里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

プール育苗'24~追肥し再び入水

2024年04月26日 | 水稲プール育苗

プール育苗の苗は種播き後16日目となります。
2日前に追肥を行いました。これはその時のもの。


生育は順調。本葉2枚目がほぼ展開しました。
入水開始時に1枚でしたから5日でほぼ1枚生長したことになります。
追肥をする前に苗箱を反転しました。ハウスの南側サイド近くの1列です。
この左端のサイド近くの部分。ここは気温が少し低くなるため伸びが若干悪くなります。


殆ど気にする必要のない程度ながらも、僅かばかりなので苗箱を反転させ生育を揃えることにしました。
これが反転後。分りにくいかもしれませんが、反転前とは逆に左側苗箱の左端の方に伸びた苗がきています。


ついでに北側サイドのベット1列も同様に反転しました。これでより生育が揃うようになるでしょう。
そして、追肥。
培土の表面が見えるまで水が減ってきたので追肥するのによいタイミングです。


追肥するには床土が見えるくらいに水が少なくなっている方が肥料が定着しやすいと思われます。
苗も本葉2枚と丁度良いタイミングです。
プール育苗では液肥が推奨されていますが、我が家では在庫がある硫安を使用しています。
但し、硫安は濃度障害を起こしやすいのでごく薄くして用います。
一般の育苗の追肥では1箱当たり硫安現物で5gですが、その1/3以下の1.5g。
タンクの水100ℓに硫安現物300gを溶かし、1箱500ccを目安にジョウロで灌注します。


このジョウロは10ℓなので20箱分が目安です。
灌注後は軽く散水し、葉に付いた肥料分を洗い落とします。
そのままの状態で2日。これで肥料も床土に定着したでしょう。


プールの水もほぼ無くなりました。ここで再び入水します。


水の深さは床土の上2㎝くらいまでが目安です。


入水時間は蛇口を目一杯開いて約35分。その間は別の作業をしていました。


ベットもほぼ均平で苗も伸びてきたため水の深さをそれほど気にする必要はなくなりました。


もう一方のベットにも入水。こちらの入水時間は40分弱でした。


これで追肥と2度目の入水は完了です。
この後は、常時床土の上まで水を保つように入水します。
仮にプールに水が無くなるようなことがあっても床土には十分に水が残っているので2、3日は大丈夫です。
但し、床土を水に覆われた状態に保つと病害発生の予防効果があるとされているのです。
それでも特別なアクシデントが起こらない限り、数日に一度の入水で十分です。
しかも時間は何時でも可。勤め人稼業時代も灌水で苦労したことは一度もありません。
追肥から2日経っただけですが、さらに生長したのが分ります。


プール育苗は水に保温効果があるため伸びやすいのでハウスは昼夜解放したままにします。
通常の育苗で行う毎日の灌水やハウスの開け閉めから開放されるのがプール育苗の大きなメリットです。





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2 コメント

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Unknown (コージー大阪)
2024-04-26 12:50:27
こんにちは♪

苗を育てるには、人間の子供と同じで赤子の頃は特に細やかな配慮が必要なのですね〜

長い歴史で稲作の技術とノウハウが積み重なって、高い収穫高につながる〜 ので、
平安や鎌倉時代等とは全く収穫高が違うのが容易に想像出来ます。

知識だけでも知りたいので、引き続き,宜しくお願い致します🙇‍♂
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Unknown (kazmelon)
2024-04-26 14:02:27
コージー大阪さんへ。
コメントありがとうございます。
そうなんですね。大概の作物そうですが、小さいうちほど弱いです。
稲作では昔から苗半作とよく言われていますね。
でもここまでくると大分気楽になります😊
参考になるようなことがあれば幸いです😊
バイクのプロのメンテナンスはさすがですね👍
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