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「隊長の旅立ち」

2024年06月29日 | 大分県
今日は、これまで、いろいろとお世話になってきた方の葬儀が行われました。
ふるさとの素晴らしいリーダーでした。
みんなの兄貴分の感じでした。 
 
突然の訃報でした。
 
行政の立場ではなく、ふるさとをふるさとのリーダーとしての視点から、しっかりと支えてきてくれました。

民生委員・防災士・公民館長・・・役の数を数えれば、数えきれないほどです。

それぞれの役の中で、多くの人に丁寧に温かく、ユーモアあふれ、元気いっぱいに関わりをもっていきました。

たくさんの人に慕われ、ふるさとを大切にしてくれました。

かつて、中学校に勤務していた時代、頼みごとをしたい時、
「隊長・・・。」
と言って、電話をかけると、勤務帰りに軽トラで学校に立ち寄ってくれました。

「仕事帰りだけどね。」と敬礼しながら、笑顔での来校です。

学校では、子どもたちへの講演会の講師も引き受けてくれました。

「ふるさとの子どもたちに期待するもの」というテーマでの熱い語りでした。

自衛隊を退職してふるさとに戻ってきてから、赤ちゃんから高齢者の方まで、より暮らしやすい地域にしようと活動をしていました。

「人は、集団の社会の中で生きるのですよ。」
という前提の中で、コミュニケーションの大切さなどを生徒に伝えてくれました。

先週の朝刊では、2日続けて「隊長」の活躍が出ていました。一つは、「耶馬溪にっぽん酒をつくる会 第14回田植え」の会長としての言葉、そして、津民小学校相撲大会の相撲甚句披露。

新聞には、
「津民小卒業生が相撲甚句で「今日は90回目の相撲大会 どうかご支援願います」と美声を響かせた・・・。」
と書かれていました。

地域を温かく盛り上げていってくれました。

今日の葬儀は、利害関係抜きにお世話になった方たちが、集まりました。
そして、すごい人の多さは、人望の厚さだったと思います。

ふるさとのかけがえのない大きな柱がなくなりました。

その力を埋めるには、あまりにも偉大すぎます。

そして早い旅立ちです。
これから「隊長」の遺志はみんなで引き継いでいかなければなりません。

葬儀の広い会場は、20分前に着いたのですが、もうすわるところもありませんでした。

たくさんの方が、「隊長」への感謝の気持ちを込めて、見送りました。
ふるさとの方々にとっては、悲しい旅立ちを感じたことでしょう。
 
遺影を見ながら、元気な声、元気な笑い声が聞こえてきそうでした。これまで支えて下さったことに
「ありがとうございました。」