かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

初夏の風に揺られ

2014年04月30日 | Weblog
あの頃の思い出心に蘇る
        5月の風に揺られながら






教員になってちょうど10年目の時です。西谷小学校から樋田小学校に異動しました。25名の5年生の生徒たちの担任になりました。元気のいい子どもたち。たくさんの思い出を共有することができました。



入学式に向けて5年生が新入生に折り紙で大きなメダルを作ることになりました。子どもたちが、自分にも「10年目おめでとう」という1年生と同じメダルをプレゼントしてくれました。あれからどれくらい経つのでしょう。




子どもたちもしっかり成長して、社会の第一線で頑張っています。




その年、夏から新しい校舎の建築が始まりました。春に完成。それまでの間は、運動場で遊ぶことができない、旧校舎の2~3メートル先に建設していたので、音もうるさい、教室も暗いというような劣悪な環境の中で生活をしました。それでもみんながとても仲がよくて、楽しく過ごしました。




ひとみちゃんのお父さんが学校の横の田んぼを貸してくれて、稲を刈ったあとは運動場代わりに遊ばせてくれました。また、学校の前に家があったので、社会の時間には稲の苗床を見せてくれたりと子どもたちに温かく関わってくれました。




また当時、外国との交流を始めたばかりでしたが、韓国の方などをホームスティさせて、学校にも連れてきて子どもたちとのふれあいを深めさせてくれたりもしました。




「頑固一徹・・・みんなに無償の愛」というような多くの人たちのお父さんでした。




今日は、別府で研修会が行われました。会議が始まる前、ひとみちゃんの同級生から電話がかかってきました。「ひとみちゃんのお父さんが亡くなった。」と受話器の向こうからの電話。驚きました。


縁あって、我が子がつい最近までひとみちゃんの実家の近くに住んでいました。



いつも我が子のところに野菜などを持ってきてくれていました。もちろん、我が子だけでなくご近所の方にも同じ接し方だったと思います。周りの人たちにいつも心遣いをしてくれていました。


今でも学校の草が生えるところを刈ってくれたりしてくれていたそうです。まさに「無償の愛」でした。




勤務時代、来賓で儀式の時に来たときなど「おめでとうございます。」とかん高い声であいさつする姿が印象的で、それがまたみんなから愛されるひとみちゃんのお父さんらしさでした。共に一時代を一緒に過ごしてきた方が亡くなられることは寂しさが募ります。



明日は、ひとみちゃんの同級生もお通夜に参列するそうです。明日のお通夜、明後日の葬儀と見送りたいと思います。




今改めて樋田小学校勤務時代、心からサポートして下さったことに感謝しています。何事にも一生懸命なお父さんの姿が脳裏に焼き付いています。つい最近、農作業をしている姿を見かけました。



あまりにも突然な訃報に接し、悲しみに包まれています。

熱戦・・・中津近郊女子球技大会

2014年04月29日 | Weblog
緊張の勝負をかける瞬間に
        煌めく子らがコートを跳ねる
  
 





長い冬のトレーニングを乗り越え、6月に行なわれる市の総体が近づいています。3年生を主体とした部活動も終盤戦となっています。今、各種目でいろんな大会が毎週のように行なわれています。今日は、「中津近郊女子球技大会」が中津市の各会場で開催されました。




耶馬溪中学校からもソフトテニス部と卓球部が参戦をしています。ソフトテニス部は、26日(土曜日)に日出町での小手川杯に参加したばかりです。公式戦が続きます。10日にも築上郡で大会があります。連戦の中で力をつけていきます。




部活も学習も力をつけるための方法は同じところがあります。




実践で見つけた課題を、練習の中で解消していく、そして次の試合で試す・・・この繰り返しです。試合慣れということもありますが、レベルを上げるためには、どこができなかったのか、課題は何なのかを明確にして、トレーニングをすることが効率的に力を高めていきます。学習も同様だと考えます。




まとめたり、覚えたりする、テストやドリルなどの実践に挑戦をする、間違ったところをしっかり調べたり聞いたりしながら、納得する・・・この繰り返しが上昇のポイントだと思います。



ハードな練習を自分だけがしているのではないと思います。総体に向け、どこの学校のどの部も頑張っています。今日は、惜しくも敗退しましたが、またこの大会を練習の中で課題を克服しながら、次の試合に生かして欲しいと思います。



