かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

自転車安全利用教室

2012年06月05日 | Weblog
事故に巻き込まれし一瞬の
              時は辺りを暗闇に包む



              
本年度勤務する中学校では、地域の警察署から「自転車安全利用モデル校」に指定されています。



この取り組みをすることによって、生徒たちが交通ルールを守っていく、事故を遭遇しないように気をつけるなどの意識が高揚できることを期待しています。



 今までわたし自身が生活してきた中で、中学生時代、一つ上の先輩が学校の歩いて登校しているとき、トラックに巻き込まれて亡くなりました。

高校時代、先輩が自転車で交差点を直進しているときに、曲がろうとしたトラックに巻き込まれて亡くなるという事故がおこりました。


大学時代は、車から体を乗り出した学科の後輩が、コンクリートの壁にぶつかって亡くなりました。



教えた生徒の中にも交通事故に巻き込まれ亡くなった人もいます。



いつ、どこで、だれが・・・というのがわからないのが交通事故です。一瞬の出来事であると思います。交通網が発達している現代社会の中で、だれもがひやっとしたことがあると思います。


それは、幸いなことであって、一歩間違ったら、死亡事故につながっていた可能性も否定できません。




事故をなくすために、交通ルールがあり、人の命を守ってくれています。とは言っても、誰もが事故に遭おうとは思っていません。もしかしたら、ふだんの生活の中で、無意識の中で、自分は例外と感じている自分が存在しているのかも知れません。



中学校では、お家の方からの強い要望があり、「学校の校門からの坂の下りは、押しておりよう」ということになっています。以前、そのまま降りて自動車が通る道まで、勢いで出てしまい、事故がおこったということもありました。



交通量の多く自転車道のない狭い道を並列で自転車に乗っている生徒がいるということをときどき地区の方から電話がかかってきます。



今年は、それを一掃しようと何度も話し合いを持ち、また生徒からもボトムアップさせていこうと取り組みをしています。


中学生時代、交通死亡事故がおきてから、生徒会で交通安全宣言を作成し、披露しました。同時に交通安全の碑ができました。今でも、その碑を母校に行ったときに校庭で見かけます。しかし、誰かが亡くなって、意識を高めていくのではなく、事故がある以前に考えていく必要があります。



そういった意味において、昨日の自転車安全利用教室は、生徒にとって、有意義であったと感じました。
 



映像のシュミレーターを実際に使って、生徒が実際に機器を扱いながら学習を深めていきました。どこが悪いのか、どのように運転しなければならなかったのかわかりやすく署員の方が説明をしてくれました。



見ている生徒たちも楽しくそして、真剣になって理解していきました。

最新の画像もっと見る