里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ブロッコリーは頂花蕾の収穫が2度目のピーク

2020年11月15日 | 畑:花菜類

ブロッコリーの頂花蕾の収穫は、今2度目のピークを迎えています。
今年のブロッコリーの収穫は10月25日くらいから始まりました。


1度目の頂花蕾収穫のピークは2週間ほど前。7月13日に播き8月11日に植付けた1回目のブロッコリーです。こちらは終盤になりましたが、未だ穫れています。
今ピークを迎えているのが7月30日に播き8月18日に植付けた2回目のブロッコリー。品種は「緑嶺」。


7月の雨天、8月の干天の影響で、2回にずらして播いた効果が薄くなり、1回目のブロッコリーと2回目のブロッコリーの収穫が重複しました。昨年は逆に台風19号の影響が大きく2回目のブロッコリーは遅れました。難しいものです。
しかし、予想したほどの重複ではなく、収穫のピークは大分ズレたので幸いでした。
ブロッコリーは株が大柄なほど頂花蕾も大きい。


特に2回目のブロッコリーは生育が揃ったため、頂花蕾も大きなものが揃っています。


気温が下がってきているので、花蕾が開いてしまうことはありませんが、全体的に穫り遅れ気味で、締まりが少し緩くなっています。


1回目のブロッコリーは、側枝(わき芽)も大きくなってきました。太い側枝が伸びています。


頂花蕾を収穫した茎の両脇から大きく伸びているのが側枝です。これなら側花蕾も大きなものが期待できそうです。


例年と比べても、今年の頂花蕾は揃って大きい。


ただし、穫るのがやはり遅れ気味。


助っ人は盛んに穫っているもののさすがに消費しきれず、親しいところに配っているようです。
ところで、10月中旬以降好天が続き、秋野菜は作柄良好と思います。最近の市場価格は低落傾向で、夏野菜とは真逆になっています。消費者にとっては幸いながら生産者にとっては厳しい。

小菊を水墨画で描く

2020年11月14日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3

小菊を水墨画で描きました。
枝が脇の方から伸びる少々変った構図ですが、縦横を間違ったわけではありません。敢えて、気ままに咲いている風に描いてみました。
我が家の庭に咲く小菊はこんな風になっているものが多い。支えがなく、自然に勝手気ままに咲いているので、真っ直ぐには立っておられず横倒しになっています。
赤色の花弁の小菊をモチーフに描きました。
何種かあり、カラフルで形も様々なので大いに楽しませてくれます。
大分以前、知人からは小菊としていただいたものですが、スプレー菊が含まれている可能性もあります。草花に疎い小生は、小菊とスプレー菊との区別はどうにもよく分りません。




気ままに咲く庭の小菊が満開

2020年11月13日 | 

庭の小菊が満開です。


庭とは言えないところの方が多いかもしれません。


自由気ままに咲いています。


要はまともな管理をしていないと言うだけのことですが。


最後に枝を切り戻すくらいのことだけで、挿し芽をしたり、ネットや支柱を立てたりといったことをしていません。
這いつくばるようになっているものが多い。


私が知人にいただいたものが多いですが、母が生前植えたものもあります。花の比較的大きいものは私が植えたものと思います。その後自然に殖えたもの、助っ人が株分けしたものなどがあり、今となってはよく分らなくなりました。
これは、庭先にあり、明らかに母が植えたもの。
白のポンポン咲きはこれだけです。勢いがなくなってきました。


この辺りの旺盛な小菊は、知人にいただいものを、庭のはずれの方に植えたもの。植えた憶えのないところにも咲いています。


石垣周辺にも咲いています。


石垣と小菊の組み合わせもいいものです。


ここにも何種かあります。



小菊と言ってはいるもののスプレー菊もあるのかもしれません。

草花に疎い私には小菊とスプレー菊との区別がよく分りません。

和菊と洋菊との違い、ということは分りますが、一目での区別は困難です。


ちょっと調べてみるとこんな風に書かれているものがありました。「スプレー菊は小菊にはない明るい色の花が多く、清らかな愛という花言葉があることからもウエディングブーケなどのお祝い事に使用されることも多い」。
なるほど。


地味な小さな花は小菊で、明るい派手めの小さな花はスプレー菊でいいか、と妙に納得したような。
ということは、赤やピンクの花が多いので、小菊ではなくスプレー菊が結構あるのかもしれません。
助っ人が仏壇の花瓶に生けました。


