かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

水俣からの語り部

2016年11月30日 | 大分県
ある雑誌に、


「使わないと衰えるのは筋力や体力だけではありません。考える、気づくといった心のはたらきにもトレーニングが必要です。その中の一つに、自分を支えるさまざまな恩恵にも意識を向けていくといった心がけも大切です。」


「心は使えば使うほど豊かになる。」


といった言葉がありました。

「心のはたらきのトレーニング」なるほどそうだと考えさせられました。

心のはたらきの最終学習歴は永遠に終わることはないということなのです。
 

昨日、学校に水俣市より杉本肇さんが来られて、「水俣から未来へ」というテーマで講演をしていただきました。杉本さんは、水俣病の「語り部」として全国であの悲劇と悲劇から学んできたことを伝えてきています。

思慮深いという言葉が適切であるかどうかはわかりませんが、物事を冷静にとらえ、視野が広い方であることは、最初に校長室でお会いしたときから感じました。
 
 
水俣病が発生して60年が経過します。祖父母もご両親も水俣病で他界しました。その動乱の中で杉本さんは生き抜いてきました。

メチル水銀が工場排水とともに海に流れ、魚介類を人が食べることで、水俣病が発症しました。1万人以上の人が被害を受け、水俣病に認定された人も2000人を超えています。
 

お母さんがなくなってから、杉本さんの弟さんは、サロンパスを持っていたそうです。サロンパスは、母親の匂いだったのです。痛みを和らげるために、体のあちこちにサロンパスを貼ったお母さん。

そんな話を聞くとせつなくなります。
 

できることが限られていたお母さんからは、生前、3つのことを聞かされていたから、今の自分があると言います。


①困難なことをしっかり自分の中に受け入れなさい。
②希望を持ち続けなさい。
③何事にも「魂」を込めなさい。




病と闘っているお母さんから聞く言葉には、きっと杉本さんを強くさせる説得力があったと思います。
 

友だちにはチッソ工場で働いているお家の方もいます。近所にもいろんな立場の方が住んでいます。一番辛かったのは、「差別」であったといいます。

病気が発生したときは「うつる病気」と思われていたので、「隔離」されたり、「家の消毒」をさせられたりしました。その結果、患者さんや家族が「差別」を受けるといったことも多くありました。


そんな中、心の支えとなったのが、大学生などのボランティアだったそうです。私の姉も当時大学生として、大学の先生と医療ケアや聞き取り調査などで患者さんに寄り添っていたのが、思い出されます。
 

杉本さんは、

「わたしは、すべて不幸と思っていません。苦労から得ることも多かった。」

と言います。その言葉に重みがありました。

「感情論ではこの問題は解決しなかった。工場も恨まなかった。ただ、条件として、二度と同じあやまちを犯してはならないこと。」
 

強い思いに涙が出ました。
 

日本そして世界に目を向けると、利潤を追求するあまりに、環境を顧みない被害もあるでしょう。福島の原発問題もまだ爪痕を残したまま、後世に負の伝達をしようとしています。


予想を超える地震が頻発に発生する中、第2、第3の福島を産む可能性を秘めている中、わたしたちは生活をしています。
 

幸せは創るものであると思います。生活基盤と心、命のバランスをしっかり考えながら、「幸せを創っていく」道を拓いていかねばなりません。
 

人が傷ついたり、殺し合ったりする先の幸せはないのだと思います。

 

最後に生徒が杉本さんに「変わらないもの」の合唱を贈りました。生徒からのメッセージでした。

朝のほっとした時間

2016年11月29日 | 大分県
校内音楽会、振替休業が終わりました。風邪もだいぶ良くなり、久しぶりに駐輪場のあいさつ運動に立ちました。

雨のせいもあってか、鮮やかな紅葉のピークも過ぎ去り、山々の木々もなんとなく冬支度をしているような色をしています。
 

だいたい同じ時間に知り合いの方の車が通過し、いつもの時間にあの生徒、この生徒が登校してきます。日常の生活に戻ったようでそれもまたこの時間の楽しさを覚えます。
 
「今日は寒かった。」
と自転車でやってくる生徒。手を握ると冷たい。学校から一番家が近い生徒でも3~4キロあります。

「そろそろ手ぶくろをはめんとね。」
 

駐輪場から学校まで距離があります。一日にだいたい一人は、

「おい、おい。」


とこちらが、声をかける生徒がいます。それは、ヘルメットをかぶったまま、歩道橋を登っていこうとする生徒です。
「あっ。」
とあわてて、ヘルメットを脱いで、自転車のところに戻ってきます。

