里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

菜の花「寒咲花菜」を収穫する

2020年11月24日 | 畑:花菜類

ナバナ類の一種「寒咲花菜」を収穫しました。
ナバナ類には様々ありますが、一般に菜の花と言われるのは花菜(はなな)です。
スーパーなどでは、花菜を花芽を中心に揃えて新葉で包み、帯袋などで綺麗に包装し、菜の花として売られることが多い。
普通、花菜は春になって花が咲くナタネですが、これは寒咲きのナタネなので「寒咲花菜」と呼ばれます。冬場に穫れるので好んで作っています。


今月半ばからポツポツ穫れ始め、まとまって穫れるようになってきました。もう少し遅れるかと思いましたが、気温が高めで、例年と変らない収穫となりました。
右が収穫した株、左がこれから収穫される株。


トーホク種苗の「寒咲花菜」を9月5日に直播きしました。
当初、生育に多少バラツキがありましたが、今はどの株も大きくなり畝間がいっぱいになっています。
知らない方は、何の菜っ葉だろうと思うかもしれません。


この時期、花茎が高くは伸びてこないので、外葉を少しかき分け花芽を確認する必要があります。


芯からトウが伸び花が咲く直前が収穫の適期です。
もちろん多少花が咲いても食べるのには何の支障もありません。


トウ(親茎)に付いているわき芽を数芽残して切り、収穫します。
わき芽をたくさん残せば、収穫の本数は増えますが、細くなるので数芽にとどめます。


これが収穫した跡。すでにわき芽が伸びています。


数株収穫してみました。
花芽だけでなく茎や新葉もほとんど食べられます。


花菜は柔らかくほのかな苦みを感じる独特の風味があります。我が家ではナバナ類を何種か作っていますが、この花菜を好む人間が多いので、一番多く作っています。
お浸し、和え物、炒め物、てんぷら、一夜漬けと、用途も多い。しかし、近隣ではほとんど見かけません。
こちらは同じナバナ類の一つアスパラ菜。わき芽の収穫最盛期になっています。
アスパラ菜は近隣でも結構見かけます。