苦労した今年の田んぼの秋起こし

2020年11月12日 | 田んぼ

田んぼの秋起こしをしました。秋耕とも言っています。
コンバインで刈り取られ、刻まれた藁を田んぼにすき込む欠かせない作業です。
この時期まで遅くなったのは初めてです。これまでどんなに遅くても10月中には終わっていました。大概は刈り取った後、2、3週間のうちにすき込みを行っています。昨年は10月早々に終えていました。
今年は、コンバインの刈り跡のわだちが半端ではありません。


直後の雨ですっかり水が溜まってしまい、なかなか乾きませんでした。
近隣の田んぼも今年はみな秋起こしが遅れています。


ようやく耕耘できそうになりました。
この田んぼで最後です。
スタートします。


約半分まで来たところ。


わだちが凄く、大変です。
6条の大型コンバインは重量も凄いので、排水を良くするための暗渠も傷んでいる可能性が大きい。


今年の作業も苦労ですが、来年の準備でも苦労しそうです。
最後に、田んぼの周囲の枕地を耕耘します。


これで、終了です。
一見、良くできたように見えるものの、かなり凹凸があります。


この秋起こしの作業(秋耕)は稲わらを腐熟させる上で、早ければ早いほど良いと思っています。稲わらは有機物を供給するだけでなく珪酸の補給にも欠かせません。寒冷地では遅くなると、気温が低いので稲わらの腐熟が進みません。
そして、遅くなるとこのようにヒコバエが沢山出てきます。今までこれほどヒコバエが伸びてからすき込んだことはありません。決して良いことではないのです。
秋起こし(秋耕)を省略してしまうのは論外としても、西南暖地に行くと青々と茂って2番穂が出ているような田んぼをよく見かけます。それが慣行になっているのでしょう。地力が奪われて、良いとは思えませんが。

今年の「蜂屋柿」は成りは悪いが大玉傾向

2020年11月11日 | 干し柿づくり

干し柿用渋柿の「蜂屋柿」が色付きました。
当地方では通称「とやま(富山?)」と呼ばれます。何故このように呼ばれるようになったかは定かでありません。
今年の「蜂屋柿」の成りはあまりよくありません。昨年は小さいながら沢山成りました。一昨年はよくなかったので、隔年結果の順番でいくと今年は裏年に当たり、その通りとなっています。


もっとも、熱心な生産者の方は剪定や摘果などの管理をしっかりとして隔年結果を抑えていることでしょう。我が家では大きな枝を整理するくらいの半放任なので、このようになるのも仕方がないところです。
柿の木によっても成り方に差があります。
この木は例年一番安定して成る木です。


全体としては少ないながらも、このように成っているところがあります。


こちらの木は、結構成っています。


成っている分、やや小粒です。

この木は少ないながら、大粒です。

このくらいの成りと大きさならバランスがとれ申し分ありません。


この木も成りはよくありません。


成りが悪いところは、やはり大きい。


大概の場合、沢山成れば粒は小さく、成りが少なければ大粒になるのが普通です。
我が家の場合、必要な数を確保できれば問題なく、500個程度あれば間に合います。むしろそのほうが大粒で有り難い。
昨年は小さい柿が沢山成り、手間がかかりました。成りが悪いとはいえ、ほどほどには成っているので、必要な数は確保できそうです。

 
この柿の木は我が家のすぐそばにあり、昨年は小粒の柿が沢山成りましたが、今年成っているのはたった1個。


この柿の木はアルコール脱渋に向く渋柿「平核無」ですが、全く成っていません。


幼少の頃、我が家には柿専用の畑が数十アールあり、加えて普通の畑の周囲にも植えられていました。大半は伐採されて田んぼや畑に転換されました。
昔は、木によじ登り、隅から隅まで綺麗に穫ったものです。今は、穫れるところだけ穫れば終わるのが現実で、集落内にも穫られず放置される柿の木が目立ってきました。


シュンギクの抜き取り収穫と摘み取り収穫

2020年11月10日 | 畑:葉菜類

シュンギクを収穫しています。
種播きは9月24日。
例年は9月20日までには播き終わっているので、少し遅れました。寒冷地では、この数日の差が大きい。
種播きは簡単なバラ播きです。発芽状況を見ながら間引きます。最終の間引きは10月末でした。例年ならこの頃から収穫が始まっています。


