川本ちょっとメモ

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 オリンピック中止をにおわせる二階発言、大阪は医療崩壊近し、DMATによる災害医療体制強化を

2021-04-15 21:08:19 | Weblog




コロナ関連できょうもいろいろなニュースがありました。

京都の祇園祭巡行は昨年につづいて今年も行わないと、今日(4/15)決まりました。

大阪府南部で人気の高い岸和田市のたんじり祭り。祭り人気の中心であるだんじり曳行は去年は中止になりましたが、このコロナ情勢にもかかわらず、今年は実施する構えです。さすが岸和田だんじりは無鉄砲ですね。



■東京オリンピック中止をにおわせる二階発言
自民党の二階幹事長が、コロナの次第では五輪中止もあり得ると言ったニュースが駆け巡りました。

これは、菅首相と気脈を通じている可能性があります。アメリカ政府は東京オリンピックに選手団を送るのかどうか明言していません。日本のコロナ流行で選手団の安全にかかわると見れば、参加を見送ると言われています。

アメリカは福島原発事故の折に、自国民に福島から80km圏外へ退避勧告を出したという前例があります。おまけに英米の有力紙が最近、日本の感染状況とオリンピック実施を批判的に伝えています。

ですから、菅首相訪米時にアメリカのオリンピック参加について意思表示があるかもしれません。

菅首相訪米前の二階幹事長がオリンピック中止にかかわる発言をするのは、もしもの場合に備えて、菅政権への風当たりを和らげるための露払いと見ることもできます。どちらにしても、「オリンピック中止は近いかも」と思わせる二階発言でした。



■DMATによる災害医療体制強化を 
■大阪は医療崩壊目前 
きょう夕方(4/15)のニュースで、兵庫医科大学のコロナ重症病棟はすでに満床状態が続いていて、まったく増床余力がない、これ以上増床すれば救急医療ができなくなる、と紹介していました。

奈良県民である私の住まいから数十メートル離れたところのご一家が先週、感染発症しました。家族4人。2人は幸いにもすぐに入院できました。今どき、ラッキーなことです。昨年12月には、羽田孜元首相の子息で立憲民主党の羽田雄一郎参議院議員でさえ、PCR検査を申し込んで検査日待機中の自宅で発熱し急死しているのですから。

  1. 残る2人のうち1人は、無症状で自宅にて外出自粛。残るもう1人は初回PCR陰性。3日後再検査で陽性。4日目、9度発熱で朝から県立病院で経過観察。夕方、熱が下がって自宅待機指示。県の調整待ちです。あらためてソーシャルディスタンス、外出時のマスク着用、こまめな手洗い、除菌を心がけています。

きょう夕方(4/15)のニュースで、名古屋大学医学部付属病院の山本尚範救急医局長が熱い口調で、「大阪はもう医療崩壊同然なので、一刻も早く全国ベースで災害医療態勢を強化すべきだ」と話していました。

災害医療態勢とは何かというと、DMATの動員態勢を作るということです。DMATの特徴的なことは、災害時の恵まれない医療体制下でトリアージを行うこと。トリアージとは生命状態の危急度を色分けして、その順番に治療していくということです。

山本医局長によれば、大阪にはDMATメンバーが医師•看護師600名以上いるそうですが、山本先生の口調や顔色には切迫感が漂っていました。彼もDMATのメンバーなのでしょう。

この手法では、危急度の低いもの、ガンなどの手術は後回しになるのが多く、脳卒中や心臓関係の手術などはコロナ重症より優先度が高い。

全国態勢というのは、たとえば大阪の患者を東京に送って治療するなど,空き病床の活用を広域で利用し合うというようなことです。

今、医療従事者はどなたでもご苦労なさっているわけですが、DMATのメンバーは災害地へ即応出向して不十分な環境下で治療を行うわけで、その使命感の強さを頼もしく思っています。

 *参照クリック →  ①「DMATとは」  ②「日本DMAT活動要領」


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