川本ちょっとメモ

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謹賀2022 今、世界の人々にとって過剰な発展が必要か?〈その1〉 人類の歴史は狩漁採集型―農牧養型―掘削型

2022-01-08 23:22:22 | Weblog

   年初早々出遅れに過ぎるごあいさつ、申しわけございません。
   本年もよろしくお願い申し上げます。

   たまたま読んで断片的に得た昔の感染症流行期間をみると、1回の流行に
  つき1年超ほぼ2年でした。それでコロナも2年で終わると思っていたとこ
  ろ、コロナ流行はとうとう3年目に入ってしまいました。

   オミクロン株について1月4日WHOは「ほかの変異ウイルスと比べて肺ま
  で達して重症化するリスクは低い」と見解を示し(1月5日NHKニュース)、
  1月5日沖縄県専門家会議ではオミクロン株感染者を診た医師らから「これま
  で肺炎の治療をしてきたが、今回はいまのところ肺炎がない」との報告が出
  ています(1月6日朝日新聞)。コロナ弱毒化が進むよう願っております。

  

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今、世界の人類にとって過剰な発展が必要か?

人類の歴史は狩漁採集型・農牧養型・掘削型の歴史でありました。

狩漁採集型・掘削型の行為は、人によっては必要ではないと考えるもの(例えばウラン)を含む人間にとって必要とされているものを一方的に、四六時中生成衰滅をくり返している地球自然の環から収奪してきました。

人間は生きるために必要なことをやってきただけに過ぎない――のですが、地球自然の環と生物種ヒトとを対峙させて考えると、「地球自然の環からの生物種ヒトによる収奪」と見ることができます。今、この観点を認識しておきたいと思います。



<狩漁採集型>
原初の人は生存そのものを賭けて野山川池泉湖海空に食物を探索し獲得してきました。

自生の陸上植物や海草などを食物とすることを採食と言い、採食するための作業は果実などを採取と言い、穀類などは刈ると言う。野生動物を捕食するための作業を狩猟・狩りと言い、魚については、漁・釣り・網などと言います。

食べるために自然の中で自生・野生しているものを取る生活を、ここでは「狩漁採集型」と定義します。しゅりょうという読みは同じで、猟の代わりに漁を当てました


<農牧養型>
やがて人々は植物を育てて食べるようになり(栽培・農業)、動物を育てて食べるようになり(牧畜)、魚を育てて食べるようになりました(養魚・養殖)。この3つを併せて「農牧養型」と定義します。


<掘削型>
人間は原初から自然の流水(河川)、湧き水(地下水)、溜り水(湖沼・泉・池)の近辺に移住もしくは定住してきました。

場所によってはちょっと土砂をかきだせば湧き水が出ることも知りました。道具を作ってもっと深く掘って井戸水として利用することもできるようになりました。地下水の掘削利用です。

そして煮炊きをし、灯りをとり、暖をとるために、野山の植物そのものを採取したり植物から油を採取したりして燃料にしていました。それはやがて、それだけにとどまらず、大地から地中埋蔵物である石炭や石油を掘り出して使うのが、近代の主力になりました。現代ではこれに加えて原発燃料としてウランを掘り出しています。

また山地の地下をくりぬいた道路施設・鉄道施設としてのトンネルや、軍事目的のトンネルや地下構造物も、掘削型の所業に入ります。

これらを「掘削型」と定義します。

(次回につづく)


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