シュンギクの収穫には抜き取り収穫と摘み取り収穫があります。
我が家では、最終の間引きの後、丈が15センチくらいになったところで、株間を15センチ間隔に広げるように抜き取り収穫します。


このくらいの間隔になるように抜き取り収穫すればいいのですが、収穫が追いついていません。


この後、残ったシュンギクを摘み取り収穫していきます。
このシュンギクの品種は「中葉春菊」ですが、茎が立ち、摘み取り栽培に向きます。


本来の抜き取り専用種は、茎が立たず横に広がる株張りタイプの品種です。抜き取り栽培では一度収穫してしまうとそれで終りですが、摘み取り栽培ではわき芽を伸ばし、それを摘むことで長く収穫できます。
いつもなら、もう摘み取り栽培に変っている時期ですが、今年はまだ抜き取り収穫が済んでいません。
摘み取り栽培は丈が20センチくらいになった時が摘み頃です。今年は少し遅れていますが、すでにそのくらいの丈になっている株があります。
親茎を摘芯した後、子、そして孫と摘芯していきます。
この株を摘み取り収穫してみます。


親茎は2、3芽残して摘み取ります。株間が広ければ数芽残しでいいですが、我が家のは狭いので2芽が基本です。芽を多く残すと混んで茎が細くなってしまいます。
切りました。


これが摘み取った後。
すでにわき芽が伸びています。これが伸びれば、またこの子茎を2芽残して摘み取ります。


抜き取り収穫し、さらに摘み取り収穫直後は、このくらいのスペースが空きます。すぐわき芽が伸びてきます。


まずは、抜き取り収穫を進める必要がありますが、摘み取りもあわせて行おうと思います。露地栽培なので遅くなると凍害に遭い、穫れなくなるからです。
これは助っ人が抜き取り収穫したもの。

シュンギクの品種が「中葉春菊」といっても、交配種ではないため市販の種も結構雑ぱくのようです。
一番左の株は立ち上がらずやや株張り気味ですし、中央と右の株では葉の切れ込み方などが違います。


私は香りの強い野菜が好きなのでシュンギクは好物です。天ぷらやお浸し、そしてすき焼きには欠かせません。

タマネギの植付けは少し遅れた

2020年11月09日 | 畑:土物類

タマネギ苗の植付けをしました。
例年、植え付けは11月3~5日頃としているので、予定より数日遅れました。植付け時期は播種期とともに、生育の善し悪し、ひいては玉の肥大に影響し、とう立ちにも関係してきます。 
種まきは9月7日。苗は初めのうちは順調でしたが、途中から葉先が枯れ、生育はイマイチです。植え付けが少し遅れたのはそのためです。


不織布を剥いだ直後に強風に当たってしまったことはあります。しかし、原因はよく分りません。


苗の数は十分にあるので、選別しながら植えることにしました。根は白く健全なので問題ないように見えます。


品種はタキイ種苗のネオアース1品種のみです。
植付け床は2週間以上前に準備が終わっていました。
昨年は、台風襲来前に早めに準備したのが全くの裏目となり、畝が崩されたり埋まったりと散々で、一部は植えるのを諦めましたが、今年は好天で綺麗なベットです。
全面に苦土石灰、帯状に緩効性肥料を散布しロータリーで二度耕耘、管理機で畝を上げ4条の黒マルチを張りました。
3ベットあります。


根が深く入るよう棒を使って植え穴を開けます。

苗を差し込み植付けます。


助っ人が手伝ってくれたので、植付けは短時間で完了しました。


植付け直後は必ずぐったりします。

根は豊富なので、数日経てば立ち上がってくるでしょう。


全部で500数十本。昨年よりは若干多くなりました。


余った苗は補植用として、とりあえずとっておきます。
過去には何品種か組み合わせましたが、今はシンプルに1品種だけなので作業が楽です。
ネオアースは品質が良く貯蔵性抜群で大変優れた品種です。
これは、現在貯蔵中のタマネギ。


腐敗なども全くありません。これで来春までまかないます。

ジャンボな原木シイタケが穫れた

2020年11月08日 | 山菜

原木シイタケを今秋初めて穫りました。


ジャンボになっているシイタケもありました。


10月半ばに見に行った時には全く見つけませんでした。しばらくぶりで見に行ったところ、結構な数出ていました。


昨年の10月は台風19号はじめ大雨の連続でしたが、今年は一転、雨が少なくシイタケにとっては水不足であまり期待していませんでした。
シイタケが出ていたのは昨年植菌した原木。

