かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

人権研修を受けて

2013年02月28日 | Weblog
あたたかく包む社会を創りたい
           反省だらけの日々の生活




       
昨日は、人権教育の研修を学校の教職員で行いました。ふだんからいろいろお世話になっている人権・同和教育関係の講師二人をお呼びして実施しました。



「子どもたちの人権を守る」「一人ひとりの子どもたちを大切にしていく」こと・・・



今回、学校の中の机上だけの研修を離れ、外部からの講師をお招きしました。



時間が制限されていましたので、ゆっくりとまではいかなかったのですが、じっくりと二人の外部の方の実践などの話を身近に聴くということがとても新鮮に感じられました。と同時に自分の今の実践を振り返ることのできるいい機会になりました。




子どもたちには、外部の人材を活用しての授業を、いろんな機会で行っていますが、教職員が授業の研究会ではなく、日ごろの研修の時間にこうして外部の方が来て下さり、一緒になって学習できるということも大切な学びの方法であることを改めて実感しました。




あわただしく過ぎていく学校の時間。ふと自分を中心に時間を動かしているような気がします。いつも反省することだらけです。人権に関する知的理解と人権感覚・・・まだまだ学んでいかなければならないことがたくさんあります。



いじめ、自殺問題などは今、大きな社会的な課題となっています。教職員がそして大人が利害関係をぬきに、温かく子どもたちを包む、温かいつながりのある環境を創っていくことが大切なことであると思います。



そういった意味において、今、自分自身が周りからしっかりと助けられている多くのつながりに感謝しなければならないと思っています。

うれしいお客さま

2013年02月25日 | Weblog
優しさと笑顔の似合うカップルに
             春のウェディングに桜舞う






       
日曜日の夕方、うれしい来客がありました。中学校時代、クラスの担任でもあったし、野球部の監督をしていたときの主将のじゅんくんがお嫁さんなる方と一緒に結婚の報告に来てくれました。



じゅんくんの家には、亡くなられたおじいちゃんの頃からずっとお世話になっています。



そのときは、まだじゅんくんも小学校に入学する前でした。西谷小学校に勤務していたときのことです。校庭の隣りには、おじいちゃんたちが心を込めて一生懸命に作っていたいちごのビニールハウスがありました。おじいちゃんが学校に来て、
「子どもたちにいちごを採りにくるように言うちょくれ。」
全校の子どもたちがビニールハウスに入って、いちごを毎年のように採らせてもらいました。




この季節は、校舎内が甘酸っぱい香りが漂っていました。各学年で、子どもたちと先生、そして、事務補佐の方たちで、いちごジャムを作っていたからです。そんな楽しくほのぼのとした時間をおじいちゃんたちは、子どもたちにプレゼントをしてくれていました。




それから、時が経ち、じゅんくんが中学校に入学してきました。自分自身もこの年から中学校勤務となっていました。じゅんくんを担任。野球部でも一緒に活動しました。




じゅんくんが1年生の新人大会。みんなでまとまって7年ぶりの優勝を飾りました。チームで最高学年になったときは、主将を務めてくれました。お父さんも保護者会長として、練習試合など、いつも一緒についていってくれました。いろんな思い出が詰まっています。




3年生になって再び担任をしました。この時が、最後のクラス担任となっています。




今でもお父さんたちと同じ野球のチームに所属しています。



そんなじゅんくんも結婚します。お嫁さんになる人は、偶然にも連れ合いが教えている人です。二人ともいい雰囲気を持っています。お似合いです。




教えた生徒たちが、いろんなことを乗り越えながらも幸せになっていくことがとても嬉しく思います。5月のじゅんくんの式を楽しみにしています。

東の谷のひなまつりへ

2013年02月24日 | Weblog
飾られたひな人形にぼんぼりに 
           心なごます東ん谷の夜




       
 学校に行く途中、「東の谷のひなまつり」という看板を数年前からこの時期に目にしていました。「行ってみたい。」と思いつつ、次の年に、そしてまた次の年にと持ち越していました。



東谷の専念寺で毎年行われています。今日、行かなければ、日程の関係で行くことはできないだろうと思い、ちょうど、夜が「竹灯かりの夕べ」というイベントが行われることを新聞で見ていたので、ドライブがてらに見学に行きました。ついに「東の谷のひなまつり」の初登場です。