今日も2人いました。


その様子がなんとなくほのぼのとしていいです。
 

「野球で優勝しました。」と野球チームに所属している生徒。うれしい報告です。、なかなか試合を見に行くことはできませんが、激戦のクラブチームの中で、頑張っていることを感じます。
 


駐輪場の朝の時間から元気をたくさんもらうことができます。こんな時間があることも幸せです。

学ぶ楽しさを伝えたい~豊陽中学校へ~

2016年11月28日 | 大分県
何となく山々の鮮やかな紅葉も少しけむってきているような気がします。最高潮の時が過ぎ、これから落ち葉として山々を舞って降りていくのでしょう。
 

そんな中、今日は朝から、来年の修学旅行に向けての会議がありました。いざ、豊陽中学校へ。来年の修学旅行について話を進めていきました。1年間、十分練りながら、旅行が行われます。 
 

会議が終わってから、授業を見る機会を持つことができました。短時間でしたが、校長先生と一緒に全部のクラスを回りました。それぞれの授業に子どもたちは、真剣に向き合っていました。

中学生は、子どもでもあり、大人でもあり、どんどん自立をしていっています。思春期で反抗期で中学校時代は、ある意味、接していくのが一番、難しい時期でもあるのかも知れません。


昔と違って、頭ごなしで生徒をついて行かせる時代とはまた今は、違っています。


心のバランスをよりよく取るのが難しい年代です。



小さな学校と違って、大きな学校の中で、生徒たちがどのように過ごしているのか楽しみでした。
 

先生がより活動を仕組んで学習スタイルを築いているところは、本当に生徒たちも食らいついています。一斉授業になってしまうと、個人が薄れがちになってしまいます。 

それは大きな学校でも小さな学校でも同様です。

わたしたちは、今の子どもたちの現状をしっかりと理解して、生徒たちの実情から「わかる」ということをゴールにおいて、どのような授業を展開していけばいいのか逆算しながら考えていく必要があると思います。

わたしたち教員もこれからさらに創造力を高めた授業が必要となってきています。難しいようで、ある意味とても楽しいことでもあると思うのです。
 

できたプリントを持っている生徒に「すごいね。頑張っているね。」と声をかけるといい笑顔を返してくれました。どの子も分かること、関わってもらえることを期待しています。


だから、それを大切にできる教師としての心を大切にすることができたらと思います。
 


たくさんのいい生徒の表情を見せてもらいました。そして、掲示物でも学校全体で、生徒たちを大切にしているところを感じました。


学校の様子から、生徒たちの活動から、わずかな時間でしたが、学ばせてもらいました。

またわたしの学校の生徒たちに、豊陽中学校での生徒たちの素晴らしさを伝えていきたいと思います。

ありがとうございました。

エンジョイ!PTA研修旅行

2016年11月27日 | 大分県
雨の一日です。

今日はまとまった雨が降るといった天気予報でした。まさに的中。しかし、雨にもかかわらず、充実したPTA研修旅行に博多方面に行きました。
 

「ハクハク」、ホテルでの「ランチタイム」最後に駅ビルなどでの「ショッピングタイム」で参加者は楽しみました。

つい、この間、校内音楽会が開催されたばかりです。その勢いとまとまりで今日もバスの中、見学地など楽しく学んだり、交流を持つことができました。



お世話をされた研修部の方々に感謝です。
 

行き帰りのバスの中。ゲームや自己紹介などで盛り上がりながら、目的地に向かいました。何かとしっかりと計画をしてくれています。
 

日本で初めて明太子を製造・販売した「ふくや」の工場と「博多の食と文化の博物館」である『ハクハク』。

しかし、食べ物ができる過程を見るのはめずらしいです。徹底した衛生管理のもと、この日曜日も従業員の方が、明太子を作っていっていました。

日本で初めて明太子を製造・販売したのが、「ふくや」さんとは知りませんでした。創業者の方の思いが、博多の地に「ふくや」さんだけでなく、多くの会社が設立させていきました。


唯一、誰にも教えなかったのが、たれだそうです。


「それぞれの味があっていい。」


つまり、会社ごとでいろんな味わいがあっていいのではという考え方だったそうです。「元祖」という言葉にこだわらず、一番おいしいところが「一番」というおおらかな考え方が、経営者の考え方として参考になります。
 


