里山悠々録

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イチジク「蓬莱柿」の剪定

2022年01月09日 | 畑:果実類

イチジク「蓬莱柿(ほうらいし)」の剪定をしました。
昨年のイチジクは豊作とまでは言えないもののまずまずの収穫ができました。
10月上旬から穫れるようになったので、この品種としては早い方です。
遅い年は青いままの実が沢山残されることもあるので、昨年は良かったと言えるでしょう。
イチジクの葉は11月末に落葉しました。


この「蓬莱柿」と言う品種は秋果専用種です。実はその年に伸びた枝に着きます。
新しい枝は1年で凄く伸びます。
在来種のイメージがあるので、最初はびっくりしました。そして葉も沢山茂ります。
ですから、剪定しないで放任すればとんでもないことになるでしょう。
8月初めには摘芯もしています。それでも背丈をはるかに超える高さになっています。
まずこのイチジクから剪定します。


地べたに付きそうな枝は元から切ります。
主要な枝は2、3芽を残して切り戻しました。


今年伸びた枝の大部分は切ることになります。
もっと枝は透かせるべきなのかもしれません。


別のイチジク。


同じような要領で切りました。


すべての枝をバッサリと切り戻すことになります。
さらに3本目。


4本目。


ちょっと見には丸坊主と言った感じになるので、びっくりされる方もいます。
最初はこんなに切って大丈夫かと思いましたが、翌年には芽が伸びてきます。
それでも、やはり春の気温が低く萌芽が遅いとヤキモキします。
剪定量はこの程度。


5本あったのですが、カミキリムシにやられ1本は枯れてしまいました。
近隣でこの品種を作っている方はいないので、自信がないまま剪定しています。
この辺りで昔から在来種として作られてきたイチジクは全て「ブルンスウィック」という品種と分っています。
当県の研究機関が明らかにしました。
我が家で以前作っていたイチジクも同様で、この「蓬莱柿」とは姿が全く異なります。

何はともあれ、今年のイチジクの剪定は終了です。
少々遅れ、薄暮となりました。


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