この行事は、「東谷百姓倶楽部・さくら会」が主催しています。かつて本耶馬渓中学校に勤務していた時には、東谷の生徒の家などに行く機会は多かったです。また東谷小学校がある時は、何かにつけ、行く機会はありました。しかし、今回、久しぶりに東谷に行きました。




境内には、灯ろうがたくさん並べられていました。陽が沈んだ空のもと、ひんやりとした空気の中に、ろうそくの灯かりが、輝いていました。写真家の方たちが何人かその美しさをカメラにおさめていました。幻想的な境内となっていました。




「臼杵の竹宵を見に行って、勉強してきたんですよ。」
とさくら会の立木さん。竹をくり抜いて模様にしているのもありました。手作り感が雰囲気を柔らかく包んでいます。




もう観光客の方は少なくなっていたのですが、畳の部屋に入らせてもらいました。中には東谷などの家庭持ち寄ったたくさんのひな壇、ひな人形など千体以上が並んでいました。畳の上には、紙で造ったさくらの花びらが舞い散っていました。



本耶馬渓中学校当時、野球でお世話になった小野さんもいました。現在、さくら会の会長をされています。久しぶりにお会いしましたが、相変わらずエネルギッシュです。このひな祭りを中心となって盛り上げています。




「昼間は、300人以上の方が見えてくれました。」
山あいの村が活気づいたひな祭りの季節です。




座ってひな人形を見ていると、ふーっと落ち着いた気持ちになります。華やかなひな人形のせいでしょうか。また温かく接してくれている小野さんや立木さんたちの人柄なのでしょうか。思い出話をしながら、ひな祭りの説明もたっぷり受けました。



「今日の昼間は、こうしてゆっくりと座る場所もないくらいだったんですよ。」


賑わいの様子が目に浮かぶようです。時間がスローに流れました。

PTA活動のまとめ

2013年02月24日 | Weblog
PTA心あたたまる活動に
         言い尽くせない感謝の気持ち

       
年度末になっています。金曜日も年度末の会議などが大分市で行われました。いろんな会議で年度末のまとめなどを行なわ参加させてもらっています。



そんな中で、PTA活動も最後の取り組みが行われました。



先週は、学校のPTA役員会が行われました。3月の中旬に学年末授業参観、学年PTAが開催されますが、役員会は、ラストとなります。一年間、生徒たちの活動をサポートして下さったり、学校のスムーズな運営のために力を尽くして下さった三役の方、委員の方が集まりました。



役員さんたちのおかげで、体育大会、親子講演会などが充実したものになりました。


生徒たち、そしてお家の方たちが楽しんだり、学習することができました。



また厚生活動として、PTA研修旅行、ミニバレーボール大会など楽しむことができました。「愛のパトロール」も行われ、地道な生徒たちを守る活動が学校の安定が図られているのだと思います。役員会では、一年間の専門部活動の報告、来年度のPTA会長さん以外の役員の選考などが報告されました。




三役の方においては、6名のうち、5名の方がPTA活動を卒業、一時卒業していきます。わずか一年間でしたが、みんながまとまってPTA活動を引っ張っていってくれました。



三役の方、委員の方の最後の集まりと思えば何となく寂しく感じました。一年間の活動に対して、心から感謝しています。




そして、昨日は、中学校校区の小学校、中学校のPTA三役の方の懇親会、送別会が行われました。夜遅くまでにぎわいました。送別会は、今年退職する教頭先生などに花束を役員の方から渡されました。



PTA活動を通して、他校の役員さんとも交流ができました。




学校の活動の一年が間もなく終わろうとしています。

ふぐ料理堪能

2013年02月23日 | Weblog
夜が更けて会話賑わうふぐ料理
          外の寒さも体温めて
 




       
どこからどういう話になったのか、「ふぐを食べに行こう。」ということがいつの間にか決まっていました。ふぐ同好会?で昨日の夜、有志で懇親会を開きました。ふぐのこの店に行くのは、久しぶりでした。会話を弾ませながら時間を過ごしました。



