地元の公明党女性議員から聞いた。
ある時、その地方議員は、住民の通報で団地独り暮らしの60代の女性宅に行った。室内は食べ散らかしたゴミの山。おまけにたれ流しで、入ったとたんに外へ飛び出したいような悪臭がしたという。
病気か何かで寝たきりになっていた当人は、独りよがりで被害妄想的。人を寄せつけない。嫌がられる性格だ。この人を見回るのは、保健婦の仕事だということだ。
議員が、「なぜ放置していたか」と保健婦に問うた。「訪問しても会えなかった」という。問題のあることがわかっているから訪問しているのだ。一度訪問してその時会えなかったくらいで棚上げしているのは、保健婦の仕事への献身度が足りない。
一度か二度、訪問して会えないのなら、会うための手だてを何としても追求するべきだ。会えずに放置しておくのは、「仕事はちゃんとしていますよ」というアリバイ工作にすぎない。それは、仕事に対する甘えであり、熱意不足だ。
この話は、親による子供の虐待死の時の児童相談所の応対とそっくりだ。……くだんの議員は、遠隔地に住む身内を捜し出し、保健婦に話をつけ、本人が入院できるよう手配した。住まいの清掃も手配した。
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