もちろん、「明太子」を買いました。これから朝食が楽しみです。
 

次に、「ハイアットリージェンシー福岡」でランチです。人気のホテルのランチ。ランチタイムなので、たくさんの人が並んで入場を待っていました。もちろん、予約済みなので、すーっと入りました。


和やかな雰囲気の中で、食べすぎるほどに食べました。
 

男性陣は、駅ビル付近でのショッピングタイムでしたが、男性陣は、アミュプラザの10階に上がって、さらに・・・。あっという間に時間が過ぎていきました。
 


PTAの研修旅行が終わりました。駅前の事故の影響が心配されましたが、まったく感じることはありませんでした。会員相互の絆も深まっていきました。

またこのまとまりが、生徒たちへのあたたかな包み込みによりよい雰囲気を与えていくに違いありません。
 

お世話をしていただいた研修部をはじめ、役員のみなさまに感謝です。たくさんの参加がありました。忙しい中だったと思いますが、参加された方々に感謝です。さらに運営をしていただいた旅行業者の方に感謝です。


すべて感謝の中で、楽しい一日となりました。

感激の食物科作品発表会

2016年11月26日 | 大分県
今日は、行きたいところもちょっとぐっとこらえて、家にいました。年末にかけてしなければならないこと、したいことがたくさんあります。まずは、体調をもとに戻したいです。

明日は、PTAの研修旅行です。それにも合わせなくてはと思い、じっとしていました。
 
家に配りもので来た近所の方も、
「おっ、かったかちゃん、珍しくおっちょんのう。」
修行の一日を過ごし、充電できました。
 
 

昨日は、東九州龍谷高校食物科の3年生の生徒の作品発表会でした。試食もさせてもらいました。かつての生徒たちもいました。


「卒業するけど、食物関係ではなく、保育関係に進むよ。」
など話をしてくれました。中学校時代とはちがって、3年間頑張ってきた貫禄があります。一つひとつの料理が素晴らしいです。


担当の先生からも言葉がありました。

「1年生の時から、一つずつ積み上げてきました。」

その努力が昨日の料理につながってきたのだと思います。
 

かつての生徒たちも、目標をもって進学していきました。そして3年後、次の進路も決まりとてもいい顔をしています。一つひとつを味わって食べました。


「先生たちに食べていただこうと思って、準備を進めてきました。生徒たちは、今日も朝早くから学校に来て準備をしていったんですよ。」
 

そんな心ある話を聞くと、また感動をします。

 
多くの時間を費やして、心を込めて料理を作ってくれています。

食べる前に、食物科3年生、中学校ごとの全員の紹介がありました。またテーブルには、3年間の頑張りが綴っている作文がおかれていました。とても素敵な会となりました。
 

これからの時代を担う若い人たちの頑張りにエネルギーをもらいます。
 

おいしく味わいながら食べました。
  

会が終わり、玄関に行く通路、食物科以外のかつてのたくさんの生徒たちにも出会いました。

「先生、就職が決まったよ。今度演奏会もあるから来てね。」

など学園生活を充実できている姿をしっかりと見ることができました。
 

いい時間をありがとうございました。

不思議な関係

2016年11月25日 | 大分県
野球の審判員にMさんがいます。若かりしときからずっと野球をしてきて、大会の時に、Mさんの審判に出あうことがあります。

ピッチャーをしたとき、Mさんが主審のケースが多いです。それが出会いです。
 

いつからか、話す機会もできました。あるとき、暑中見舞いがきました。俳句付きです。文学家だ。すごい。


Mさんとはレベルが違いますが、ない頭を絞って、俳句で返事を返しました。それから野球の試合でもMさんにたびたびで会います。また市の中学校の野球の責任者なので、会う機会も多くなっています。

