「先生、帰りの会の時に、少し時間をもらっていいですか。」
と給食委員会の人からの頼み。
「どうぞ。でもなぜ?」
と言うと、
「5年生がいつも給食が終わってから、コンテナ室の片づけを手伝ってくれているのですよ。
だから、みんなで話し合って、感謝状を創ったんです。
全校の集会の時でもと思ったのですが、手伝いが他の学年に広がっては、それはそれで大変になるので、クラスで渡したいのです。」
こちらが頼んだわけではありませんが、子どもたちが一生懸命にコンテナ室を片づけている姿を見ます。
子どもたちなりのちょっとした優しさです。
給食委員会の人たちは、いつも
「ありがとう。」
なんて言わないかもしれませんが、でも「感謝状」を渡したいほどの気持ちが詰まっていたのでしょう。
心と心がつながり合っています。
朝の
「おはようございます。」
から
帰りの
「さようなら。」
というあいさつも含めて、「人」を大切にする、心がやわらかくなる言動をとることは、自分も幸せになります。
人はいつもいいことだけがあるわけではありませんが、
「人を思う」気持ち
や行動をとることが、人は、自然と「幸せの量」が増えていくのだろうと思います。
こちらは、まだまだ至らぬことが多いです。
しかし、心がけはしていきたいと思います。
今日はある子どもたちの行動を通して、そんな話も子どもたちとしました。
子どもたちが歩く道に、たくさんのハッピーな時間が訪れて欲しいです。