川本ちょっとメモ

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免許保有者事故1位16~19歳、2位75歳以上、3位20~24歳 / 運転操作不適事故1位75歳以上、2位40~49歳、3位50~59歳

2016-11-21 22:37:51 | Weblog
2016/11/21
免許保有者事故1位16~19歳、2位75歳以上、3位20~24歳 / 運転操作不適事故1位75歳以上、2位40~49歳、3位50~59歳
2016/11/23
2005年(H17)高速道路バイク2人解禁に見る交通政治とバイクメーカー
2016/11/28
高齢者運転事故続発……自動車メーカーには製品責任がありませんか? 国土交通省・警察庁には製品改良・補助装置普及の責任がありませんか?
2016/11/30
国土交通省交通政策審議会報告書の「踏みまちがい防止装置」で高齢者のアクセル「踏みまちがい件数」は減りません




高齢者の自動車運転加害事故がつづいて、社会的な問題になっています。自動車運転事故は第一義的には運転者個人の責任です。

しかし、引き続いて多発するものであれば、個人的な注意不足等に帰して放置しておくわけにはいきません。

高齢者の運転免許を有効期間1年更新にするとか身体テストのあり方とか、代替交通手段の整備とかは行政上の課題です。行政の責任に帰する課題です。

ペダルの踏み違えなどが原因で事故が続いています。アクセルとブレーキ、前進と後進の操作まちがいがくり返して起きています。

ここまでくれば個人の不注意というよりも、運転ミスが起きやすい自動車、すなわち欠陥自動車を供給しつづけている自動車メーカーの製造責任が問われますし、こういう欠陥自動車の市販を許可している国土交通省の責任も問われるべきです。

高齢者バッシングをして済ますのではなく、欠陥自動車の製造会社と監督官庁の責任に目を向けなければいけません。しかしながらまずは、警察庁の統計を見ておきます。

警察庁「交通事故統計(平成28年10月末)」を閲覧してみました。これは、2016年(H28)1月~10月の間の統計です。


原付以上運転者(第1当事者)年齢層別統計(平成28年1月~10月)
 ※第1当時者……過失の比重がより重い方の事故当事者
 ※運転操作不適……ハンドル操作とかペダルの踏み違えなど


① 免許保有者10万人当たり  ②「運転操作不適」原因
  死亡事故件数         死亡事故件数

16~19歳   11.28 件        21 件
20~24歳   4.70 件        27 件
25~29歳   2.93 件        12 件
30~39歳   2.43 件        33 件
40~49歳   2.88 件        48 件
50~59歳   2.74 件        36 件
60~64歳   2.85 件        26 件
65~69歳   3.11 件        23 件
70~74歳   3.59 件        33 件
75歳以上   7.89 件         84 件
                計  343 件

◎免許保有者10万人当たり死亡事故件数で1位16~19歳、2位75歳以上、3位20~24歳。特に「16歳~19歳」区分が突出しています。免許保有者対策の注力点は第一に24歳以下、第二に高齢者という結果です。

◎「運転操作不適」原因事故で、60~69歳の件数が10区分のうちの8位と、意外に低いことに注目です。

◎高齢者では「75歳以上」が突出しています。75歳以上については免許更新を1年にし、身体機能や認知機能の適格性の認定条件を厳しくしなければいけないと思います。それで合格すれば良し。

◎免許証を返上して車なしになれば、日本の大方を占める地方では、地方都市でさえ、人間らしい生活の維持が困難です。「サファリパークに放し飼いされたヒト」生活状態に陥って、食品スーパーで日々の食べ物を買うことさえ難しくなります。




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