ソフトテニス部も卓球部もみんな真剣に頑張っていました。そして試合のあとはいい表情をしていました。頑張る姿を見ると、こちらもエネルギーをもらうことができます。



3年生には残り少ない中学校での部活動生活で最高の思い出を創って欲しいですね。耶馬溪中学校のホームページからも躍動の姿を見てくださいね。




今日は、三光中学校の選手たちにも会場で会うことができました。しっかり声を出して試合を展開していました。またいちだんと頼もしくなっていました。



これからも時間が許す限り生徒たちの応援に行きたいと思っています。

新緑の中の散歩

2014年04月28日 | Weblog
ゆうるりと若葉のトンネルくぐり抜け
     川面を揺らす 初夏に吹く風





「耶馬溪一帯がまぶしい新緑につつまれる最高の季節」ということで、4月27日(日曜日)に「第24回耶馬溪新緑まつり」が行われました。



メイン会場、サブ会場の5会場で新緑を楽しむことができました。「耶馬溪三大祭りの一つ。耶馬溪の紅葉に一歩もひけを取らない『新緑』を広くPRするイベント」として定着をしてきています。



深耶馬溪と旬菜館の2つの会場を巡りました。深耶馬溪は、数週間前に行ったときとはまた違って、さらに新緑があざやかでした。若葉から降ってくるような緑のマイナスイオンに癒されました。



懐かしいいろんな方に会いました。



まずは、同級生のきょうだいの方が営んでいるくぼた酒屋さんのところのブースに行きました。ここの子どもさんとうちの子どもが耶馬溪中学校時代、同級生で部活も同じでした。話が弾みました。



豆乳でつくった饅頭を買いました。ほんのりミルクのような味がして、美味しいです。


たぶん、ふだんからつくって売っていると思います。おすすめです。6個で300円。安い。機会があれば、一度賞味をしてみて下さい。耶馬溪の山移にある酒屋さんです。


ここでは、幻の焼酎「耶馬美人」も置いていますが、酒屋の裏にある食堂で「300円定食」があるんです。隠れ的レストランです。おしゃれな定食です。是非。容器も明治時代のものとか。

学校では、遠足の時に弁当を頼みました。とても美味しく食べました。



話していると、「200円のくじを買いなさいよ。」と知り合いの先生。その方の手元を見ると、200円で「そば饅頭」があたっていました。


買っても500~600円です。ちょっとその気になりました。並んでくじを。引くと、「耶馬溪茶」でした。家族は瓶に入った「からし椎茸」。食卓を楽しみたいと思います。



くじを引いて歩いていると、教えた生徒のともくんが写メを撮っています。「からあげガールズ」をしっかりキャッチしています。


ともくんは、「洞門バーガー」を販売しています。小屋でバーガーを売るために来ています。小屋があるのですが、すぐに組み立てができ、解体もできるそうです。やるなあ。社長。


「あとから買いに行くからね。」「80個いるんですか。」いらない、そんなに食べたら・・・さらに・・・。



あとから食べたのですが、これがうまい。100%「耶馬溪黒豚を使ったバーガーです。山椒の実もちょっとはいってぴりっとします。そのぴりっと感がなんとも言えません。最高のうまさです。


「LUXEGARDEN/リュクスガーデンレストラン」(レストハウス洞門)でふだんは土日に販売しています。




イベント会場をから深耶馬溪の街並みを歩きました。一つ下の後輩が営んでいる「鹿鳴館」というお店にそばを食べに行きました。高校時代の同じ下宿で生活をしていました。


当時、後輩なのに後輩から生きる知恵?いろんなことを学ばせてもらいました。




「おいしいのをお願いします。」ぬくもるのがいいんじゃないですか。ということで、「地鶏そばがいいよ。」美味しそう。

しかし、深耶馬溪と言えば、やっぱり自然薯。地鶏そばにやまかけはないということなので、ちょっと割り増しになりますが、自然薯をかけてもらいました。これが、最高。


「地鶏の油にやまいもがあうんですよね。」本当?人の注文に合わせた言葉?しかし、美味しいこと限りなしでした。



街並みからメイン会場に戻るときに、同じく下宿の後輩の「かじか茶屋」の店主のやっちゃんのところに寄りました。



深耶馬溪の街並みを歩くときは立ち寄ることが多いです。陶芸家のそばやです。陶芸をしながら、そばも打っています。遠慮なく過ごせるのがいいです。奥さんも子どもさんもいました。


楽しい会話で時間が過ぎていきました。ちょっと戸を開けると、真上には、若葉のひさしの川の上のテラスで珈琲を飲むことができます。


「ちゃんとブログで宣伝しょちょくきな。」



珈琲もおいしかったです。「年では先輩だけど、寮ではこっちが先輩だったからね。」たしかに。いらない正義感を出して下宿を追い出されてやっちゃんの下宿に越してきました。




「やっちゃん、好きなコーヒーカップを選ばせて、それに珈琲を入れて、値段を決めてカップごと持って帰らせるのもいいんじゃない。」



簡単に無視されました。ピンク色のコーヒーカップなどにおいしい珈琲を入れてくれました。



学校をやめてから、経営コンサルタントでやっちゃんの経営についてアドバイスをしてあげよう。「深耶馬溪の街並みを歩くときは、ぜひ、「鹿鳴館」や「かじか茶屋」に立ち寄ってみて下さい。




これで十分に腹が満たされました。豆乳饅頭、地鶏入り山かけそば、コーヒー、洞門バーガー・・・。肥えました。




次に、旬菜館のサブ会場へ。お家の方たちも生徒もいました。近所の「もみじ園」がつきたての餅を出しているブースに行きました。よもぎ入りの「おもち」を買いました。つきたての餅を早速食べました。




あんこの甘さとよもぎのちょっとした苦みがバランス良い・・・料理評論家?



