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「お稚児さんに、山移小学校閉校式に」

2018年03月25日 | 大分県
3月も終わりに近づいています。明日は、2017年度の修了式です。時の経つ早さを感じます。終わり、別れ、まとめの季節も最高潮に迎えます。
 

今日は、「浄土真宗本願寺派雲西寺住職継職奉告法要」(お稚児さん)と「山移小学校閉校式」が行われました。
 
 

まずは、「浄土真宗本願寺派雲西寺住職継職奉告法要」のために、本耶馬渓町へ。

すごい人が集まっています。
 

駐車場もあちらこちらにあります。お世話をする人たちは大変です。


境内の中に入ると、「ナムナムガールズ」や「食物科」の東九州龍谷高校の生徒たちがいろいろとお世話をしています。

カレーやお菓子などの販売や提供をして法要を盛り上げてくれています。本堂では、中津東高校の「元永航太さん」のステージなども行われています。
  


お稚児さんもあるので、すでに親となっているかつての生徒たちはお子さんを連れてきていました。

華やかな境内はやわらかな交流の場となっていました。懐かしいかつての生徒たち、お家の方たち、お世話になった方々と会話を弾ませることができました。

食物科の生徒たちが作ったカレーも美味しく食べることができました。
 

お稚児さんを見たかったのですが、続いて「山移小学校閉校式」へ。144年間の歴史にピリオドを打ちます。
友だちには山移小学校卒業生もたくさんいます。
勤務先の中学校の生徒にも山移小学校出身の生徒がいます。


小学校の中でかけがえのないドラマを展開して思い出をつくって、今の生活を充実させています。 

 


この3月に卒業した2人の6年生をはじめ、山移小学校を卒業した人たち、かつての勤務した先生方など、山移小学校「最後の日」を感じるために、たくさんの人が詰めかけていました。


また市長さんをはじめ、関係の方々が、山移小学校最後の日に立ち会うために来校してくれていました。
 

明治7年に開校。それから144年。
2000人以上の子どもたちが学び舎で学び、かけがえのない思い出を創り、巣立っていきました。
 
 


わたしが耶馬溪中学校に赴任してきてから、山移小学校の子どもたちの授業もたくさん見せてもらいました。また行事にも参加させてもらいました。


2人だけの運動会。ほかの小学校の子どもたちも一緒になって創り上げていたのですが、2人でまとまって演技をする姿に心打たれるものがありました。

「ふれあい集会」では、先生たちと劇を完成。披露しました。特に今年は、地域の民話をもとにしたストーリーで、かつての校長先生が脚本をつくり、キャストは子どもたち、先生、地域の方々。
ステージの熱演にはたくさんの人が感動をもらいました。
 


この閉校式に向けての準備も先生方や地域の方は大変だったと思いますが、144年の歴史の終わりの演出をしていきました。
校旗返納をするときなどじんとくるものがありました。
「終わってしまうんだ。」とせつなく感じました。
 


山移小学校は、成長の場、地域の人の交流の場、心のよりどころの場として存在してきました。
 

子どもたちのにぎわいの声は消えますが、それぞれの人が心の中に「あの日、あの時のこと」を心の中に大切に燃やし続けていくのだと思いますし、私自身も山移小学校の思い出を大切にしていきたいと思います。


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