里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ブロッコリーは頂花蕾並みの大きな側花蕾が穫れる

2020年11月27日 | 畑:花菜類

ブロッコリーは頂花蕾並みの大きな側花蕾が穫れます。
ブロッコリーは2回に播いています
1回目は7月13日に播き8月11日に植付け、2回目は7月30日に播き8月18日に植付けました。品種は何れも「緑嶺」。


1回目のブロッコリーは10月25日くらいから穫り始め、11月上旬が頂花蕾収穫のピーク。頂花蕾は全て穫り終えました。
見えているのは全て側花蕾。


2回目のブロッコリーの頂花蕾収穫は1回目のブロッコリーと重複しましたが、ピークは11月中旬とズレました。
2回目のブロッコリーの頂花蕾はまだ残っています。


そして、1回目のブロッコリーは側花蕾を穫り始めています。
側花蕾とは側枝(わき芽)の花蕾のことです。
この「緑嶺」は頂花蕾だけでなく側花蕾もかなり大きなものが穫れます。
しかし、全ての株が頂花蕾並みの側花蕾が穫れるわけではありません。頂花蕾のすぐ下から出るわき芽の側花蕾はそんなに大きくはなりません。
これが頂花蕾を穫った跡のごく普通の側花蕾。もっともこの側花蕾でもこの時期数株穫れば大きな頂花蕾1個分になります。


大きい花蕾が穫れるのは下から伸びた側枝に着く花蕾です。
この一番左の花蕾がそうです。頂花蕾の穫り跡が見えますが、その周りの数個の花蕾が普通の側花蕾。大きさが歴然と違います。


この株の右の2個が大きな側花蕾。この2個は地際から太い枝が出て葉の枚数が多く、その先に大きな花蕾が着くので一見頂花蕾のように見えます。


この株の側花蕾も頂花蕾並。中ほどに頂花蕾の穫り跡が見えます。そのほかの側花蕾と比べ桁違いに大きい。


この株は脇の方から見ています。
中央の主枝の頂花蕾の穫り跡は見えませんが、右に2本の太い側枝が伸びており、先に大きな側花蕾が着いています。
このように大きな側花蕾が穫れるのは、例外なく主枝(親茎)から出る側枝(わき芽)が太くがっしりしたものからだけです。


このような側枝を作るための作業が追肥、土寄せの作業だと思っています。
畝の両肩に追肥した後、わき芽が出ている上くらいまで がっちりと土寄せします。
管理機で土をはね上げた後、さらにクワで手直しをしてしっかりと土を掛けるようにしています。(土寄せの様子
今年も十分にその効果が出ています。このように主枝並に側枝が太くなっています。


別の株で地際を見てみます。
中央が主枝で、頂花蕾の穫り跡が見えます。
脇の太い側枝が土の中から伸びています。この側枝からは不定根が出て、それで養水分の吸収が良くなり、主枝並みに生長し、花蕾も大きくなるのだろうと思います。


頂花蕾と側花蕾を穫って比べてみます。
この2回目のブロッコリーの大きな頂花蕾を穫ってみました。


左が頂花蕾、中央が太い側枝から出た側花蕾、右が普通の側花蕾数個。

今の時期は普通の側花蕾でも十分に大きいので、中央の側花蕾が相当大きいことが分ります。さすがに頂花蕾には及びませんが、側花蕾と言わなければ頂花蕾のMクラスで十分通用するのではないでしょうか。