。今日は何かボヤッとしてたなぁ・・・

日課としての面会の後は、

今週末のコープみらい東京さんの下地の文字の粘土入れ。すると・・・

文字が光る・・・って事で、今日はおしまい。


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