2年目の今春に少しだけ出ました。本格的に穫れるのは今秋が最初となります。


日本農林種菌の「すその360」という品種です。
まだ全体にシイタケが出ているわけではありません。この辺りにはかなりまとまって出ていました。


ちょうど穫り頃のシイタケ。肉厚で良さそうなシイタケです。


ジャンボになったシイタケですが、傘が開ききっていないので大丈夫です。


「すその360」という品種は以前作ったものとは違うようです。シイタケのことは詳しくないので、馴染みの農業資材店においてあった品種を植菌しました。


こちらのシイタケ原木は、植菌して5年目です。まだほとんど出ていません。


一昨年、昨年とかなり収穫したので、もう穫れないでしょうか。原木はまだ堅く崩れてはいないのでまだ穫れそうに思いますが。
今は、原木シイタケがスーパーなどで売られることはまずありません。生シイタケとして売られているのはほとんど菌床シイタケです。
原木シイタケと菌床シイタケでは香りが全く違います。
少々まとまって穫れました。バラエティに富んだシイタケです。

ジャンボなシイタケは売り物にするには駄目ですが自家用には大丈夫。この最も大きいのは傘の直径が15センチくらいありますが、開ききっておらず、十分な厚みがあります。

傘の裏が綺麗なので何の問題もありません。ステーキで美味しく食べられます。

 
半放任の原木シイタケなので、多くを期待するのは無理というものですが、その味は何物にも代えられません。


ツワブキを墨彩画で描く

2020年11月07日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙

ツワブキを墨彩画で描きました。
今、庭にツワブキが咲いています。
昨年、助っ人が鉢植えのツワブキを地植えにしたもの。艶のある厚い葉に黄色の花の風情は悪くありません。
確かに葉の形はフキに似ています。全体の葉の姿はシクラメンに似ているような気もします。

ツワブキは漢字で書くと石蕗。不思議なのは、どうしてもイシブキかイワブキとしか読むのは難しい。岩場などに生えるので、それが名前の由来かと思いきや、どうも違うようです。
調べてみると、ツワブキの由来は、艶葉蕗(つやはぶき)、つまり「艶のある葉を持ったフキ」から転じたとする説、あるいは厚葉蕗(あつはぶき)、つまり「厚い葉を持ったフキ」から転じたとする説。
「石蕗」は単なる当て字ということなのかもしれません。

アスパラ菜は太いわき芽が次々に穫れる

2020年11月06日 | 畑:花菜類

アスパラ菜はわき芽(子茎)の収穫が盛りになっています。


このアスパラ菜は8月末に直播きし、10月半ばから親茎の収穫が始まりました。


親茎の収穫は全て終わりました。親茎は太いわき芽をが穫れるように、数芽残して切るようにしています。
親茎を芯止めすると次々とわき芽が出てきますが、わき芽を多く残すと本数は多く穫れるものの茎が細くなりアスパラ菜の良さが失われます。
外葉には斑点が見えますが、大丈夫でしょう。


太いわき芽(子茎)が沢山穫れています。


今がアスパラ菜の最も良いときです。これからアスパラ菜は長く穫れ続けますが、今が旬と言えるかもしれません。

今、蕾から花の咲き始めの茎が沢山出ています。


わき芽(子茎)は2、3芽で切るようにしています。
これも多く残すと、これから出るわき芽(孫茎)が細く短くなってしまいます。株が旺盛で子茎の本数が多くなったものは1芽残しもあります。


収穫適期のわき芽が1株から2、3本伸びているので、どうしても穫るのが遅れがちになりますが、アスパラ菜の良さは花が咲いても太い茎が軟らかいこと。自家用には蕾から花が数花咲くまで全く問題ないのが利点です。
この株は子茎の収穫がほぼ終わり、切り跡が分ります。ここからさらにわき芽(孫茎)が伸びてきます。


数株穫っただけで結構な量になります。このくらい茎が太いと申し分ありません。
根元まで軟らかいアスパラ菜が食べられます。味に癖がないので嫌う人がいません。この時期に食べられる貴重なナバナ類です。


こちらは、同じくナバナ類の「寒咲花菜」。


大きく生長してきました。種播きはアスパラ菜より数日遅れで、生育に少しバラツキがありましたが、今ではだいたい揃ってきました。
これから、さらに大きくなるので畝間はかなり狭くなりそうです。