ふぐの刺身、からあげ、しらこ、ふぐ鍋、茶碗蒸し、ふぐ雑炊・・・ふぐ三昧でした。ちょっと贅沢な時間。



しっかりふぐ料理を堪能しました。



間もなく異動などがあります。これから送別会、歓迎会など毎週のように続きます。一期一会・・・出会った中で、こうしてみんなが楽しく過ごせることは、縁があってのものだと思います。



「もう、時間なんですが・・・。」
とお店の方に言われながら、店をあとにしました。

魚料理教室

2013年02月22日 | Weblog
まな板の銀色あじとにらみ合い
         悪戦苦闘の包丁さばき




       
ずっと前のことですが、2月になってから、魚市場主催で、「魚料理教室」が行われました。料亭の方、漁協の方が来校されました。



まず、魚市場の方から、消費者まで魚が届く経路や豊前海で獲れる魚の紹介、「鰺(あじ)」という魚の話・・・などの授業がありました。初めて知ることも多く、見ていてこちらも学習することができました。




そして、いよいよ「魚」の料理です。あじを3枚にさばき、油であげます。一人一匹ずつです。新鮮な立派なあじを魚市場の方が持ってきてくれています。1月にも違うクラスで授業がありました。

その時は、見ていただけですが、今回は、一緒にチャレンジもさせてもらいました。生徒たちも、地域の方が授業をしてくれている、ふだんなかなかできない体験をさせてもらっている・・・などで目も輝いています。




説明を聞き、エプロンをして包丁を持って、いよいよ料理開始です。包丁を持つ手も真剣です。うろこをとって、内臓を出して・・・特に魚釣りによく行っている生徒は、うまいです。


1月の時は、料亭の方が直々来て指導してくれました。包丁さばきは見事です。説明もポイントを押さえて、生徒たちにも分かりやすく指導をしてくれました。




2月の教室は、漁協の婦人部の方が来て、指導をしてくれました。専門家だけにこちらも負けていません。



3枚おろし。比較的容易に3枚におろすことができました。皮をはがすのが一苦労。身も一緒についてきます。新鮮なだけに、身もなかなか離れてくれません。(本当は、下手だから離れないのですが、指導者は、こう言ってなんとか弁解をしてくれます。)油であげるので、皮を無理にとる必要はないのですが、これも練習。お刺身にしたいくらいです。



小麦粉、パン粉につけて油で揚げると、いい香りが調理教室に漂ってきます。できあがったばかりの湯気のたつあじのフライをごっくんと・・・すぐに食べたくなる衝動にかられました・・・。




四苦八苦しながらも生徒たち全員がさばいて「あじフライ」ができました。ちょっとだけ料理の鉄人になった瞬間でした。



「お母さんもうまいよ。」


「うちは、さかなすでに調理した物を買ってくるからあまりできないかも・・・。」



子どもたちの家庭の様子も楽しい会話の中で出てきました。




今回の取り組みの中で、家庭で時間があるときに、魚を料理してみるとか、ふだんは何気なくお家の方が魚を料理していたのを見ていただけだったものが、ちょっとだけ興味を持ったり、一緒に手伝ったりできたら、楽しく家庭での生活も広がっていくことでしょう。



家庭科での体験活動が、その時だけでなくこれからにつながっていってもらえることを願っています。


明日から1週間、ケーブルテレビでこの模様は、放映されます。また月曜日から中津市役所のホームページで動画として紹介されます。

よかったら、見てくださいね。

お土産ありがとう☆

2013年02月21日 | Weblog
揚々と修学旅行のお土産を
       持って母校で思い出話




       
 今日も寒さを感じたものの、春の空気を感じた一日でした。何人からは、「花粉症がきつい。」という声がありました。「杉の木も色が茶色になっているよ。」確かに。しっかりと花粉がついています。




そんな中で、春らしいお客さんが来校しました。仕事をしていると、
「先生、お土産持ってきたよ。」
と三光中学校卒業生の高校生の二人が部屋のドアを開けてちょこんと部屋の外から顔を出しました。




持ってきていたかわいいディズニーランドの袋をプレゼントしてくれました。袋の中には、ハート型の箱が入っていました。



カステラが詰まっていました。先日まで、スキー研修や東京への修学旅行に行っていたそうです。ということで、お土産を持ってきてくれました。今日は、修学旅行の振替休みでした。



