あれから14年の年月が経ちました。
2011年3月11日、「東日本大震災」が発生をしました。
亡くなられた方、行方不明者を合わせて2万人を超える大惨事となりました。
14年前、学校のテレビから、津波が陸地をどんどんと飲み込んでいくライブ中継に恐怖を抱きました。
悲惨な状況を今だに脳裏にしっかり刻み込まれています。

多くの知り合いの方が、人命救助・復旧のために被災地に出向きました。
この頃からでしょうか。
水害なども含めて日本に災害が多くなっています。
学校では、昨日、担任の先生からの震災についての講話のあと、みんなで犠牲となった方々のご冥福をお祈りするために、黙とうを捧げました。
休み時間、ある子どもが、
「先生、ぼくんとこのおじいちゃんとおばあちゃんが東日本大震災の時に亡くなったんよ。」
と話してくれました。
「先生、ぼくんとこのおじいちゃんとおばあちゃんが東日本大震災の時に亡くなったんよ。」
と話してくれました。
一瞬、周りの友だちの話も途切れました。
震災によって、多くの人が重苦しい雰囲気の中で、日々を過ごしました。

その年の暮れのことです。
震災からの復興のきざしが見え始めた頃でしょうか、校区内の書家の方が、
「震災後、初めて筆を握り作品を創りました。」
と心のこもった作品を学校にいただきました。
「震災後、初めて筆を握り作品を創りました。」
と心のこもった作品を学校にいただきました。

「しあわせ
~きっとおとずれる その時を信じ 一歩前へ~」
という県知事賞も受賞した作品です。
~きっとおとずれる その時を信じ 一歩前へ~」
という県知事賞も受賞した作品です。

その作品を見た多くの先生方やお家の方が涙しました。

「書」で人々が涙するという光景を初めて見ました。それほど、直接に被災していなくても、私たちの心の中は、沈み込んでいたと思うのです。
そして言葉に勇気づけられました。

次の年の2012年には、九州北部豪雨が発生しました。我が家も浸水しました。また施設にいた母は、施設が被災し、復活した週に亡くなりました。

いろんな災害が発生する中で、今ある命を大切にしながら、一歩前へ、前向きに歩いていけたらと思います。
