きょうの地元紙によると、広島市は、安佐南区緑井の権現山山頂付近の保安林を県の許可なく伐採していたことが分かったという。
木を切ってヤマザクラの苗木を植えたんですと。立ち枯れの木を切ったと市は言っているけど、業者に丸投げ、業者は山の北西側と南側でコナラなど162本を切り倒したとのこと。いゃあ、生きながらに切られた木の悲鳴が私には聞こえてきます。
地元紙へリンク
八月の豪雨災害で、境内に土砂が流れ込んだ毘沙門堂のちょうど上の部分ではないですか。市は因果関係はないと言ってますが、そんなこと断言できないのでは?
この私は、山の自然を壊していらんものを植えるのはよくないと常々思っております。この山、山頂付近は整備されすぎ。啄木の歌まで岩に刻まれている。
前のブログです。山が崩れた後では啄木の歌なんてめでたくないかも。
http://blog.goo.ne.jp/samubuto/e/48afd68a462401588a52853d58c340e5
啄木はここの出身でもないし、遠くから山を見て歌ったもので、権現山の山頂にわざわざ刻むこともないのではと思う。誰が考えたのかしらんが、やりすぎでしょう。
世の中には山の木は見苦しくて、替わりに桜を植えたい、しかも並木になるくらいにたくさん植えたいと考える人がいることはこの私も知ってるけど、山の木は何の役に立ってないようでも自然の一部として、景観の維持、保水など、とても大切な役割を持っていると思う。
コナラは悪くてサクラがいいなんて、どこのだれが決めたんだあ。こんなバカなことは止めてもらいたいもんです。温厚なこの私(←嘘です。自分で言う時点ですでに怪しい)、新聞記事で腹立てることなんてまずないけど、きょうはちょっとどうかと思った。
山の木を大切に。