うれしい来客でした。卒業してからなかなか会う機会はありませんでしたが、こうやっていい形で訪問してくれることを嬉しく思います。




楽しかった修学旅行のこと、高校生活のこと、中学校時代の思い出話・・・ほかの先生方もやってきてにぎやかに話をすることができました。




高校生になっていますが、こうして高校生として時間があるときにあいさつに来てくれる成長した生徒の姿を見ることができてとてもうれしく感じました。
 来てくれた一人の妹と昼休み会ったときに、
「今日、お兄ちゃんが来てくれたんだよ。」
と言うと、にっこりしていました。



きっと優しい卒業生の高校生のこと、妹にもしっかりお土産を買ってきてあげたんだろうと想像がつきます。





今、高校は、修学旅行の真っ最中です。卒業生そして、高校生には青春の思い出をたっぷりと創ってきてもらいたいと思います。

春の夜明け

2013年02月20日 | Weblog
雨あがり朝の明るさまぶしく感じ
       こんなに早く夜が明けるんだ




       
このところ、雨・雨・・・雨の連続でした。何となくテンションも上がりにくいところもありました。朝起きて、学校行くときは、雨も降り、辺りは、薄暗くて、帰るときも暗い・・・。




でも今日の朝は、ちょっと違っていました。少し寒かったけれど、すがすがしい朝でした。車とすれ違う時の相手の顔もよく見えました。



車ですれ違うとき、あいさつを交わす人が何人かいますが、冬は、暗くていつ通ったか分からなかったのです。雨の日となればなおさらです。晴れた今日は、しっかりとあいさつをしました。久しぶりでした。




本当は、もう、朝は、こんなに明るくなっているだという春を少し感じました。薄紫だちたる朝の空は、とてもきれいでした。



車から降りたときに駐車場でも朝焼けの様子をぱちりとカメラにおさめました。校舎を回っているときもベランダからぱちり。
また学校便りなどに使おうかなと思っています。



朝、あいさつ運動で道路に立っていると、
「先生、寒いね。」
と生徒。




「でも、久しぶりに晴れたよね。」
毎日、自転車で通学している生徒にとっては、寒くて、雨で・・・というのもとてもつらいものがあります。今日は、寒かったけれど、晴れて、空気が気持ちいいのを生徒たちは、体で感じているようです。




生徒たちのあいさつの声もなんとなく大きく元気の良さを感じたのは、気のせいでしょうか。
 すでに進学する高校が決まっている3年生に、
「休みの間いつも何をしている?」
と聞くと、「う~ん、この間の日曜日は、豆腐ハンバーグに・・・。」
すごい。



「お母さんも喜んだだろうなあ。」と言うと、にっこり。
会話も弾みます。




吹を感じる春の朝です。



でも人は、自分中心に地球は回っています。「花粉症の症状がでてきているね。」と今度は、現実的な話に変わっていきます。間もなく格闘が始まります。

生徒の力を信じて

2013年02月19日 | Weblog
「できたんだ。」自信を体に感じたい
            頭をひねり机に向かう



        
       
生徒たちが伸びるときには、越えさせないといけない壁があると思います。そこは、指導者の指導力だと思っています。 




今日、外部の会議で、ドリルを長期の休みでさせるときには、後から解答を渡す・・・という話が出てきました。その理由は、「答えを写す生徒がいるから。」と言います。自分は、その考え方に反対です。自分は、指導者が指導から逃げていると思うのです。





まず、子どもを信頼していない学級経営や学年経営をしているところが問題です。2番目に、それをする前に、しっかり子どもたちにドリルをするためのパターン化をしてあげる指導が欠けていることです。ドリルの仕方を徹底して教えるということです。





答え合わせをしないということは、間違ったところを修正することができないのです。またまとめて答え合わせをするということは、間違った数が多い、つまり理解が遅い生徒にとっては、あとからやり直そうとしてもあまりにも間違ったところが多くて、やり直しがなかなかできない・・・実態になります。あとから答えを渡して、生徒の伸びを大きくしているケースは少ないと思います。





自分自身が担任をして、実践を書いている、「かったかくんのクラスの子ども全員の学習力を高める」では、
このことについて、このように、著しています。






『(4)家庭学習の方法論
 今から、学習方法について述べていきます。まず、家庭学習からです。「自主学習」この言葉は、いろんな学校で使われているでしょう。家庭学習の中に、この方法を取り入れている学校は、多いと思います。