かき分けてみると、花芽が確認できます。今月中には穫ることが出来そうです。


直播きのリーフレタスが穫り頃になる

2020年11月05日 | 畑:葉菜類

 リーフレタスが収穫の適期になりました。8月末に直播きしたもの。
 リーフレタスは結球しないレタスの総称です。
 これはグリーンリーフレタス。


 種播き時は高温期のため播く前に芽出しをしています。芽出し率は100%でした。簡単なバラ播きで、ほとんど発芽したため、ある程度間引きした後は、間引きを兼ねながらの収穫を繰り返してきました。(直播きレタス類の間引き
 なかなか作業が追いつかず、畝がいっぱいになっていますが、かなり大きな株に生長し丁度穫り頃になっています。


手前の1株を穫った跡。


 1株で十分なボリュームがあります。


 こちらはサニーレタス。


 サニーレタスも芽出し率は100%。こちらもバラ播きです。
 グリーンリーフレタス同様、間引きを兼ねながらの収穫を繰り返してきました。


 葉が大分濃く色付きました。


1株を穫った跡。


1株で十分なボリュームが出ています。


 リーフレタスは、この後も間隔を広げるように収穫しながら、さらに大株にしていきます。リーフレタスは強い低温に遭えば凍害を受けて駄目になるので、悠長には出来ません。
 こちらは玉レタスです。品種はシスコ。


 大分結球してきました。


このままでは株間が狭すぎるところがあります。さらに間引いて、この半分くらいにしないといけません。


間引いた株も自家用には使えそうです。


今年はイチジク「蓬莱柿」が結構穫れる

2020年11月04日 | 畑:果実類

 今年はイチジク「蓬莱柿」が結構穫れています。
 10月半ばからまとまって穫れるようになり、1日か2日おきくらいに収穫しています。


 豊作というほどではありませんが、まずまずと言ったところでしょうか。昨年は10月下旬からようやく穫れ始め、結局未熟のまま多数残されて終わったので、それから比べるとはるかに穫れています。


 一昨年と同じくらい穫れているかもしれません。ただ、一昨年は、一度に何十個も穫れた日がありましたが、今年はだらだらと穫れている感じです。


 この「蓬莱柿」は熟してくるとはっきりと色付いてくるので分りやすい。


そして、完熟すると先が割れてきます。


 この辺りの枝は少しまとまって熟してきました。


 10月半ばから好天が続いているので、それが幸いしていると思います。
 黄葉した葉が出てきました。最後の頑張りと言ったところです。


 あとどのくらい熟することが出来るか、気温も下がってきたので、例年どおり青いままの果実が大分残されることになると思います。


 この「蓬莱柿」という品種は収穫期がかなり遅く、秋果専用種で、新しい枝が凄く伸びます。この辺りに昔からあった在来種は9月から収穫でき、姿も全く異なるので、感覚的に未だ馴染まないというのが正直なところ。
 当地方では、昔からイチジクを甘露煮にして食べるのが慣習化しており、生食ではあまり食べられてきませんでした。この「蓬莱柿」は生食でも美味しく食べられます。

 
 専ら助っ人が穫っていきますが、生食、加工両方で楽しむようです。
 次第に果実も小ぶりになってきました。葉も黄ばんできたので、穫れるのはあと1週間から10日くらいでしょうか。

ブロッコリーは収穫最盛期に入る

2020年11月03日 | 畑:花菜類

 今年のブロッコリーの収穫は10月25日くらいから始まり、今は収穫最盛期になっています。大きな頂花蕾が穫れています。


 ブロッコリーは2回に播いており、今収穫しているのは1回目に播いたもの。7月13日に播き、8月11日に植付けました。


 こちらは2回目のブロッコリー。種播きは7月30日、植付けが8月18日。品種はどちらも「緑嶺」。こちらも収穫できるくらいに花蕾が大きくなってきました。

7月は雨続き、8月は干天で、1回目の苗の生育が遅れ、2回目の苗は進んだため、想定した以上に接近しました。追肥土寄せも同時となり、ずらして播いた効果はあまりなくなって収穫の重複が起こりそうです。台風19号で影響を受けた昨年とは真逆の結果です。
 収穫始めは予定より少し遅れました。天候の関係もありますが、生育が旺盛なことにもあるかもしれません。畝間は80センチで広めのつもりでしたが、畝間がすっかり覆われました。


