里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

小カブを穫り始める

2020年11月17日 | 畑:根菜類

小カブを穫り始めました。
品種は「耐病ひかり」。
小カブの品種は多数出ていますが、昔からこの品種で変えたことがありません。他の品種も試してみようかとは思いますが、面積も僅かなので最後はこの品種になってしまいます。
それだけ安定した品種です。長期間穫るため、ある程度大カブになっても美味しく食べられるのが利点です。


播いたのが9月24日なので、例年より少し遅い。
バラ播きです。
間引きは3回ほど行い、11月初めに最終間引きをしました。ただ、株間は10~15センチを目安にしているので、やや密植です。
それで、収穫は小さめからスタートし、大きくなったものから順次収穫していきます。


畝全体に葉が広がっているので、ちょっと見ただけではカブの大きさは分りません。収穫が進んでいくと見えるようになってきます。


のぞき込み、葉を少しかき分けてみます。カブはほとんどが土の表面に出ているので、容易に肥大の程度が分ります。


実はカブの本体は茎。根はその下に尻尾のように付いています。ですから、ほとんど力を入れずに抜けます。ヘタをすると穫るつもりのないものまで抜けてきます。
このくらいの大きさで穫るのはまだ早い。


ですが、このくらいの時から穫り始めないと、穫りきれません。
全部が同じように大きくなるわけではなく必ず大小が出るので、大きくなったものを確認しながら穫っていきます。


数株穫ってみました。


洗ってみました。純白の白いカブと濃い緑の葉が食欲をそそります。


小カブの本当の味はまだ出ていません。
これからカブが一回り大きくなり、冷え込みが強まってくると旨味、甘味がぐんと増してきます。
ただ、小カブはカブの部分だけでなく茎や葉も美味しいのです。今の時期は特に軟らかく美味しい。一夜漬けは大の好物です。


これから毎日と言っていいくらい食卓に上りますが、飽きません。酒の肴にも最適です。