食は進みます。近所の方が野草を天ぷらにしているブースに行きました。「ちょっと食べてみない。」ゆきのした、ふきなどの天ぷらを食べさせてくれました。



「ゆきのしたはあんたんところの家でも生えているやろう。」あまり興味を持って見たことがない。あっさりしておいしかったです。




美味しい、うまい・・・の繰り返し。帰ったら2キロ肥えていました。至福の時でした。ときにはこんな時間を持つことも大切ですよね。でも運動のために、帰ってから家の裏の草刈りに機械をもってきばりました。でもそれからも食欲が・・・。(つづく)

湯の街でのサッカー大会

2014年04月27日 | Weblog
砂埃舞い上げボールを追いかける
           姿眩しく輝き放つ




久しぶりの 朝から好天気の週末でした。昨日は、いろんな部活の大会が行なわれました。




「エムスポーツ杯春季中学生親善サッカー大会」が別府市で開催されるので応援に行きました。土曜日と日曜日の2日間にわたり熱戦を繰り広げます。




耶馬溪・三光・山国中学校の3校合同チームで、戦いに挑みます。今日は12時からと3時からの試合でした。1試合目は間に合いませんでしたが、2試合目の応援をしました。



着いた時は、リラックスムードで会話も弾んでいた選手たちも試合の時間が近づくにつれて、気持ちも引き締まっていきました。



チームにまとまりがあります。試合前もしっかりウォーミングアップをしています。久しぶりに三光の選手たちにも会うことができました。




試合開始。合同チームの生徒たちは、グランドいっぱいに駆けまわります。相手も強力なチームで攻撃を仕掛けてきます。一進一退の攻防です。緊迫した試合展開。しかし、前半終了数秒前、隙をつかれ得点されました。後半も一点入れられ、0‐2で敗戦。


一試合目は3‐1で勝利しているので、1勝1敗で日曜日の試合を迎えます。




これからゴールデンウィークに入っていきますが、生徒たちの活動もヒートアップしていきます。

PTA活動の始動

2014年04月26日 | Weblog
ほんわかとPTAのスタート日
          参観授業に 総会・懇談





いよいよPTA活動の本格的な始動です。今日は、朝からPTAでした。午前中は、オープンスクールでした。午後からは、PTA参観授業、PTA総会、学年懇談と続きました。




授業はどの学年もしっとりとエネルギーのある授業を先生方が行ないました。

3年生は、担任の先生の「甘酸っぱい話」などのほのぼのとした道徳の授業でした。自分の名前の由来についてお家の方からの手紙を生徒が読んだ時に、多くの生徒たちの頬に涙が伝ったそうです。


2年生も2人の先生による授業でした。ナイスコンビネーションで先生たちが道徳の授業を繰り広げました。生徒たちは、自分で考えたり、話し合い活動をしたり、発表を行なったりしました。


そして、1年生は、英語の授業でした。授業を一緒に見た方いわく、

「中学校になってから1年生が急に頼もしく感じる。」

確かに入学式の時からうんと成長しています。楽しみながら英語の学習を深めていました。どの学年の授業をみても生徒たちが生き生きと授業に臨んでいました。



この後は、PTA総会と学年懇談会があります。ちょっと緊張の時間です。生徒たちの名前はかなり覚えましたが、お家の方とは初めての方がほとんどです。



しかし、総会では、会長さんの人柄そして、お家の方々の学校への関心などがあり、あたたかな雰囲気の中で行なわれました。

昨年度までの会長さんが、

「役員を通して、また違った子どもたちの姿を見ることでき、楽しい一年間だった。感動する生徒の姿もたくさん見ることができた。」 

と会の中でも会が終わってからも話をしていたのが、印象的でした。



そのように、我が子だけでなく、学校の生徒たちを肯定的に包んでいるPTA活動を展開していました。今年度もその気持ちを大切に学校、家庭、地域がしっかりと手を取り合いながら、生徒たちの成長を見守っていけたらと思います。



