かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

想いをいつか・・・

2012年06月06日 | Weblog
大切な君のこと想い今叱る
            いつかどこかで分かってくれたら



  
「怒る」より「叱る」とか、よくそんな言葉を使いますが、それが、どちらが正しいのか分かりませんが、生徒たちを叱らなければならないときも一日生活する中で出てきます。



特に、命や事故につながることになるとなおさらです。



学校には160名を超える生徒たちがいます。その一人ひとりにはかけがえのない大切な家族がいます。その生徒たちを預かっています。


もし、事故に遭えば昨日書いたように、どのくらいの人が「暗闇に包まれる」ことでしょう。学校は、命を守っていくことは何よりの使命です。




生徒たちが登下校する中で、危険な箇所もあります。いろんな声が地区からも上がってきます。今年になってから、地域の人たちが考えてくれた場所があります。凍結しやすく、自転車に乗った生徒が転倒したときに、車に巻き込まれるような箇所があります。みんなでその場所の改善を要望しました。できる限り早く改修してくれるようになりました。




最近、生徒が登下校するにはマナーが悪く危険な車の運転をする人がいるというので、警察の方に言うと、すぐにいろんな警察の方が見に来てくれたし、当事者に「指導」をしてくれました。




 素早い対応の仕方をみて、地域や関係の方たちが生徒たちの命を守ってくれていることに感謝をしています。




その一方、周りが気をつけるだけでは事故は減りません。生徒自身の中でも意識して気をつけなければなりません。いろんな取り組みをしていて生徒の中で、気持ちでは分かっていても意識と行動が伴わない部分があります。



今日、先生方で下校の交通指導に立っていて、何度も指導している場所でのルールを破った生徒がいました。厳しく叱りました。人を叱るということは、すごくエネルギーがいります。説得もさせなければなりません。



あとから、生徒たちが謝りにきました。いろんな人が何度も注意をしてきた場所だっただけに、残念な気持ちでしたが、そこは、中学生。叱るとともに、繰り返しの指導と繰り返しの語りかけが大切なのでしょう。



生徒たちが涙を流す姿の前に立って、自然とこの生徒たちがかけがえのないもの、いとおしいという感情がわいてきました。自分も目頭が熱くなりました。



生徒たちが帰ったあと、今回のことで、少しでもルールやマナーを意識してくれたらいいと感じます。「叱ったこと」で、また「叱ったことが分からなくても」生徒たちが元気で無事で登校してくれたら、この生徒と向かい合った時間は、無駄ではなかったと自分なりに思い直して、また明日から頑張ろうかな。



追伸:もう少し、かったかくんエッセイ「たいせつなもの」初夏(5月)号があります。もし読んで下さる方がいましたら、連絡下さいね。送ります。

最新の画像もっと見る