会うたびに、俳句であいさつをしてきます。凄すぎる。
 

電話番号を交換しました。ショートメールで、時折、俳句を送ってきます。

寒い風が吹いた昨日、メールが届きました。


「我が庭に 木枯らし降ろす 八面山」
  何か返さなくっちゃ。
   「敷き詰めたもみじの絨毯踏み歩く」

11月17日に・・・。
「静かなり 紅葉包み 山眠る」
  すごい。何か返さなくちゃ。辺りを見て返信。
   「陽が沈み 紅葉の彩り 掠めさす」

10月30日。修学旅行。京都の旅館にいる時、メールが来た。
「蓑虫が 身体を巻いて 冬支度」
   「京の街 冷たい川面に 柳揺れ」

10月22日、岐阜の出張に行っているときに来た。
「小刻みに モズの尾っぽが 秋深め」
 何を書こう。
  「岐阜城下 歴史の跡形 知るもみじ」

10月10日。ちょうど外にいたときです。
「神楽舞い草履の上は破れ足袋」
 周りを見ると・・・。
  「爽風に神楽の如く稲穂舞う」

 送られた時の一瞬一瞬の情景が、Mさんのおかげでよみがえります。不思議な楽しい関係が続きます。

休日の一日

2016年11月24日 | 大分県
姉がふとしたことから、家に来ていた時にけがをして、入院。そして、今日、手術でした。受付の前を通ると、受付にはかつての生徒がいます。心強いではないか。

手術前はこちらが風邪をひいているので、お見舞いに行くことはできませんでしたが、今日は、学校が休みだったので、手術が終わるまで病院にいました。


姉に、「息子さんですか。」看護師さん。景気のいい話です。少しだけ会いましたが、無事に終了できてよかった。ちょっとした弾みでのけが。早く回復することを願っています。
 

そして、病院から早めに家に帰りました。ゆっくりしようと思ったら==。

「めずらしくこの時間に家におるんやね。」
あらあ。これまたかつての生徒。


「ちょっとレポートの問題を一緒に解いて下さい。」
 「声があまり出ないしね。」
「声を出さなくていいです。お願いです。」

いなくなったと思ったら、近くの自販機から「はちみつゆず」を買ってきています。

「お礼のつもりで。」


あーじゃない、こーじゃないと頭をひねりながら、一緒に数学のテスト問題を解いていきました。
 完成。共有の喜び。郵便ポストに入れに行きました。
 

 「さようなら。」
「まだまだ、英語もあります。」
 

すごい量。見ただけで、もうギブアップ。

 「またね。はよ帰りよ。寝るから。」

「そんなあ。」

 「はい、さようなら。」


「じゃあ、またお願いします。」
 おっ、横になっていると、こたつ布団をしっかりかけてくれています。優しいではないか。


「ほんとうに惜しい人を亡くしました。」
 「死んでない。」

「生前中は、お世話になって。」

 「世話しすぎた。疲れたが、死んでない。寝ている。はよ、帰りよ。」

「では、お参りも終わりましたので、この辺で。」

 「・・・・・・・・・・。」

感動の一日~校内音楽会~

2016年11月23日 | 大分県
感動の「第21回校内音楽会」の日を迎えることができました。そして心にメロディが響きわたり、余韻をしっかり残した中でフィナーレとなりました。


感動することが多くて、どこから書いていいのかわかりません。少し抽象的ですが…。
 

今回のテーマが「結~一人ひとりの思いを繫いで~」でした。全校合唱の中でもmiwaさんの「結―ゆいー」を歌いました。生徒たちはテーマに近づこうと音楽会の取り組みしてきました。

最初は、うまく歌えなかった、歌えなくて、心が離脱をしようとする生徒の姿もありましたが、みんながまとまりの中で心を繫いでいきました。
 

どの学年も素晴らしい歌声を披露しました。リハーサルで心配された部分もありましたが、短い期間の中で、見事クリアしていました。


音楽担当の先生が、ラストスパートをかける中で、テレビで放映されていたmiwaさんの「歌に対する思い」のビデオも生徒に見せていました。

メッセージから、生徒たちは、少ない人数の中で、心を込めて学年合唱・全校合唱と歌い上げました。
 

PTA合唱も毎週2回、学校で2ヶ月練習をしていきました。少ししか出ることができない人もいました。

しかし、その方は、自分でお世話をする方が作ってくれていたCDを車の中などで聴きながら、練習をしていきました。


PTAの結束もできました。笑顔たっぷりの練習が展開できました。そしてたくさんの方の前での合唱。校内音楽会を盛り上げてくれました。

アンコール曲も含めて「何度でも」「365日の紙飛行機」「栄光の架橋」を歌いました。
 

もみじ園と交流も伝統があります。もみじ園生は忙しい中でしたが、「大きな古時計」の演奏をしてくれました。体を軽やかなリズムで揺らしながら演奏をする園生もいました。
 

耶馬溪中学校では本年度途中から音楽部が結成されました。まだ部員は3人です。今日は、県立芸術短期大学のフルート演奏者と一緒にアンサンブルを披露しました。



音楽部の生徒にとって、芸短の学生さんの力を借りて初めての演奏の披露でした。
 

耶馬溪ジュニアボランティアリーダグループは、「365日の紙飛行機」の手話コーラス。もちろん、解説は、手話で。手の動きが繊細できれいでした。手話コーラスにうっとりとみとれてしまいました。
 