でも「自主学習」の中味はどうでしょう。わたしは、自主学習は、「自分で学習をしてくる」だけではなく、学習の仕方を身につける」ことも中味だと思っています。学習が遅れている子どもに、「自分で学習の内容を見つける。」ことは、無理だと思います。




「自分で学習をしてくる」だけで取り組んでいる先生は、きっと家庭訪問をしたときなどに、お家の方から、「子どもが何を勉強したらいいかわからない。」と感想を言われていると思います。心当たりはありませんか。実際にわたしも以前は言われていました。





そんな子どもの学習内容を見ていると、毎日大きな字の漢字だけ。簡単な計算をわずかにしている。そんなノートだと思います。指定されたページ数だけなんとかこなしているのがふつうです。


家庭学習の内容については、また後述します。



 わたしは、いろんな学習の指導をするとき、必ず、子どもたちに伝えることがあります。それは、
『間違いは宝である』
ということです。




「ドリルをしたら、必ず、まるつけをしなさい。力を上がるのは、間違ったところが分かったときです。その量が増えれば増えるほど、成績が上がるのです。だから間違ったところがわかるようになった・・・ということが大切です。」



成績をあげるということは、
・今まで知らなかったことを知り、理解ができる。
・間違ったところが理解できる。
すでに理解できているところに○をもらったとしても、成績はあがりません。間違ったところにキーポイントがあります。




それは、スポーツの世界でも同じです。もちろん長所を伸ばすことも大切です。一方、野球で外角球が打てない、変化球に対応できない選手が、トレーニングによって、外角球でも、変化球でも対応できはじめたときに、大きな成長があるのです。




ウィークポイントが少ない選手が、打者として打率を残すことになります。




わたしは、学校で使用するドリル類などは、解答を渡しています。
①時間を決めてドリルの一ページを解きます。
②答え合わせをします。
③間違ったところを調べたり、聞いたりします。
④間違ったところでわかったところは、文章で問題の横に説明(解説)を書きます。文章化することが大切です。
 





このパターンをしっかりと植え付けます。授業でもドリルを使ったときに、徹底して指導します。何事も徹底です。しかし、一度、マスターすれば、これは、小学校高学年、中学生、高校生でも人より大きな学習の自立ができています。




小学校勤務時代でもこのことはできました。もちろん中学校で担任をしたときも同様です。強制的に押しつけで学習させたときは、その時は良くても、担任から外れると、成績が落ちてきます。しかし、学習の方法をていねいに指導しておくと、後からも生きてきます。




答えを写す子どもは、ノートを見たらわかります。そのときは、評価をする中で、しっかりと指導をします。指導しなければなりません。ここを押さえておかないと、ここが指導力となります。見逃すか、指導できるかが学習の自立につながります。そして、わからなかったところ、間違ったところをアドバイスしたり、友だち同士で解決させたり、調べさせたりしながら、マスターさせます。



できなかったところをマスターさせる方法、新しく知識を持つ方法を含めながら、今から、自主学習の取り組みを紹介します。ただ、正解もわからなく、やらされるだけで、新しい知識の獲得も少なく、10日以上の長期の休みで問題だけをさせるのは、無意味な時間であると思います。~(略)~』
 




例をあげているプリントの社会は、6年生の児童のものです。算数は、5年生の児童のものです。

卒業式の足音聞こえてきた

2013年02月18日 | Weblog
心揺れ卒業式も迫りくる
         別れの寂しさ受験の焦り
        
       



数えて見ると、3年生が学校に登校してくる日数もあと10日あまり。時間はあっという間に過ぎ去っていきます。受験も迫り3年生も落ち着かない日々になっています。
朝の登校のとき、3年生の女子に、
「あとちょっとだね。」
と言うと、
「先生、それを言わんでよね。うち、寂しくなるんよ。」





この10日の中で、壁画の作成、卒業文集の製作など、受験勉強とともにしなければならないことがたくさんあります。「卒業アルバムはまだ来ないのかなあ。」と言っている3年生もいます。




