里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

プール育苗'22~追肥して入水

2022年04月26日 | 水稲プール育苗

プール育苗の稲は種播き後18日目。
生育は順調。2枚目が完全に展開しました。
天候も良く気温も高めで、例年より少し進んでいます。
2日前に追肥を行いました。その時の様子。


苗の伸び具合を見ると、追肥はもう少し早くて良かったようです。
ただ、水が思いのほか減っておらず出来ませんでした。
追肥は床土が見える状態になった時にやります。
苗箱の上まで水があると肥料が床土に定着しにくいのではないかと思います。
今度は水が少なくなり、苗箱の縁が乾いているのが分ります。


追肥に用いるのは硫安。
追肥に推奨されているのは液肥で、硫安は濃度障害を起こしやすいので推奨されていません。
しかし、我が家には昔購入した硫安の在庫が残っているため、プール育苗でも使い続けています。
ただし、薄くして使います。水100lに硫安現物で300gを溶かします。


これを1箱500ccを目安にジョウロで灌注します。
硫安現物にすると1箱当たり1.5gです。
昔やっていた普通育苗の時は1箱当たり硫安現物で5gですから、1/3以下。


灌注したので、苗箱が濡れています。
灌注後は軽く散水して、葉に付いた肥料を洗い落とします。


そのまま2日置いて肥料分を床土に定着させます。
これで2日経ちました。
2日間でさらに生長したのが分ります。


好天で気温が高く、プールの水はほぼ無くなりました。


ここで入水します。


最初の入水の後、本格的な入水は2回目となります。
目安は床土の上約2センチ。


入水時間は蛇口を目一杯開いて約35分でした。
ベットの高低差は殆ど無いので、厳密でなくても問題ありません。
もう一方のベットにも入水。


こちらのベットの入水時間は約30分でした。
これで追肥と入水が完了しました。
この後は、常時床土の上まで水を保つようにします。
床土を完全に水に覆われた状態にすると病気の予防効果が高まるとされています。
実際には数日に一度の入水を行えば十分です。
生育が進んでいるので、昼夜十分に換気するように努めます。



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