髪はカラスの濡れ羽色・・・と漆黒の例えにされるカラスですが、外国へ行くと黒くないカラスがいるのでびっくり。
黒くないカラス・・・常識を覆されるようで、なかなかに面白い体験でした。
2019年5月 ウィーン、美術史美術館近くを歩くニシコクマルカラス。
背中とお腹はグレーのツートンカラー。
2008年6月。
ニシコクマルカラス。イギリス湖水地方、ボウネスの船着き場で。
オーストリアのよりはやや色が濃いけど、やはり黒とグレーのツートンカラー。
2015年8月。ロシア、エカテリーナ宮殿の庭で。
こちらも分布的にはニシコクマルガラス。羽の色は白が勝っている。
二シコクマルガラス 分布域 ウィキペディアより
この時、佐賀から参加した方が、九州にはカチカチと啼くカラスがいて、豊臣秀吉が朝鮮出兵の時、勝ちが縁起いいと連れてきたと話していましたが、それはカササギで別の鳥のようです。佐賀県の県の鳥にもなっているらしい。
コクマルガラスはユーラシア大陸東部から朝鮮半島に分布、たまに九州にも飛んでくるそうです。もしかしたら混同されているのかも。
コクマルガラスは未見ですが、ロシアのカラスのもっと白い部分を広げた感じ。パンダみたいな色合いでは、カラスと思うのは難しい。
逆に言うと、なんで日本のカラスだけ、こんなにも真っ黒なんでしょうか。不思議。