夜は、役員さんや先生方との懇親会でした。PTA総会、PTA懇親会などを通じて、かなりのお家の方を知ることができました。盛り上がりました。




365日の一カ月が過ぎようとしていますが、新鮮な空気をいっぱい吸いながら、新たな出逢いをしていきながら日々を過ごしています。生徒たちの日々感動をもらえる姿、あたたかなお家の方、先生方のエネルギーをもらいながら、転任間もない日々をがんばりきれています。


一日一日の積み重ねを大切に生徒やお家の方や先生方と感動を共有していきたいと思います。


まだまだ学校や関係機関との中で新年度の行事がたくさんありますが、「たいせつなもの」をしっかりと見つけられるような一日にしたいと思います。

暑い中の熱い躍動

2014年04月24日 | Weblog
ボール追い若葉鮮やか燃(萌)える初夏
            木陰で休む日焼け少年






日中は暑い、今年になってから一番というような暑さでした。それでも朝、家を出るときは5,6度の世界で、最高気温と最低気温の差が大きい一日でした。




朝、ぶらりと校舎周りをしてから、いつものあいさつ運動に立つところに行きました。その位置は、5つの小学校区のうち、4つの小学校区から来る生徒が通るところです。


来週は1つの小学校区から来る生徒のところに立ってみようと思います。




今日の朝はちょっと肌寒かったのですが、立つと同時に走ってくるサッカー部の生徒がいました。しっかり5~6キロあるところからやってきます。自分で曜日を決めているようです。サッカー部の練習の時にその話題を出すと、「わたしは、火曜日に走ってくるようにしています。」女子の選手です。気合いが入っています。




いろんな生徒の姿を見ることができます。今日は、我が子も通勤のために通っていきました。ふだんは立つ前に通過をしているのですが、今日は、遅いようです。



バス通学の生徒を迎えてからぶらりと、まだ自転車の生徒が来ているので、旬菜館の方まで歩きました。かつては、寮生が賑わいながらこの道を通っていたのですが、人数の減少とともに寮も閉鎖されています。




現在は、家庭訪問中です。先生たちも新年度になりいろんな行事に取り組みをみせています。家庭訪問も校区が広いので、先生たちも大変です。生徒でも学校まで10キロ以上の生徒が数人います。16キロという生徒もいます。



日程を家庭の都合で変更すると、こっち行ってあっち行ってとすれば、走行距離も伸びますし、行くだけでも時間がかかります。それでも学校と家庭との連携をしていくために奮闘中です。




そんな中、放課後、部活動を見て回りました。どの部も真剣に頑張っています。先生たちが見る時間が、この期間は限られていますが、先生が家庭訪問に行っている間も、きちんと先輩が後輩を指導しながら、部活を進めています。どの部も緊張感があります。




邪魔にならないように活動の様子を眺めていました。



グランドやコートでボールを追いかけている姿が頼もしく感じました。



季節は初夏に移り変わり、これからまた昨年のような暑い日もたびたびあると思いますが、生徒たちの躍動感ある活躍を期待しています。




新しい赴任地での学校でいろんな発見を楽しみながら一日が過ぎていきます。

兵どもの夢の跡形

2014年04月23日 | Weblog
閉校の兵どもの夢の跡
         山城麓静まり返る







先日、ちょっとあたたかな話題がありました。耶馬溪にある永岩小学校がこの3月に閉校になりました。3月末には閉校式がありました。その時の6年生が耶馬溪中学校に入学してきました。



昨日、耶馬溪教育センターの教育センター長さんより手紙をいただきいました。その内容は次の通りでした。



その内容のような優しい心でいっぱいの社会をみんなで創っていけたらと思います。




「平成26年3月30日に行われた永岩小学校の閉校式の記事が、大分合同新聞に取り上げられましたが、それを見た方が閉校の記念になればとその新聞を使ってエコバッグを作成し、大分合同新聞本社へ届けてくれたそうです。

 昨日新聞社の記者さんが耶馬溪支所に届けて下さいましたので、生徒さんに2枚ずつ届けさせていただきます。お受け取り下さい。」




校長室で、教育センターの方から永岩小学校の卒業生にエコバックがプレゼントされました。



今日は、その閉校した永岩小学校に午前中、備品整理に行きました。いろんな思い出が蘇ります。景色がとてもきれいでした。ボタン桜でしょうか。行く道の脇にきれいに咲いていました。桜の向こう見える長岩城がまた情緒があります。



大河ドラマ「軍師 官兵衛」と大きな関わりがあります。
「1588年、長岩城は、後藤又兵衛を先陣とする黒田官兵衛の子、黒田長政の大軍に攻められ、落城した。」
というような内容のことが永岩小学校近くの長岩城登り口のところの看板に書かれています。



永岩小学校は「永」と書きますが、長岩城は「長」です。その由来はどういうことがわかりませんが、山城、長岩城のふもとの永岩小学校に行きました。



かつて子どもたちが活動しているときは、木造校舎も「生きている」といった感じでしたが、閉校式が終わった校舎の中に入ると、「夢の跡」的な雰囲気で何となく寂しく感じました。



