川本ちょっとメモ

★所感は、「手ざわり生活実感的」に目線を低く心がけています。
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購買力平価で国民一人当たり所得を比較する

2007-09-07 11:52:25 | Weblog


9月7日付け日経朝刊のコラム『大機小機』の記事紹介です。

GDPは国民の生活の豊かさの指標にはならない。購買力平価を基準に考えよう。「同じ商品やサービスのバスケットを購入するのにいくらかかるか」。これが購買力平価である。

世界銀行ホームページの2006年統計には、購買力平価でドル換算してGDP比較が出ている。これによると、1位アメリカ、2位中国、3位インド、4位日本です。

日本は中国・インドに追い抜かれて、『世界第4位』の経済大国です。同じ統計で、購買力平価による一人当たり国民所得を比較してみます。

中国は世界102位で日本の4分の1以下、インドは世界145位で日本の9分の1。人口が多いので、GDP総額が日本を上回っているのです。

以上の記事を見ていますと、GDPは私たちの生活の豊かさの指標にはなりません。『一人当たり所得』が眼目ですね。

また一人当たりについて見るにしても、所得のクラス別分布に注目する必要がありますし、福祉関係の指標に目配りする必要もありますね。

私たちは自分のことについて、生活実感で十分にわかっていますが、識者・評論家・議員・官僚・公務員の数字力に対抗しようと思えば、こういう数字も知っておきませんと……。

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