まもなく卒業アルバムが到着して、フリーのページに友だち同士の書きっこが始まります。




ふっと、自分の中学校の卒業式のこと思い返すと、時間が経ちすぎてあまりその時の様子が思い浮かんできません。今では、母校の中学校は、全校生徒100人程度の中学校になっていますが、当時は、田舎の中学校でも各クラス40人、各学年5クラスでした。つまり一学年200人の3学年で600人近くいました。





ひょっとしたら、人数の関係で在校生全員が卒業生に参加できていないかも知れません。卒業生の多さで、あまりにも思い出が小さくなっているような気がします。





あえて言うなら、卒業式の前には、サイン帳が流行していたのだけは覚えています。入試の前だったので、そこまで今のように卒業式に重きが置かれていなかった風潮があったような気がします。


だから、今は、生徒たちを大切にする卒業式が行われています。生徒たちの出番もたくさんあります。生徒たちが幸せに感じます。





卒業式が終わって間もなくして、当時は中津市内の高校を受ける生徒は、中津駅の近くの旅館に泊まりがけで受験に行きます。100人以上の生徒が旅館の広間でみんなで勉強したことはいい思い出です。





だんだんと時代も変化してきます。今は、受験日は、家族で高校まで送るようになりました。合格発表もラジオなどで流されていましたが、今は、現地で自分で掲示板をみると言うことがあたりまえになっています。




今日の放課後、3年生の先生たちが、祈るような思いで入学願書の整理をしていました。明日、勤務する中学校は、出願となります。




3年生の生徒にとって、いい結果が出ますように。また思い出に残る卒業式になることを願っています。

おめでとう☆幸せな時間

2013年02月17日 | Weblog
テラスには春の陽射しが柔らかく
           幸せな時間をゆっくり運ぶ
  


       
       
2月17日(日曜日)、Yくんの結婚式の日です。北九州市で行われます。教えた生徒たちが迎えに来てくれて、みんなで列車で小倉に向かいました。小倉では鹿児島から駆けつけたかつての生徒とも落ちあいました。



社会の一線で活躍をしている教えた生徒たちです。小学校や中学校での面影も薄れて、みんな結婚をしてしっかりしています。



  
Yくんは、小学校5年生の時に担任をしました。弟のHくんも6年生の時に担任。2人兄弟を二人とも担任して縁の深さを感じます。あれからどのくらいの月日が流れたでしょうか。昨日如くですが・・・20年は、越えています。



でもその月日の中でもいろんな関わりを持つことができて、うれしく思います。





弟のHくんは、関東の方で就職しているので、会う機会は減っていますが、式場に着いてすぐに会うことができ、懐かしく感じました。




Yくんのお嫁さんは、大学時代の同じ部の後輩となるそうです。その後の職場は違うのですが、同じ職業として頑張っています。趣味も職業も同じということで、困った時は、きっとお互いに助け合いながら、ここまで過ごしてきたのでしょう。



多くの大学時代の友だちや職場の友だちが詰めかけていました。二人の人柄なのでしょう。明るい中にも、しっとりとした結婚式となりました。



Yくんは、二人兄弟です。式の中で弟にコメントするシーンがありました。今までの生活の中で兄が弟に、弟が兄に対しての心温まるお互いの言葉に感慨深いものがありました。



ふだんの生活の中では、なかなか言えないことも、結婚の日に感謝の言葉を伝えること・・・大事な時間だったのかも知れません。





YくんやHくん、そして今日一緒に貴重な時間を共にしたYくんの仲間たちを教えた頃と違って自分自身確実に年を重ねています。



しかし、Yくんのそして、仲間たちの一挙手一投足を見ていると、言葉を言う重み、周囲に心配りができる優しさ・・・もう時代の中心は、彼らに移っているのだということを痛感します。



Yくんご夫妻の末ながい幸せを祈っています。

リラックスタイム

2013年02月16日 | Weblog
うとうととテレビの音も子守唄
          午後のひとときリラックスタイム
         
       


インフルエンザから復活したものの、年度末になっていて、あわただしさは増しています。出張、年度末の書類の作成、懇親会と・・・続きました。毎年の年度末の恒例パターンです。



