里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

庭に自由に咲く小菊が満開

2019年11月15日 | 

 庭にある小菊が1週間前ほどから満開になっています。何種類かありますが、例年とほとんど変らない時期に満開のようです。


 自由に咲くとは、ものは言い様ですが、要するにまともな管理をしていないというわけです。枝を切り戻す程度のことしかしていません。せめて支柱を立てるくらいのことをすれば、ほどほどの切り花にもなると思うのですが、実践できていません。ただ、自然に庭に咲いているのも悪くないものです。


 私が、知人にいただいて植えたものも結構あるのですが、母が生前植えたものもあり、判然としなくなってしまいました。自然に増えたり、なくなったりしています。


 こんなバラスが敷かれたところに生えているものもあります。

 これは庭先にあるポンポン咲き。

 石垣の周辺にある小菊です。



 この石垣とのコラボは、結構いいものです。





 ところで、小菊とスプレー菊との違いはどこなのでしょうか。水墨画教室ではしばしばスプレー菊が題材として使われます。小菊は日本古来の種で、スプレー菊は西洋からの伝来種と整理されそうですが、見た目だけでは判然としません。



 一般的に、花の大きさが小菊のほうが小さく、スプレー菊は大きめと言いますが、これも育種が発達し、花の小さなスプレー菊もあるようです。我が家の庭にあるものも、結構花が大きめのものがあるので、小菊と言ってはいるものの、スプレー菊が混じっているのかもしれません。


羽黒山五重塔を水墨画で描く

2019年11月14日 | 水墨画:風景他
画仙紙 全紙2/5

 羽黒山五重塔を水墨画で描きました。
 これは、数年前に所属する社中の墨画展に出品したものです。このたび、羽黒山を訪れたのを機に、ここに記録することにしました。
 作品名は「羽黒山五重塔」ですが、どちらかというと杉木立の方が主役です。巨木の幹は普通の筆では小さすぎて描けないので、幅の広い刷毛を用いました。幹は勢いよく一気に描く必要があるので、それなりに準備はしました。
 法隆寺はじめ全国に五重塔は多数ありますが、周りとのコラボが素晴らしく、ここが一番というのが私の印象です。
 五重塔を描くのは非常に難しいです。深い森の木立の中に佇む五重塔の神々しさを表現するには、私では未熟過ぎるのかもしれません。


深山に孤高の姿!羽黒山五重塔

2019年11月13日 | 小旅


昨日に続き、出羽三山の一つ羽黒山を訪ねました。当地を訪れるのは、十年ぶりくらいでしょうか。
まずは羽黒山頂上へ。



参道を抜け、国の重要文化財に指定されている出羽神社に参拝しました。



これも、重要文化財に指定されている梵鐘。約10トンという巨大さです。


ここから車で移動し、メインの羽黒山五重塔へ。
五重塔と言うと、伽藍が立ち並ぶ境内の一角に建つというのが普通ですが、ここは、まったく離れた深山の中にあります。
随神門から入ります。


樹齢五百年級の巨木が立ち並ぶ杉並木は国の天然記念物に指定されています。


ここから長い石段を下り、谷の方に向かいます。


さらに、石畳や小さな橋などをわたり進みます。
これは爺スギと言われる樹齢千年超の巨木。幹周りは10メートルと言います。


この杉の巨木が立ち並ぶ深山に、突如として古色蒼然たる五重塔が出現します。


その神々しさは、正に神秘的で孤高の佇まいです。初めて訪れた時は、感動と同時に驚愕を覚えたものでした。


国宝に指定されているこの五重塔は、数ある五重塔の中でも、私の印象では随一です。
今年は天皇の退位と即位を記念し、内部のご開帳が行われていました。それもあってか観光客も多いようでした。以前訪れた時は観光客もほとんどおらず、深山の静けさが一層の神秘性を引き立てていました。観光客が増えた現在、そこまでは無理としても、十分に雰囲気を味わえます。


錦秋の絶景!鳴子峡から最上峡

2019年11月12日 | 小旅



所要があって秋田に行く途中、寄り道をしています。
こちらは、鳴子峡。



当県随一と言われる紅葉の名所です。
もう時期は過ぎていると思いましたが、まだ十分に堪能できます。これまでも何度か来ていますが、例年より紅葉が幾分遅れているようです。



ピークは少し過ぎているものの、さすがの絶景です。交通の便がいいため、例年11月の文化の日頃は多くの観光客でごった返します。あと数日は楽しめるでしょう。



県境を越えて山形県へ。こちらは最上峡。



最上川に沿って下りながら、錦秋の最上峡を楽しみました。長い距離にわたり紅葉の見どころが続きます。まだ盛りと言っていいのではないでしょうか。



最上川と言えば舟下りです。私はまだ乗ったことがありません。車で行くと舟に乗るには不都合です。



下船場近くに観光スポットがあります。



天候もまずまず。結構な紅葉狩りができました。

柿(蜂屋柿)を墨彩画で描く

2019年11月11日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙

 干し柿用柿の「蜂屋柿」を墨彩画で描きました。
 蜂屋柿の特徴は、ボリュームのある円錐型の形です。球型の柿とは形が大きく異なります。色づきも非常にいい柿です。厳密に言うと僅かに四角に角張った円錐形なのですが、そこまでの微妙な表現は難しいです。
 今年は非常に成りがいいので、3個着けてみました。