午後からは県庁職員吹奏楽団が来校してくれ、1時間30分ものコンサートを開いてくれました。

クラシックそして若者のジャンルのセカイノオワリメドレー。年配の方のおなじみの加山雄三メドレーとどの世代の方も演奏を楽しむことができました。
 


夜もお家の方と懇親会。でも==声が出ない。かったか不良が体調不良のため、少しだけ参加させてもらいました。この間まで同じような症状だった人が、電話の声に張りがある。

こうして、こうしてよくなった。す、すごい。ちょっとだけ真似してみます。よくなったら、その方法を教えますね。
 

参加された方々、出演された方々、お疲れ様でした。感動が共有できたことがとてもうれしく思います。秋の一日、音楽にどっぷりと浸りました。

校内音楽会にどうぞ

2016年11月22日 | 大分県
風邪をひいてしまい昨日、病院へ。、やっと声が出るようになりました。イベント、風邪そして、思いがけないきょうだいのけがそして、近日中に手術。いろんなことが続けておこった日曜日、月曜日でした。


そんな中、気持ちを切り替えて、明日は耶馬溪中学校で「第21回校内音楽会」が開催されます。

午前9時30分からは、生徒・PTA・もみじ園・ジュニアボランティアリーダーによる合唱や演奏があります。午後1時から「県庁職員吹奏楽団」の贅沢な演奏会です。


クラッシックからセカイノオワリメドレーなどの演奏が1時間30分にわたって披露されます。
 

これまで、生徒たちは学年合唱、全校合唱としっかりと歌い込んでいきました。取り組みだけでも感動する場面にたくさん出くわすことがありました。

このような合唱を通して、「みんなで創りあげる体験」をすることで、仲間の大切さ、人とふれあうことができる力、完成する喜びなどを体に浴びてきたと思います。
 

「授業」の中での「学ぶ力」とともに、「行事」の中からも「学ぶ力」を得ていくものだと思います。

これからの時代をになう生徒たちが人として心身ともにたくましく生きていく土台を中学校時代にしっかりと積み上げていって欲しいと願っています。


今日は午後から日田地区で日田林工高校での入試の説明会が行われました。

生徒たちの活動の様子は少ししか見ることはできなかったのですが、生徒たちは会場づくりそして、できあがった会場での最後の練習に取り組みました。

学校に戻ってから、体育館に行くと、とても雰囲気のある会場ができあがっていました。きっと明日は、この会場で創りあげてきた音楽が、多くの人たちの心に響くものとなるでしょう。
 

今日の夜は、PTA合唱の最後の練習日でした。お家の方も生徒たちに負けていません。2ヶ月近くにわたり、徹底して夜練習をしてきています。にぎやかな練習の中で、完成させていく喜び、お家の方同士の絆も深まっていきました。
 

よかったら、明日の「校内音楽会」への来校をお待ちしています。
下の写真は、合唱台の上からです。ここから生徒たちが歌声をプレゼントします。

絶景かな、絶景かなの博多座へ

2016年11月19日 | Weblog
昨日の夜は、市内の先生方との忘年会でした。

しかし、忘年会、出席はしたものの、今日の午前中の11時30分に備えて、すべてここに集中して、もっと言うと、10時30分の開場に体調を整えて、節制をして、いざ出陣。博多座です。
 

いつもいつもお世話になっているKさんにチケットを取ってもらって、「博多座十一月花形歌舞伎 石川五右衛門」に行きました。

歌舞伎は6月に生まれて初めて行きました。歌舞伎は日本の伝統芸能でありますが、ダイナミックな舞台です。歌舞伎の魅力にちょっと惹かれてしまいました。

今日だけはすべての行事は入れずに大切にしていました。

まだまだ歌舞伎には素人なので、イヤホン案内で内容も理解することが多いです。イヤホン案内は必需品です。
 

2回目なので、だいたい要領はつかめました。10時30分は、まず開場。そして、弁当売り場へ直行。人気の弁当はすぐに売り切れます。11時30分開演です。

 