ニュースもグアム無差別殺傷事件をはじめ、北朝鮮の核実験、とどめは、ロシアで、1200人以上の人がけがをした隕石落下事故。世相もなんとなく暗いニュースに包まれます。



そんな中で、あえて世相に挑戦?今日の午後からは、散髪に行ったり、テレビでラグビーの日本選手権準決勝を観戦したりと家でちょっとゆっくりとしました。サントリー対パナソニックでした。パナソニックが前半有利に試合を運んでいたので、ひょっとして勝つのかなとは思ったものの、26―13で強豪のサントリーが勝利。でも面白い試合でした。



HDDに撮りためていたテレビ・・・「純と愛」なども一気に一週間分見ました。うとうととなりながら、起きては見て、見ながら・・・寝て・・・いい気持ちの午後でした。
 たまには、こんな時間もいいものです。

インフルエンザとの闘い

2013年02月16日 | Weblog
忍び寄るインフルエンザの足音に
             ついにここまで敗北宣言 



         
       
インフルエンザも最近は、流行がおさまりつつあるのかなという学校の欠席者の推移があります。
その矢先・・・先週はインフルエンザと格闘しました。咳が「コホン、コホン。」としていました。少しずつ、咳もきつくなってきたので、病院に行きました。



「一応、インフルエンザの検査でもしておきますか。」
と綿棒を鼻に突っ込んで、検査薬に入れて・・・




「こういうときは、ほとんどの人が違うのですがね。ありゃ・・・。色が出ちゃった。ほら。」
と検査薬を見せてくれました。見せなくても見えていたけれども。




同級生の看護師さんもいて、
「ちゃんと、予防接種をしていたん?」
「先生は、2本も注射を打っちょるんよ。」
・・・・・
それで余裕の?病にかかっていない病院の先生は、にこにこ笑顔です。





たしかに看護師さん、あなたの言われるとおりです。今まで、インフルエンザにかかったという記憶がありません。それは、確率の問題で、たまたまかかっていなかったということなのです。今年もその傲慢な強気さで、流行シーズンに入りました。





マスクの着用など、対策はやってきたつもりですが、終盤戦になってインフルエンザという敵に敗れてしまいました。




意外にも熱は最後まで出ませんでした。「タミフル」も初めて食させてもらいました。外には出らずに、何日かはおとなしくさせてもらいました。本を読んだり、新聞を隅から隅まで読んだり・・・合間合間には、書類の提出などの文書などを作成したりしながら、時間を過ごしました。




おかげで途中になっていて読んでしまわなければと思っていた本を完読しました。




それでも、思ったよりも体調は悪くなかったので、時間が経つのが遅く感じられました。ワクチンをしていても罹患する可能性はありますが、確率は減ります。「来年は、予防接種を絶対にするぞ。」と思いながら睡眠のまとめ取りもしました。




いくつかの行事や会議をドタキャンもしたりといろんな人たちに迷惑もかけました。すみません。先週の中盤から復帰できて、ちょっと一安心です。

今日、テレビのニュースでの一言。
「インフルエンザは免疫力が弱っていると、感染しやすくなりますし、感染したときに症状が重くなってしまうおそれがあります。ふだんから、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておきましょう。」




はい、よくわかっています。

あたたかな結婚式

2013年02月14日 | Weblog
旅立ちの新郎新婦の笑顔には
            幸せ満開春爛漫



          
       
先日、Sさんの結婚式に出席させてもらいました。中学校時代、進学先に悩んでいたのが、昨日のようです。時がたつのは、早いものです。Sさんは看護師を志望して進路を決めていきました。



それは、お母さんが看護師さんだったことも大きな要因だと思います。お母さんを憧れて看護師としての道を。



中学校時代はバスケットボール部の主将でもありましたが、「元気で明るい」というよりも「優しくて明るい」さなさんでした。気さくなさなさんは、誰からも愛される人望がありました。




 
結婚のために、関西から故郷に戻ってきました。高校時代から付き合ってきた永い春。そして、遠距離恋愛でも愛情が変わらないところが二人の人柄なのでしょう。関西の病院からもたくさんの元職場の人たちが駆けつけていました。



手術室勤務というハードな仕事場ですが、心の絆が深く結ばれていたことも容易に想像できます。さなさんの結婚式や披露宴での姿に涙にくれていました。それは、祝福もあるでしょう。また今まで一緒に医療の最前線で活動してきた同志との別れも実感したからなのでしょうか。