時代の流れで地域の中に学校という灯は消えてしまいましたが、
「たいせつなもの」
として、多くの人の心の中に輝き続けることでしょう。

シャトルラン

2014年04月22日 | Weblog
持久力1500(せんご)も今はシャトルラン
            行ったり来たり体はバテばて







今日は、中学校3年生、小学校6年生を対象に全国学力学習状況調査が行われました。テレビや新聞などのマスコミなどでも取り上げられていました。




現在は、教育の中でも数値化して比較していくことが多いですが、一人ひとりの生徒の学習の力を素直に高めることを狙いとして、テストをすることによって、生徒の成長を抜きにした過度の競争とならないように、テストがいびつな形にならないことを願っています。



昨日は、体育館をのぞくと3年生が体力測定をしていました。「シャトルラン」です。最近は芸能人たちがチャレンジしている番組に出くわすこともあります。



体力テストと言えば、現在はシャトルランを行っています。軽やかな音楽に合わせて、体育館の中を行ったり来たりします。20Mの距離です。だんだんと音楽も早くなってきます。


何回往復できるかというテストです。



気合いを入れて、生徒たちはスタートします。だんだんとペースが上がってきます。余裕だった生徒たちも、表情がきつそうです。ふだん、走り込んでいる部活生たちは粘りに粘りますが、人数は減ってきます。


インターネットを見ると、


「最初のドが聞こえてからA地点を出発。B地点には最後のドが聞こえる頃にゴールできるようスピードを調節して、一度も足を止めないようにするのが重要です。最初、音階が物凄く遅いのですが、あまりに最初から飛ばすと、50回を越す頃からキツくなってきてしまいます。これをすれば、20回は、回数が違います。」

なるほど、いろんなコツがあるのです。



シャトルランを見ていると、長く続く生徒は、走る姿勢もいいです。もちろん、気持ちの強さもあります。今の自分ではすでに気持ち自体から負けています。男子で140を超える生徒がいました。驚異の記録です。平均で80代なので、すごい。




今日の朝、あいさつ運動に立っていると、体操服で走ってくる女子の生徒がいました。びっくり。家からかなり遠い学校までの数キロを走っているのです。


結果はもちろんですが、運動をすることが好きな生徒が育って欲しいです。




生徒たちも教科のテスト、体力のテストとテストずくめですが、真剣に頑張っている姿は、頼もしく感じます。

今になっての反省

2014年04月21日 | Weblog
月曜日朝のドラマの始まりは
        おしかり受けて気合いが入る







新しい週の始まり。朝、生徒たちも新鮮な気持ちでバスや自転車でやってきます。バスがやってきて、生徒や運転手の方に「おはようございます。」
の言葉をかけました。



「ちゃんと指導をしておいて下さいよ。定期券を忘れる生徒がいるんですよ。」
けげんな声で運転手の方に注意を受けました。これもあいさつ運動に立っての発見。
ここは、
「すみません。指導をしておきます。」
の言葉しかありません。



自分自身の中学生の頃を思い出しました。中学校2年生の途中まで耶馬溪鉄道で通学していました。



それ以降は、バス通学です。きちんと定期券をカバンに入れて、カバンから出して定期券を見せて・・・またカバンに入れれば、済むことを、定期券をポケットに入れたりするもんだから、どこにいったかわからなくなってしまう経験。



定期券を忘れた時、どきどきしながら、列車からプラットホームに降りました。柿坂駅の改札口を通過する際、駅員さんの中でも対応が違いました。

「この次、忘れないようにしなさい。」

と注意されるだけで済む方と、


「はい、お金を払って下さい。」

と言う方。また、「なんで忘れるんか。」と激しく怒る方がいました。



あの何十年前の中学生時代を思い出させるように、今日は運転手の方に指導を受けました。テンションが下がるのやら、懐かしいのやら。



しかし、そこは社会のルール。忘れたらお金を払うというのが当たり前です。





中学生であるということ、狭い地域ということで許してくれてはいますが、何度も忘れるということになれば、運転する方の気持ちからすれば、許せなくなるでしょう。甘んじてはいけないのです。それが営業なのです。社会です。



また生徒も忘れた時の運転手さんに対する態度も、ただ「忘れました。」ではなく、前後に「すみません。」とか「これから気をつけます。」など付け加えると、柔らかくなると思うのですが、今、自分を振り返ってもそれも勉強です。



とは言っても、今日は許してもらっていますが、忘れることは、中学生と言っても基本的には実費です。




職員室に戻って、各学年の先生に定期券を忘れないように、生徒たちに伝えてもらいました。何十年も経って、あの頃のことをしっかりと?反省しながら、母校の後輩たちに指導をしました。



後輩たちよ、忘れてはならぬ、気持ちをひきしめて!

