桜を見る。
着物を着る。
一眼レフカメラで花を写す。
本日の目標です。
これを着ます。
染めの大島訪問着に塩瀬の帯。唐子が花の下で遊んでいます。
大勢の中に着物着て行くのはちょっと勇気が要ります。
なんて言われるか、言われなくても何思われるかと身構える私。
しかし、私以上に私を気にしている人はいない筈。なんか言われたら言い返そう、その切り返し方も考えていざ出発。
いやはや、まるで戦地に赴くがごとし。着物は女の鎧兜か・・・。
現地は駐車場がありません。
今までずっと五日市駅からシャトルバスに乗っていましたが、今回はR2バイパス経由のバスで直接行くことにしました。降りるのは佐伯区民文化センター前、鷹野橋電停最寄りの大手町4丁目からわずかに27分。
速い。これからはこの路線、せいぜい利用したいもの。
バス待っている時、ほぼ同世代の女性に話しかけられる。着物の話題になる。お茶習っているので着物はよく着る。お茶は洋服よりも着物着ている方が楽とのことでした。
で、着ている染大島の値段などバラスと絶句、私は大島を何十万円も出して買ったので、もったいなくて着られないとのことでした。
何十万円は殆ど流通経費?
怖くて呉服屋へ行けない私は分からないけど。
着きました。本日二日目。
名前はいろいろあるのですが、記録していないのがほとんど。残念。
64品種、216本の桜があるそうです。
関山?
写真撮る私。
紅普賢象
長く伸びたオシベの一本を象の鼻に見立てる。
琴平。今年の花。
香川県の琴平神宮境内で発見された種類。
花は白くて小さい。清楚で上品。
花笠
濃淡の花色。
紅傘。
鬱金桜
兼六園菊桜。
兼六園の中にあった。花弁は小さくて多数つく。一つの花に300以上。
御衣黄。花が緑色。
糸括。
御衣黄。
花影を歩く。
ここらへんで守衛の男性から、置物が桜に合っていると声かけられる。嬉しい。
広い会場、私以外は全員洋服。
以上、御衣黄。
須磨之浦普賢象。
色合いは少し鬱金桜に似る。
紅豊。
花、花、花・・・
関山。
さよなら、また来年まで。
区民文化センターバス停で待っていると男性から「一時台は(バスは)2本しかかないけえね」と話しかけられる。なぜに私に?
これも着物の効用?
結果、きょうは意地悪な人に出会わないばかりか、いろいろ話しかけられて楽しかった。これからもいろいろな着物着て出かけましょう。次は白大島かな。と自分を追い込んでみる。
鷹野橋までバスで約30分。2時過ぎてお腹空いて、喫茶店の房州で一休み。一階がパンと洋菓子のボアヴリエール、二階が房州。
1967年、広島へ来たときにはもうあった。店に入るのはたぶん50年ぶりくらい。その前は数えきれないほど通ったのに。
中は広い。インテリアはアンティーク風。
家具が重厚。
大学は移転したけど、かつては学生街の喫茶店。だから足が遠のいていたのかもしれない。
昔を思い出したところで、時間は逆には流れない。長い時間が経って、引き寄せられるように故地に立ち寄る私。こんな年になるなんて・・・ただ驚くばかり。
いえいえ無事に今まで来たことに感謝。
シャガールはリトグラフ?
鷹野橋は太田川の支流の一つ、西搭川の河口で、藩主の鷹狩りの場所だった。川に掛かっていたのが鷹野橋。
地名で残っていないけれど、商店街、電停の名前として残る。
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日も暮れよ、鐘も鳴れ
月日は流れ、わたしは残る
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日が去り、月がゆき
過ぎた時も昔の恋も 二度とまた帰って来ない
鷹野橋の下を太田川が流れる。
高層ビル、マンションが増えました。
これからは時々来てみましょう。
とてもおいしいコーヒーとリンゴのタルトでした。
手前の席にいた人が帰ると店には私一人。
昔々の時間がどこかに漂っている気がする。。。。
いえいえ、センチメンタルジャーニーもほどほどに、そろそろ家に帰ります。