里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ツワブキを墨彩画で描く

2020年11月07日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙

ツワブキを墨彩画で描きました。
今、庭にツワブキが咲いています。
昨年、助っ人が鉢植えのツワブキを地植えにしたもの。艶のある厚い葉に黄色の花の風情は悪くありません。
確かに葉の形はフキに似ています。全体の葉の姿はシクラメンに似ているような気もします。

ツワブキは漢字で書くと石蕗。不思議なのは、どうしてもイシブキかイワブキとしか読むのは難しい。岩場などに生えるので、それが名前の由来かと思いきや、どうも違うようです。
調べてみると、ツワブキの由来は、艶葉蕗(つやはぶき)、つまり「艶のある葉を持ったフキ」から転じたとする説、あるいは厚葉蕗(あつはぶき)、つまり「厚い葉を持ったフキ」から転じたとする説。
「石蕗」は単なる当て字ということなのかもしれません。