Sさんとの思い出はたくさんあります。その中でも印象的なのは、2つあります。1つは、Sさんが中学校を卒業して看護学科に進学してからのことです。教諭時代の一番最後の研究授業をしたときのことです。



道徳の研究会でゲストティーチャーに来てもらいました。なぜ、看護師を選んだかという思いを言葉を選びながら、授業の終盤で生徒たちに語ってくれました。「命」の大切さも交えながらの話にSさん、そして、生徒たちは、涙にくれました。



きっとこの話をあのときの生徒たちは、どこかで生かしてくれているのではないかと思います。




 もう一つは、Sさんのおじいちゃんが亡くなった時のことです。おじいちゃんは、煙草がすきだったのでしょう。通夜に行った時、「じいちゃん、煙草。」と線香の横に火のついた煙草をそなえていました。その時の様子が、何か愛らしくて今でも忘れることができません。



 中学校時代のバスケットボール部の仲間たちが、お父さんの言葉などを入れた、サプライズ映像を流しましたSさんに内緒でお父さんにお願いをしたのでしょう。



みんなが祝福の日にさなさんに何かしてあげたいときっと思ったに違いありません。それほどまでに、人とのつながりを日々大切にしている、人からの信頼を受けることのできる人としての大きさを羨ましく思います。



新しい家庭、新しい故郷での職場・・・新しいことづくめですが、これからもみんなを優しさで包んで欲しいと思います。



PS.やっとインフルエンザが治りました☆よかったです☆たくさんの方にご迷惑をおかけしました。

生徒の顔

2013年02月08日 | Weblog
終わりなき連続ドラマのステージに
            葛藤もあり感動もあり
  


        
       
2月に入り、3年生は、受験まっしぐらといったところです。3年生だけでなく、生徒たちが落ち着いて頑張っていることにうれしさを感じます。




今日は、午後から、地域の方たちが来て、「中学校の教育を考える会」(学力向上会議)が行われました。学校評議員の方、校区内の小学校の校長先生方などが来られて、中学校の学力向上対策などの取り組みを聴きながら、意見をいただきました。




出された意見については、これから、生かしていきたいと考えます。話し合いの前に、「三光タイムⅡ」(放課後学習タイム)の時間を見学していただきました。生徒たちの中に、この時間も定着してきました。




保護者の方そして、卒業生4人の方が来てくれ、添削をしてくれました。生徒は、いろんな方たちに関わっていただきながら、学習力の向上、人とつながる力を形成しています。





生徒たちも、言葉をもらいながら、意欲的に学習できるようになってきています。多くの方々に来校してもらい、学習できる雰囲気を創るだけでも、落ち着いた学校になっていくと思っていますし、生徒たちの学習の力も自然と身についていくと考えます。




先生たちもまとまって、生徒たちのことを考え、「三光タイムⅡ」を創りあげています。お家の方のサポートもとても温かいです。




そんないい時間となっています。




一方では、成長中の生徒たちです。思うような姿でない時間もあります。学校の中で、時として、指導を受けている生徒の姿を見ます。先日も明らかに、生徒たちが変わらなければならない出来事がありました。


先生たちは、一生懸命に生徒と関わり、話し込んでいました。また家庭訪問をしたり、お家の方が学校に来られたりもしました。





とても大切なことであると思います。子どもたちは、寄り道をしながら、成長していきます。間違った寄り道をしたときに、早めに対応して、何がいけなかったのか、どうすればよかったのかをお家の方と一緒に教えてあげて修正していくことが重要だと思います。



お家の方も、まずわが子に間違った行動がおきたときに、どう接していくかが親力だと思います。子どもは、間違いなく間違った行動をおこす「人」です。


その時に、子どもたちは教えてもらわなければ学ぶことはできません。それが、しつけであり、子を育てることにつながっていくと思います。先生たちもお家の方たちも真剣に考えていました。





お家の方たちからもいろんな意見が出されましたが、意見を言ったり、聞いたりしながら、それぞれのお家の方たちも、親力の高まりができたのではないかと思います。




一週間が終わりました。今週も生徒たちからたくさんのドラマをもらいました。