古都京都に乗り入れている鉄道は
JR(国鉄)、阪急、京阪とあります
大阪から京都へ帰ってくるのは
昔の京阪電車が一番好きでした
京阪電車が地下になる前は
七条から鴨川東の堤を走っていました
春の季節には堤の桜が満開で
車窓の西側に鴨川、東側に疎水が流れ
桜並木を走る京阪電車に乗っていると
京都へ帰ってきたなあ…の
気分になったものでした
映画「偽れる盛装(いつわれるせいそう)」の
クライマックスシーンで京阪電車が登場します
… … …
凄腕の芸妓(君蝶=京マチ子)は足袋跣(たびはだし)で
団栗橋(どんぐりばし)を西から東へ逃げてきます
団栗橋は四条大橋の次の橋です
後から山下(菅井一郎=すがいいちろう)が追いかけてきます
団栗橋の東側を走る京阪電車の通過で
踏切が降りてくる場面です
京マチ子さんはこの映画でも熱演です
そして、大映の制作は国際映画祭をターゲットとして
次々に大作が企画され、京マチ子さんも出演が続きます
その後、京阪電車は七条から地下に潜って地下路線で
祇園四条、三条→出町柳(でまちやなぎ)と延長されました
線路東側で水の豊富だった疎水も暗渠になって、
川端通りになりました