山のふもとのランチタイム

2014年04月20日 | Weblog
霧かかる山のふもとに集まって
      「御飯」でなくて 「ランチ」を食べる






雨の日の日曜日。このところ雨が続きます。晴れても長続きしません。



春の雨の言葉には、「春雨」(芽吹きの頃、静かに降る雨のこと)、「春霖」(菜種梅雨などとも言います)「春驟雨」(春のにわか雨。雷をともなうと春雷)卯の花腐し(卯の花を腐らすほどに降り続く雨、走り梅雨)などがあるそうです。・・・春の雨にもいろんな雨があります。


そんな雨の降り方に名前をつけていることが日本の情緒なのかも知れません。





そんな日曜日。「3コインで若宮ランチをあなたと」ということで、地区のランチ会がありました。地区ののぼりの旗もあります。その横には水害の最大水位の表示板もあります。



豪雨で被災を受けて以来、地区のまとまりを高めていこうということ、また社会の第一線を退いた方が多い中、つながりを深めていこうと地区の主な方たちが「パソコン教室」「カラオケ教室」「3コインランチ」といろんな企画をしています。

会場の公民館の裏は、下の写真のようにまだ被災の痕跡が残っています。しかし、それに負けずに地区の人たちは頑張って生活をしています。




過疎集落の中のチャレンジです。とても素晴らしいことだと思います。



パソコン教室が耶馬溪中学校で開かれているので、時折覗いててみますが、たくさんの地区の方が集まっています。楽しそうにかつ真剣にパソコンとにらめっこしています。講師は、地区の方の中でパソコンが堪能な方です。



しかしほとんどが平日に行なわれるもので、行くことができません。「3コインランチ」は日曜日に開催されるので、行ってみました。今日は第一回目です。


午前中に女性の方たちがメインディシュを創ります。昼に地区の人たちが集まってランチということになります。「ようろうち きち おくれ」(お誘いの合わせの上おいで下さい)というメッセージ付きの案内が各家庭に配布されてきました。



あげ膳すえ膳で申し訳なったのですが、昼前に公民館に行きました。



美味しそうな「豚ロースカツ」ができていました。楽しく会話をしながら食べました。さすが、創る方はいろんな物も持ち込んでいます。家では普通食べることのない漬物などもあり、食が進みました。30名を超える人たちがランチを食べるために集まっていました。




気軽な感じで食事に行き、食べて帰ります。強制感がなくて、おそらくどの方もランチを楽しんで帰ったと思います。このランチの会はひと月に一回ということです。行ける時には行って食を楽しみたいです。




地域の人たちの顔が見えるような、地域にしていこうとお世話する方たちは頑張っています。感謝しています。

新緑のふるさと・・・耶馬溪路

2014年04月19日 | Weblog
雨上がり緑も映えるふるさとの
          初夏の予感を風に感じて






雨上がりの今日、雲は多かったのですが、温かい一日でした。午前中は部活の見学に行きました。生徒たちはそれぞれの部で溌剌と体を動かしていました。グランド、コート、体育館は休みの日も活気があります。



夕方、青の洞門から深耶馬溪に初夏の風景を見に行きました。青の洞門はネモフィラの花が満開です。観光客もカメラを片手に見学をしていました。青の洞門に青色の可愛らしい花がきれいに咲いています。


これに今日、青空が広がっていると、ブルーの世界がさらにまぶしかったでしょう。市のホームページによると、




「秋に種を蒔いて春に花を咲かせる1年草で、和名で瑠璃唐草とも呼ばれています。花の色は青以外にも白や濃い紫などもありますが、同プロジェクトでは花が青くやや大きいインシグニスブルーという品種を使っています。

4月中旬には見ごろを迎え、ゴールデンウィークぐらいまで楽しむことができます。」




それから深耶馬溪に車を走らせました。新緑がとても鮮やかです。来週は新緑まつりが行なわれます。深耶馬溪が主会場です。また同時に「深耶馬溪ゴールデンウォーク」も実施されます。多くの観光客でにぎわいを見せることでしょう。


まだ参加したことがないので、時間が許せば行ってみたいと思っています。


ふだん通り過ぎていくだけで、ゆっくりと自然の装いを見る機会がありません。


今日は車を止めて神秘的な癒しの景色を堪能しました。マイナスイオンたっぷりのしっとりとした緑の美しさです。



ふるさとの素晴らしさを改めて感じました。

雨の日の歓迎遠足

2014年04月18日 | Weblog
霧雨の降る川沿いの学び舎に
          生徒の歓声 校内遠足





昨日から雨。天気予報を見ると、「朝のうちは雨が残りますが、次第に雨もあがる。」という予報でした。インターネットやテレビの天気予報とにらめっこ。と言うのも今日は生徒も楽しみにしている歓迎遠足だったからです。


