テレビの民間放送が、58年前に
ニッポン放送網(NTV)で始まります
テレビ受像機は14インチ型ブラウン管が
標準でした
この真空管式テレビは
当時の物価から飛び離れて高価でした
生半可な値段ではないので
分割払いの月賦(げっぷ)で
購入する方式が始まりました
この月賦(げっぷ)のことを
ラムネと云われていました
ラムネ(ソーダ水)を飲むと
ゲップが出ることから
その後,電化製品を購入するのに
この月賦方式で電気洗濯機(フーバータイプの1槽式)、
電気掃除機、電気炊飯器、
電気冷蔵庫と続きます
皇太子ご成婚パレードの生中継で
テレビはブームになります
次の「東京オリンピック」で
動く映像(動画)は映画からテレビに
主役が移ります
毎日夕方になると拍子木を鳴らして
やってくる「紙芝居」が楽しみだった
子供たちは新しいテレビに夢中になります
低俗なテレビに「電気紙芝居」と
云われるようになります
「テレビというメディアは
非常に低俗なものであり、
テレビばかり見ていると
、
人間の想像力や思考力を
低下させてしまう」と
社会評論家の大宅壮一が
一億総白痴化(いちおくそうはくちか)と
言い出します