だいたい3時間くらいの長丁場の舞台なので、「ちょっとうとうと」ではもったいないです。そこで昨日からの体力温存。

今回の「石川五右衛門」の配役は石川五右衛門に「市川海老蔵」、大陸のワンハン「中村獅童」、豊臣秀吉に「市川右近」、茶々に「片岡孝太郎」と今回も豪華キャストです。

博多座も満員です。



ここまではパンフレットにのっていますが、これ以上、詳しいことを言うと、行く人にネタバレになって、申し訳なくなってしまいます。
 

とにかくキャスティングもすごい。そして、これほどまでするかというくらい舞台の演出がすごい。歌舞伎ならではです。鳥肌が立つほどの圧巻のステージ、強烈なエンディングでした。
 

ばっちりの席の位置。目の前で、海老蔵、獅童の戦いが繰り広げられました。すぐそばだったので、荒い息づかいが聞こえ、迫真の演技に迫力も十分です。

 

感動で体に最高の充電ができました。
 

「絶景かな、絶景かな。」
の博多座でした。

サクラを咲かせて

2016年11月17日 | 大分県
校内音楽会に向けての取り組みが盛んになっています。その盛り上げもしつつも、一方では、現在、県立の各高校で入試説明会(中高連絡会)が開催されています。すでに私立高校はほぼ終わっています。

昨日は中津北高校、今日は中津南高校耶馬溪校、明日は中津南高校と連日、3年生の先生と説明会に行っています。
来週は日田方面です。


これであとは、自分の中学校の入試に向けての対応となります。

生徒もラストスパート。頑張らなければなりません。
お家の方もしっかりとサポートしなければなりません。

また3年部の先生方を中心に、入試対策、三者面談からの出願、そして入試当日・・・といった徹底した取り組みをしなければなりません。
 

県の教育委員会から全体的な説明会が10月にありました。それを受けて、各高校が実施要項を示していきます。生徒たちの見えないところで、入試の準備がどんどんと進められています。

校内音楽会が11月23日に行われます。3年生もそれが終わると、苦しいこともあると思いますが、受験学習の追い込みです。


朝、始業前に教室を回ると、3年生は真剣に学習をしています。教室の中に、学習の雰囲気が漂っています。
 


早い生徒では、県内は1月19日の私立推薦・前期入試から受験が開始されます。あと2ヶ月です。私立専願の生徒は2ヶ月が勝負です。県立の一次入試が3月7日なので、希望によっては勝負する受験で、2ヶ月の差があります。先日、進路PTAでも言いましたが、

(1)「人によって、スパートする時期が違う。」私立高校推薦・前期試験で入学を希望する生徒は受験はすぐそこです。
(2)だんだんと風邪をひいている生徒も多くなっています。体調管理をして欲しいですね。こちらも体調管理。
(3)おっと、最近は、私立も県立も入試傾向も以前とは違っています。去年や一昨年などの過去問などを解いて、基本とともに、活用形の問
題にもしっかり慣れておかなくちゃ。
(4)クラスみんなでみんが合格するまで、励まし合いながら雰囲気を保ってね。


で・・・「サクラサク 合格」です。

ちょっときれいでちょっと寂しい朝

2016年11月16日 | 大分県
天気に左右されることなく今日は、秋の景色を堪能しながら一日を過ごすことができました。

学校の職員室から見えるダムに行く坂道の紅葉がきれいです。

「今年は去年と違って赤い色もきれいですね。」

と職員の方。下の写真です。美しいでしょう?
 


朝の山々は太陽に照らされてとても美しい風景が広がっていました。そして今日の朝は、思い出となるでもちょっと寂しい朝でした。

今日は、朝整理しなければならないことがあって、ばたばたしていると、生徒会担当のG先生が、優しい口調で、
「今日は、前期の生徒会最後のあいさつ運動なんですよね。」


そうか、最後かあ。玄関まで行ってみました。
 

今まで、決まった日に欠かすことなく校舎の玄関のところに立って、あいさつ運動を展開してくれていました。道路からは見えませんが、地道な活動を自主的に行っていました。
 



あいさつ運動をする日も自転車でやってくる生徒もいます。人よりも朝早く来て、急いであいさつ運動の立つ位置に行きます。全校の生徒で学校まで一番通学距離が短い生徒でも3~4キロあります。