生徒会役員を中心にずっと準備も進めてきました。やっぱり校内遠足より目的地への遠足でしょう。
朝起きると、霧雨が降っています。すぐにインターネットを見ると、雨雲は10時を過ぎるころには一応なくなるようにはなっています。それが当たるか・・・。



朝、学校を通り越して遠足の目的地のアクアパークまで行ってみました。以前は、町民グランドへの遠足でしたが、豪雨で橋が崩壊したので、それ以来、遠足の場所は距離は近いのですが、ダム湖畔のアクアパークとなっています。


アクアパークでは、現地の方が、水上スキーのデモンストレーションを行なってくれ、ボートに乗せてくれます。生徒たちもわくわくの歓迎遠足です。車でアクアパークに着くと、雨はほぼ止んでいました。地面は濡れていますが、このまま雨が止めば遠足も実行できます。 



学校に着くと、先生方と話し合いを持ちました。現地で行なう予定だった部活動紹介や生徒会活動の紹介、歓迎のゲームなどは雨雲が薄らいでいくまで体育館で行なうようにしました。



昼食をとってから、アクアパークに行き、水上スキーなどのイベントに参加する流れとしました。もちろん、再び雨が降れば、臨機応変に対応するなど安全が優先されることも確認しました。



体育館では賑やかに部活動紹介をはじめゲームを楽しみました。ふだんの学校生活とはまた違った生徒たちのいい表情を見ることができました。ゲームは縦割り班が中心となっています。生徒たちの楽しむ顔を見ると、こちらのテンションも上がってきます。



3年生は1年生のことをいろいろ心配りしながら、いい先輩になっています。


生徒会も準備万端だったので、いいムードで時間が流れていきました。「○×クイズ」「しっぽ取りゲーム」「名刺交換」など体育館に歓声が沸きました。



最高潮に盛り上がった時に・・・
県が行なう会議に大分市に行かなければならない時間となりました。後ろ髪をひかれる思いで、学校をあとにしなければなりませんでした。あとは、電話でのやりとりです。



途中、電話がかかってきました。


「雨も降っているし、生徒の健康や安全を考えて・・・。」


という判断でアクアパークへの移動を中止しました。きっと残念がっている生徒もいたでしょうが、それはそれで、生徒たちは気持ちを切り替えて楽しく過ごしたことでしょう。



いろいろ気をもむことがありましたが、生徒たちの弾ける活動を見ることができ、耶馬溪中学校の生徒の違う顔を発見することができました。このパワーをこれからも学校生活の中でも発揮していくことでしょう。



心がしっかりほぐれたひとときを持つことも貴重なことです。このまとまりを大切にして欲しいです。

しいたけのコマ打ち

2014年04月17日 | Weblog
ぽかぽかの陽だまりの中の心地よさ
          楽しく学んで気持ちも和む






昨日のこと。県の振興局、また地域の椎茸栽培をしている地元の方が見えられて、「しいたけのコマ打ち」を行いました。理科の「菌の繁殖」の一環として行われました。

ケーブルテレビの方も来て下さり、この様子は、近々放映されるようです。




2年生、3年生が対象でした。あたたかく天気も良し。生徒たちもさわやかな初夏の陽気で、心も軽くグランドに出てきました。

振興局の方たちが原木などを用意して下さっていて、あたたかい天気プラスあたたかな関わりの中で時間を過ごしていきました。



まず最初に、椎茸栽培をしている梅木さんから、「椎茸の菌がどのように繁殖していくか。」「他の菌がはいらないためにどのような工夫が必要なのか。」の説明をしてくれました。話を聴きながら、こちらも納得しました。わかりやすい説明でした。

実習が始まる前に梅木さんと話をしていると、姉と同級生であることがわかりました。そこで椎茸以外のことでも話が弾みました。


「自分たちの中学校の頃は一学年でも6クラスあって、240人近くいたんですよね。」



その頃とは違って、人数も少なくなっていますが、素敵な生徒たちばかりです。話を聞いたあと、作業に移りました。みんないい表情で椎茸の原木の穴開け、コマ打ち作業に取りかかりました。


何より、作業をしているときにいろんな先生方もやってきて、先生方自身も作業に加わったり、生徒を手伝ったりホットな雰囲気がそこにありました。
「そこの穴は、コマを打ち忘れているよ。」
「ドリルの穴を開けるのがうまいよね。」
など会話も弾んでいました。




ただし・・・収穫は・・・来年の秋から冬にかけてということです。だから残念ながら、収穫する頃には3年生は卒業をしていいます。



椎茸のコマ打ちをすでに家庭で経験している生徒もかなりいました。体験を通しながら学習を進めていくこともとても大切なことではないかと思います。その中で、学習の理解ととともに、仲間も創られていきます。

