8月30日の衆院選で民主党は大勝しました。政権交代です。
できるかぎり早く臨時国会を召集しなければいけない。
しかし遅れに遅れて、第173回臨時国会召集は10月26日でした。
民主党、社民党、国民新党の連立三党が意図的に開会を遅らせました。
国民の期待が寄せられた大勝でしたから、それに応えて速やかに開くべきでした。
現実には、政略的な観点から、遅い開会になりました。
新しい連立与党の政権運営はすべて、来年7月の参院選で勝つために行われている。大方の報道はそう伝えています。
「事業仕分け」人気の裏で、国会運営は強権的に行われました。多数派が国会を牛耳るのは民主主義の基本でありますが、少数派の野党意見を国会で十分に開陳させるのが条件になっています。政権交代第一歩から野党を蹂躙しほうだいでは、民主主義とはいえません。ボーッとした風情の鳩山総理ですが、臨時国会の運営に自民党にも似た民主党の本性がうかがえます。
今の鳩山政権・小沢民主党の横暴さは、小泉自民党の横暴さと同じものだと私は思います。