 ブロッコリーは株の出来が小さいほど花芽は進み、大きくなるほど花芽の進みは遅れます。しかし、花蕾の大きさは逆で株が大きくなければ大きな花蕾にはなりません。花蕾の大きさは株の大きさにほぼ比例すると言っていいでしょう。
 これは1回目のブロッコリーですが、このくらいの株になれば必ず大きな花蕾が穫れます。


 花蕾は硬いうちに穫る必要があります。このくらいの花蕾が限度です。


 2回目のブロッコリーの花蕾も大きくなってきました。


 最近は冷え込む日もあるので花蕾が簡単に開いてしまうようなことはありませんが、助っ人には一生懸命穫るよう促しています。
 3個穫ってみました。本来はもっと硬めで穫るのが理想です。自家用の場合はすぐ冷蔵庫に入るのでこのくらいでも全く問題ありません。


 側枝(わき芽)も伸びてきました。頂花蕾を収穫した茎(左の茎)の脇に太く大きく伸びているのが側枝です。


追肥、土寄せの効果が十分出ているようです。これなら側花蕾も大きなものが穫れるでしょう。小さな花蕾が見えてきました。


 今、ほとんどの秋野菜が出揃ってきました。今年の秋野菜は出だしの生育はイマイチでしたが、10月中旬以降は好天の日が多く、全般的に出来が良さそうです。

サヤエンドウの種を播く

2020年11月02日 | 畑:豆類

 サヤエンドウの種まきをしました。
 大雨の影響で遅れた昨年ほどではありませんが、例年よりは若干遅めの種播きとなりました。
 寒冷地では、播種期が遅れると発芽が不安定になり、年内中の生育も進まないので良くありません。かといって早すぎると生育が進みすぎ、越冬時に寒害を受けやすくなります。この辺りのような寒冷地では種播きの時期はかなり重要です。
 この場所はナスの作付け跡です。ナスを片付けた後すぐに苦土石灰を全面散布し帯状に緩効性肥料をやって一度耕耘しておきました。


 ナスの跡地なので無肥料にしようかとも思いましたが、少量の肥料をやりました。再度ロータリーで耕耘した後、少しだけなのでクワで畝立てをしました。


 品種は赤花の蔓ありえんどう。品種は長いこと変えていません。近隣は赤花、白花両方見ますが、どちらかと言えば白花が多いようです。
 株間27センチ。


ドリンク瓶で播き穴を付けます。


 3粒播きにします。後に間引きします。


 種は少し土に差し込むようすると落ち着きます。


 クワを使って覆土、軽く鎮圧し、種まきは完了。30弱の株数となりました。


 この後、切りわらを掛けます。これで乾燥防止と土の固まるのを軽減します。この畑は粘土質が強いので、土が固まりやすいのです。


 サヤエンドウは最も好きな野菜で多少のこだわりがあります。まずは、うまく発芽してくれないことにはしょうがありません。

春キャベツの植え付けをする

2020年11月01日 | 畑:葉菜類

 春キャベツの植え付けをしました。
 品種は、昔ながらの「金系201」。
 9月30日に49穴の連結ポットに種を播きました。例年より若干遅れました。天候があまり良くなく発芽、初期生育が少し遅れ、約1ヵ月と長めの育苗となりました。
 苗は植えるのに適当な大きさになっています。


 畑の方は苦土石灰や緩効性肥料を10日余り前に施し2回ロータリー耕耘しています。
 今回は管理機の逆転ロータで畝立てをします。


 クワでならして畝を仕上げます。
 畝幅120センチ、条間45センチ、株間30センチの2条植えです。1条植えにするつもりでしたがスペースの関係で2条植えになりました。


 ホーラーで植え穴を開けます。


 植え穴に殺虫剤を施用します。


 苗を配置します。根鉢は十分に回っており崩れることはありません。


 土の水分の状態も適当でした。


 本葉3枚目の出始めです。49穴の連結ポットにこれ以上おいても枚数はなかなか増えません。このくらいで植えるのが丁度です。


 全部で48株とぴったりに植わりました。


 今、秋キャベツの収穫が盛りに入っています。


年内中は秋キャベツの収穫が続くと思います。
これは寒玉キャベツ。


年明けからの収穫になるでしょう。寒玉キャベツも例年3月まで続きます。この後に春キャベツという流れです。寒冷地では2、3月にピッタリと結球させようとするのは無理で、寒害を受けたり未結球のままトウ立ちしてしまうリスクが大きい。