そのことがまた学習に生きていくだろうし、生活の中にも還元できるのではないかと思いました。自分自身も作業を通じて、生徒たちとふれあうことができました。


「楽しかった。」


と異口同音の生徒たちの言葉がグランドで交わされていました。



体験活動の中で学習できたこと、友だちや先生たちや地域の方との作業・・・それが楽しさにつながっていったのではないかと思います。

朝の出会いの出来事

2014年04月16日 | Weblog
爽やかな朝の出逢いの嬉しさに
          今日も一日いいことありそう





朝からうろうろとしました。朝、グランドを車で整備しました。支所の方に車を頼むとすぐに持って来てくれました。機動力ある・・・感謝です。芸術的ではありませんが、気になっていたので、何となくきれいになり、ちょっと安心。


このグランドの草はすぐ生えるので、これから草との格闘です。




今、朝にいろんなところにあいさつ運動に立っています。立っていると、生徒たちの名前を覚えます。異動していない年は、新1年生の名前を覚えるだけで良かったのですが、異動した年は、すべての学年の生徒の名前をおぼえる必要があります。だいぶ覚えましたが、まだまだです。




今週は、駐輪場や城井地区や津民地区から来る生徒たちが乗っているバス停に立っています。運転手さんや生徒たちにあいさつするのが、今週の日課にしています。


初めて勤務する学校なので、通っていても知り合いの方も少ないです。



ところが、今日は、道路脇のスペースに一台の車が止まりました。携帯電話?かなと思って見ていると、窓から顔をのぞかせました。見ると、「まさしくん」のお母さんでした。勤務途中です。懐かしい顔でした。少しだけ話す時間を持てました。初ストップの車でした。




そして、ちょっとグランドにいると、

「なんで、グランドをぶらぶらしているんですか。」

と携帯電話がかかってきました。せいくんのお父さんです。仕事で山国町の方に車で行っている時に、見かけたということで電話がかかってきました。学校の施設で不具合が数カ所あるところを頼んでいる方でもありました。


「帰りに寄るよ。」
と言いながら電話を切りました。 




山国町から帰るときに、寄ってきてくれました。立て付け、割れている天井など魔術師のように直していってくれました。てごをしましたが、見ていてもすごい技。あっという間に、修繕しなければならないいろんなところが、見事に直りました。生徒たちも気になっていたところもあったのでしょう。


「直ったよ。」



と生徒に言うと、「おーっ。」とか「すごい。」などの感想。快適な学校の環境ですが、せいちゃんのお父さんのおかげで、なおさら快適になりました。





いろんな方からこれからも支えてもらいながら、学校が動いていきます。






目標をもって頑張れ!!

2014年04月15日 | Weblog
難解の問題用紙とにらめっこ
            四苦八苦しながらいざ勝負




「先生、今日もテストです。」
なるほど、確かに今日もテストです。11日に春休み明けの実力テストがありました。引き続き、今日は、1年生が市、2年生が県のテストとなっています。昨日から、学年の先生方は、箱からテストを出して、テストの枚数を数えたり次の日のテストに備えた準備をしていました。


今日は、「難しかったあ。」
とテストの合間にトイレに行く生徒たち。





市や県や国のテストが行われています。いろいろ波紋を呼ぶこともありますが、「テストをする」こともしっかりと意義があります。大切なのは生徒たちの取り組み方だと思います。


また先生方の授業などの改善だと思います。生徒たちが「成績が悪い。」と責任を転嫁するのではなく、教師自身の授業の改善と工夫、生徒ができていないところの傾向があるところをチェックをしながら修正させていく必要があります。


できていない生徒にしっかりと関わりを持ち、力をつけさせる取り組みを考えていくというのは、当然なことだと思います。



生徒は、
○テストに向けて、しっかり自分で対策をとり、計画的に学習をする。そして、学習の習慣をつけていく。
○テストで間違ったところ、課題となるところを直していく。



そのことで、自分の基礎力、応用力のアップを図ればいいと思います。学習の力をつけることとともに、計画的にものごとに取り組むこと、自分の目標に向かって努力をしていくことの大切さなど学習を通して生徒が生きていく中で必要なものも身につけて欲しいと願います。



市や県や国のテストに対する考え方はいろいろとあると思いますが、成長する一人ひとりの生徒の姿を大切にする評価がもとにならなければ、生徒が学習への意欲がなくなると思います。


できていない生徒を担任が担当の先生が丁寧に関わりながら伸ばしていく、できている生徒をさらにレベルアップさせていくきめ細やかな関わりを私たち教師は忘れてはならないし、取り組まなければなりません。




学校の中で生徒たちが輝くものにしていけたら、生徒たちにとって躍動感のある学校にと願っています。