■【心 de 経営】46 企業のブランド戦略創造への挑戦 ブランド価値構造の基本
ブランド価値構造の基本
【筆者紹介】 日本経営士協会理事長 経営士 藤原 久子
北海道札幌市出身、20年間の専業主婦を経て、会計事務所に約4年半勤務。その後平成元年7月に財務の記帳代行業務並びに経理事務員の人材派遣業の会社を設立し、代表取締役として現在に至る。従業員満足・顧客満足・地域貢献企業を目指し、企業の永続的発展を願う。
平成22年には横浜型地域貢献企業の最上位を受賞、続いてグッドバランスの受賞により、新聞、雑誌の掲載をはじめ、ラジオやWebTV(日本の社長100・神奈川県社長t v)に出演したりして、各種メディアで紹介されている。
■ ご挨拶
自社の経営に当たりまして、何かと忙しい経営者に安心して事業に専念してほしいとの想いと、そして忙しい経営者に、私たちからは「もっと心の通いあうサービス提供を」という原点を忘れてはならないと常に考えております。また、「顧客第一主義」と「企業は人なり」の精神を揺るぎないものとして持ち続けることも大切です。
その信念に「学び」をプラスして更なる人間的魅力を形成してはじめて、従業員やお客様から信頼されるのです。そのためにも、まず自分自身を磨くことが大切です。
人にはそれぞれ自分なりの生き方があります。経営者様をはじめ、これから経営者として歩み始めるみなさまや経営コンサルタント・士業の気づきや学ぶ機会になれば、これほどに嬉しいことはございません。
持続可能な目標設定と行動計画は、企業が株主をはじめ顧客・従業員・地域社会等に於いて、ステークホルダーの価値観を理解し価値の最大化が求められる為、経営者の社会的責任つまり企業存続維持の責任があり、経済的責任が問われるものであります。
企業とNPOのパーソナルシップに関心を寄せて価値共創経営を支えるのは、有効な取り組みといえます。
■「ブランド価値構造の基本」
ブランド構造の構築のプロセスとして、ポジショニングという形で、価値提案を具現化してゆくためのブランド化やコミュニケーションによる取り組む必要があります。
その取り組みにおきまして、最も基本的な役割は、人間の五感のなかでも、特に視覚、聴覚、触覚、といった感覚に訴えかけ、言語的な意味を通して、ブランド認知の向上や、イメージの形成に役立つようにできなければなりません。
つまりブランドを介した顧客との関係性を構築・維持するうえで、広告や口コミ情報を通じて間接的に形成されることから、コミュニケーションや、顧客接点の管理が重要となり、ユニークなブランド連想が形成されるのです。
ポジティブなレスポンスが得られ、強固で活発な成長基盤を築く事が出来きます。
そこで望ましいブランド知識構造を構築していくためには、統合的なマーケティング・コミュニケーション活動が大きな役割を果たしているといえます。
またコミットメントには2つの類型があり、1つはブランドに対する愛着などを源泉とする「感情的コミットメント」、他方は「認知的コミットメント」です。
またリスクや品質・性能に関する総合ブランドとの知覚差異などに基づくものもあります。
株式会社NTTドコモは2008年4月に【新ドコモ宣言】を打ち出し、従来の「新規顧客獲得戦略」から「顧客推進戦略」への転換を明確にしました。
その背景には、成熟期を迎えた携帯電話市場で、同社は顧客の流出に直面していました。
そこで、既存の顧客と向き合い、顧客の声に答えることによって離反を食い止める方向へと大きく舵を取り直したのです。
宣言の中には「ブランドを磨き直し、顧客との絆を深める」とありまして、現場原点主義を徹底して顧客の要望、苦情に真摯に耳を傾ける努力をしました。
関係性を構築して既存の顧客を大切にしながら、新規顧客開拓に尽力する中で、ブランドは消費者の生活を手助けし、生活に意味を与え、アイデンティティの重要な一部となり、掛け替えのない存在にあることから、感情的な動機に基づくコミットメントよりも、結果として安定的かつ永続的な関係性を齎(もたら)すと考えられています。
こうした考えは企業や組織運営の根幹を成すものであると確信いたします。
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