熱帯ジャングルでは、ある地域の樹木がほぼ一斉に花を咲かせる「一斉開花」が数年に1度起きる。一斉開花した年でも開花する地域面積はさまざまだ。
◇3月10日付朝日新聞夕刊記事から
日本の桜の開花が早めの年は、マレーシアの熱帯ジャングルが「一斉開花」しやすい――。
大阪市立大学の山倉拓夫教授(植物生態学)が、順位相関という統計手法を使って調査した結果、99%以上の確立で「関係がある」ことがわかった。24日から新潟市で開かれる日本生態学会で報告する。
山倉教授は一斉開花とエルニーニョ現象との関係を調べるなかで、桜との関係にも気づいた。「遠く離れた場所でも、植物は風や海を通じてつながっている」と話す。
◇みんなつながっている
黄砂のことは春の生活につきものです。黄砂は、主として乾燥地帯(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯で強風により吹き上げられた多量の砂塵が上空の風に運ばれて日本、韓国、中国などで降下する現象をいいます。濃度が濃い場合は、天空が黄褐色となることがあります。
わざわざ言うまでもないことですが、自然と人間生活はつながっています。
春先の暖かな青空日和には、心も温かくなりうきうきとしてきます。逆に悩みに悩む日々が続く折りには、いつ季節が移ろったのかという事もあります。
自然と心はつながっています。
人間関係に悩んだり心を砕いたりということは、今の時代ではありふれたできごとです。これは、人と人とのつながりが避けられないことを物語っています。
つまり、「私」はさまざまな連環のなかの一つとして生きていて、また生かされているということでしょう。「私が、私が…」という視点でなく、「あの人もこの人も共に…」という姿勢で生きていきたいと思います。