今日は外出の予定もないので、かねて懸案の預金の預け替えに銀行へ行く。
窓口に出金を申し込むと、全然大した金額じゃないのに目的を聞かれる。
「息子が集金したお金をカバンごと電車の網棚に忘れて、会社に知られたくないので急いで振り込んで欲しいと泣いて電話があったんですうーーー」という理由ではないので出金してもらえたけれど、払い出しの仕方など、丁寧に教えてくれる。
最近はタッチパネル方式。
預けに行った別の銀行でも、大した金額でもないのにどうするのかと聞かれる。
うーーーむ、どうもこの年齢になると一人前には扱ってくれないようです。年寄りが一人で預金の出し入れしてはいけないという無言の縛りを感じる。でもそこはまあ、利用者を守ってくれるありがたいマニュアルと思い、素直に従い、言われるとおりにする。
これからは若い人に従う場面が増える予感。あまり逆らわず世の中の流れと若い世代には従って行きましょう。
年金世代は節約第一。春はいろいろ採集して、食費も浮かします。
山で採った筍と海で採ったワカメの炊き合わせ。
ワカメは味醂と醤油、水と炒り子で20分ほどじっくり煮たらとても柔らかくなっておいしいしい。返す返すも葉を捨ててきたのが悔やまれます。
もう長い間、四月にワカメ採ったことなかったので、四月でも柔らかいこと忘れていた。
でもたくさんあったら後の調理が疲れるので、来年もほどほどに。
夫は一緒に歩いて私に遅れるのが悔しいのか、散歩に誘っても最近は個別行動。仕方ないので、午後から買い物などを全行程歩いて済ませる。
もう一緒に山へは行けなくなるのかなあ。それなら私は別の方法考えないと。
二年前まで、夫の友達の奥様も一緒に、四人で山へ行ってたのに、奥様は亡くなられ、夫は腰が痛くて早く歩けない。
夫友達と私だけで行くわけにもいかず、何事も終わりがあるのだなとしみじみ。同じメンバー、同じ季節に、同じ山へ行くことはいつだって決してない。
山歩きは一期一会、それだからこそ、下界のしがらみを忘れて、一人の人間として一緒に喜び、心配ごととおやつは分け合い、心が触れ合う付き合いができるのだと思う。
そういう時間がもてたことを喜びとしよう。振り返って、しみじみとそう思う。