街の映画館では、
邦画・洋画とも
シネマスコープが流行っていました
画面が広いだけでなく
、
洋画では音声に工夫がされていました
シネマスコープではサウンドトラックが
光学式から磁気方式になりました.
現在テレビのサラウンドシステムに似ていました
前後左右から音が飛び込んできました
例えば、鉄道線路を広い画面で写っています。
画面を見ていると観客の背後から
汽笛と列車の音が聞こえてきます
そして、轟音とともに画面に列車が
フレームインしてきます
横長の大画面に大勢の登場人物
四方八方からのステレオサウンドで
テレビではマネの出来ない方向に進んでいきます
映画より人気が出てきた
テレビはまだ白黒でした
映画はすべてカラーになりました
小さなテレビ画面より大きい画面でと
シネマスコープになりました
例のカツドウヤさん(活動屋=映画人)は
このシネマスコープの映画界を
「映画は見せ物になりさがったか…」
と嘆いていました.