ふだんは、みんなそろって登校するのですが、あいさつ運動をする日は、一人で朝早くやってきます。歩道橋を駆け足でのぼっていく姿を忘れることができません。その姿にいつも学ぶところがありました。
 



いろんな形で頑張っている姿を見てきただけに、生徒会役員が前期役員から後期役員に入れ替わる中で、最後のあいさつ運動の姿を感慨深く見ていました。


生徒が校舎に入ったあとに、最後に、生徒会役員が向かい合って、生徒会長の号令のもとで、
「ありがとうございました。」
という姿にまたまた感動しました。

 

3年生の担任の先生が、
「これから、本当に受験生やのう。」
と、いい雰囲気で声をかけていたのがまたあったかく感じました。

生徒会役員として生徒会活動の中心としてこれまでお疲れ様でした。

きまぐれな自然~鮮やかな景色から~

2016年11月15日 | 大分県
昨日は雲の多い一日でした。「スーパームーン」出現という日でしたが、昼間はちょっと無理かなあと思っていました。「スーパームーン」・・・インターネットで見ると、


「11月14日は満月だが、これは今年見える満月のうちで最も大きなものだ。近年「スーパームーン」と呼ばれ注目されている、一年のうちで最も大きく見える満月である(定義は諸説ある)。


月の公転軌道が楕円であるため月と地球との距離は約36万キロから40万キロの間で変化する。その最接近のタイミングと満月となるタイミングが近いと、月が大きく見えるというわけだ。

今年の場合、20時20分ごろに月が地球に約35.7万kmまで最接近し、その約2時間半後の22時50分ごろにちょうど満月となる。」




と解説しています。1年の中で一番大きい月でした。
 



話を元に戻すと、スーパームーンとの今年の出会いは天気の関係でちょっとあきらめていました。


昨日の夜は、校内音楽会に向けてPTA合唱練習が行われました。合唱練習もお世話をする方を中心に充実した取り組みがなされています。

ほぼ完成ちかくになっていて、感動の歌声を響かせています。



練習が終わり、体育館を出ると、お家の方が体育館の外で賑わっています。校舎の上の「スーパームーン」を堪能しています。みんなでいい感じ。


思ったよりもこの時間では大きさを感じませんでしたが、しっかりとこの日の月は世間の宣伝付きでネームバリューがあります。そう思ってみると、とても美しく感じました。
 

ずっと曇っていたのですが、「合唱練習お疲れ様」的に月が出現しました。秋の夜長の美しさでした。
 

そして一夜あけての朝。今度は、月から霧です。霧の中から見える紅葉がとてもきれいでした。

駐輪場へのあいさつ運動に行く途中に写真を撮りました。グランドの向こうのいちょう。駐輪場から見える擲筆峰の紅葉。バス停の前のもみじ。駐輪場下の川面に映るもみじやいちょう。



いい朝でした。霧のふるさともおつなものです。
 


味わいのある朝・・・しかし・・・

 

一気に天気が急変しました。思いがけない雨そして雨。

生徒たちも濡れて自転車で登校してきます。雨が降るとは思わず、こちらも傘を用意せず、立っていました。駐輪場では濡れた生徒へ指示も出しました。

学校に駐輪場から電話をかけて、校舎での濡れた生徒への対応をお願いしました。
 


悪天候から風情を楽しむ、風情を楽しむところから悪天候と自然の変化を感じました。自然の気まぐれ?ですが、自然は人にはあわせることはありません。



人は自然を制することはできません。黙って自然についていかなければなりません。

今日は、美しさから冷たい朝となりました。

子どもたちの成長を感じて

2016年11月14日 | 大分県
雨の一日でした。車でいろんなところを通るときも、景色の美しさを感じます。しかし、この彩りがなくなるときは、冬が始まっていくのでしょう。
 

職業柄、かつての子どもたちから連絡をもらいます。先週、学校で会議が終わったちょうどのとき、Aくんから電話がありました。
「せんせい、今どこの学校ですか。」

という話から始まりました。高校までしっかりサッカーをしました。そして数年前大手の企業に就職しました。

ここまで言えばとても聞こえはいいのですが、確かにたくさんの心配をかけさせられ??心配をしました。ドラマがいっぱいあります。割愛~。


しかし、優しさ、たくさんの素晴らしい人との巡りあいの中で、立派に社会人として活躍をしています。


社会人としての頑張っている話も時折聞いていました。
 


就職をしたときに家を訪ねてきてくれました。それ以来の久しぶりの語らいです。
「今度結婚します。」

なんと、うれしい知らせです。

「高校1年生からの付き合いなので、付き合いももうだいぶなります。」

Aくんらしい結婚までのいきさつも聞かせてもらいました。きっと家族の皆さんも喜んでいることでしょう。
 
成長した姿に会いたいと思いました。
 


そして、金曜日の夜、これまた確かにたくさんの心配をかけさせられ??心配をしたBくんからの電話でした。


遅い時間でしたが、あまりしない長電話。「どうしたん。」と聞くと、「どうしよるかと思って。」というちょっと優しいところから始まって。Bくんのドラマもちょっと本が書けそうです。


