比叡山天台宗大阿闍梨 酒井雄哉氏の一日一生の続編
酒井さんを初めて知ったのは今からもう25年ほど前、ニッポン放送で
年末の特別番組で高倉健 旅の途中でで高倉健が比叡山の酒井さんに会いに
いっていろいろな話をされたのを聞いて知った。
その番組で高倉さんが酒井さんに一言大事な言葉が欲しいと言われたときに
一日一生といわれたのが印象的でした、当時仕事で悩んでる自分としては
少し気が楽になる言葉でした。
今日の自分は今日でおしまい、明日になったら、新しい自分が生まれてきて
新しい一日を生きるんだって、そういうことの繰り返しなんだ。
こんなにしんどいのにおれは今日一日生き抜いたじゃないか、よくやった・・
今日を大事にしなかったら、明日はない。
山を歩くというのは動=生の世界で、帰ってから明日の準備をするのは静=死の世界なんだな・・・
人は何度も新しく生まれることができる、60歳で定年したとしてそこで人生
の一幕が終わったとしてそこからまた新しい人生が始まるとかんがえてもいい。
そこをスタートにして、また意欲をもって人生を生きていく。
当時、今日のことは今日で終わり、明日は明日の新しい生きることが始まる
ということに結構救われたような感じがします。
そう思うと少しばかり気分が楽になるような気がします。