


あれから何年経つのだろう。まだ20代の頃。6年間勤務した西谷は、自分のふるさとのようです。20代の半分は、この西谷で過ごしました。その頃の生徒たちからいろいろと
こちらが世話になることも多いです。そんな中、今週の金曜日にはよしはるくんの結婚式が行われます


今年になってから、よっくんから結婚式の知らせが来ました。今は、アーティストのコンサートツアーの世話などをしています。
よっくんは、今は、廃校となりましたが、4年生と6年生の2年間担任をしました。わずか8人のクラスでしたが、みんなでたくさんの思い出を創りました。
この頃の西谷小学校は、もちろん勉強もたくさんしましたが、自然と共生した学校でした。
まずは、ぜんまい文庫。ぜんまいを全校で山に採りに行って、その収益で本を買うという活動をしていました。子どもたちにとっても楽しい時間でした。
近くの水路には、たくさんのしじみがいました。家庭科の時間などは、よくみんなで行って、味噌汁などを作りました。今でも採れるのかなあ。
全校集会では、「魚つり大会」なども開催されていました。今では考えられない企画なのかも知れません。
またクラスレクリエーションでは、「しゅわづかみ大会」が人気の遊びでした。「しゅわづかみ」?
川に行って、小さい岩と岩の間に手を入れて、魚をつかむのです。クラスで1時間もすれば、20匹、30匹くらいはあっという間です。から揚げにして食べるのです。
子どもたちの体に夏の特徴がありました。それは、腹は白くて、背中が真っ黒に日焼けているのです。しゅわづかみをするので、背中だけが焼けてしまうのです。
けんちゃんや駐車場の横にあるじゅんくんのおじいちゃんのいちごのビニルハウスによく招待をしてくれました。毎日のようにいちごをこの時期、食べることができました。
今でも心に残っているのが、みんなで耶馬溪の湖畔祭りに行ったときのことです。鶏のつかみどりというのが行われていました。ひよこならわかるのですが、鶏のつかみどりです。爪を立てて逃げるので、恐ろしさ十分でした。
でも、ここは度肝を抜く頼もしさ十分のこどもたちです。さっとつかんでは、袋に詰めていました。お家の方が料理をしてくれました。
県の一輪車大会、サイクリングロードで一輪車ツアーに行きました。この一輪車部隊は、NHKのテレビにも出演しました。
県・全国の百人一首大会、平尾台へのクロスカントリーマラソンリレー大会の参加・・・。事欠かない時間でした。今の子どもは体験が少なくなっている・・・と現在よく聞かれる言葉ですが、西谷小学校の子どもにはその言葉は必要ありませんでした。
そして、今でもみんながしっかりと逞しく生きていく力を持ってそれぞれの道で頑張っている話をよく聞きます。よっくんは、ふるさとを離れているのでなかなか会う機会がなかったのですが、今度の金曜日に会えるのが楽しみです。
今日は、よっくんに渡すプレゼントを考えました。