しかし、今は、社会の第一線で活躍をしています。社会人として、スポーツ人として、半公的な活動する人としてリードしています。



「今度、こういった活動をしたいんだけど。」
と青少年対象の活動の案を示してきました。


まあ、自分の生い立ちを話せば十分にいいと思うのですが・・・☆


子どもだけのせいではないのですが、今の子どもたちはこういったところにかけていて・・・だから・・・こういう活動をしたい・・・。筋がしっかり通っています。アドバイスもしましたが、熱くあたたかい想いは活動の中で通じていくと思います。


時が経ち、しっかり成長し続けていっている姿には、ちょっと感動。
 


今は、就職シーズンでもあります。先日高校や支援学校の文化祭に行ったときに、

「先生、さつき苑に決まりました。」

と言いに来てくれた生徒がいました。

さらに「エネオスに決まったよ。」いよいよ社会へと出ていきます。支援学校でも話しかけると、就職が決まったことを教えてくれました。
 

秋という季節はいろんな深いものがあります。高校3年生にとっては進路決定において意義があります。

高校の文化祭では、引退するということで、目の前で最後になるかも知れない太鼓の素晴らしい響きを聞かせてもらいました。


高校生活で「全国には行けなかったけれど、がんばった。」
と部活が終わってCくんのメール。


これからも成長そしてそれぞれの世界で活躍をしていって欲しいです。頑張りを期待しています。

1歳の誕生祝い

2016年11月13日 | 大分県
秋が深まっています。

ふるさとも紅葉が鮮やかになってきています。秋の風に吹かれながら、見る山々の色どりには趣があります。

紅葉狩りにやってきた人たちの帰る車で、夕方、国道が渋滞になっていました。紅葉見物にこれからふるさとは、にぎわいを見せます。
 

今日は福岡に一歳の誕生日祝いに行きました。

ちょうど1年前の修学旅行の自主研修の日でした。生徒たちが研修に行っている時に、
「分娩室に入りました。」
の連絡。生徒たちの自主研修が終わり、みんなが集まった時に、
「産まれました。」
の連絡。

ほっとしたあの瞬間を忘れることができません。あれから1年が経ちました。
 


1歳の誕生日。お餅を担いだり、お餅を踏んだり、鉛筆などを選んだりしました。いろんな地域の風習を感じながら、みんながそれぞれのところから集まって、にぎやかに1歳の誕生の儀式をしました。


今は、お餅やケーキもいろんなバージョンがあります。今日は、ピンク色のハートのお餅でした。こんなお餅もあるんですね。びっくりポンです。
 


将来何になりたいのか、どんな才能があるのかの占いです。いろんなものを遠くに置いて、取りに行かせます。たくさんの面白い風習があります。置くのは決まっていてあとはその家族がそろえるそうです。「選び取り」と言うそうです。

インターネットによると、
・電卓・・・商才にたける  
・はさみ・・・手先が器用
・定規・・・頭の良いしっかり者、将来大きな家を持てる
・米・・・ 食べ物に困らない、料理人向き
・財布・・・お金持ち  ・辞・・・成績優秀、物知り
・筆・・・勉学の道に進む、芸術家
・ボール・・・スポーツ万能 ・く・・・センスが良くおしゃれ
・おちょこ・・・人付き合いが上手になる


並べる物は特に決まりがないようです。初めて知りました。
 

お餅をかるうときは、泣きに泣きました。みんなで集まってお祝いをすることは、子どもを通して、みんなの心も結びつけます。

まだみんなの思いは1歳の子どもには通じないかも知れませんが、大切にされていることはどこかで感じていることでしょう。
 


食事をしながら会話も弾みました。
 

泣くのも、それもにぎわい、元気で何より。
 


楽しく時間を過ごしました。