【今日は何の日】 7月11日 ■ 真珠記念日と御木本幸吉 ■ 職業教育の日
一年365日、毎日が何かの日です。
季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。
これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。
独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック
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■ 職業教育の日
7月11日は「職業教育の日」で、全国専修学校各種学校総連合会が制定しました。1975(昭和50)年の学校教育法の改正で「専修学校の制度」が定められたことを記念しています。
戦後復興をいかに素早く行うかという「アメリカ教育使節団報告書」を参考にしたりして、1951年(昭和26年)産業教育振興法が成立しました。
その年の8月に当時の通産省に産官学の人達が集い、今日の「経営士」が経営コンサルタント資格として討議されました。内閣府認証特定非営利活動法人・日本経営士協会の前身である日本計理協会で、この資格が討議され、1953年(昭和28年)9月10日に正式に「経営士」の資格が発足しました。
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■ 真珠記念日
1893年7月11日に、三重県鳥羽町の御木本幸吉夫妻が、初めて真珠の養殖に成功しました。
養殖場を始めて3年経ってようやく半円形の5粒の真珠が収穫されたといいます。さらに8年かかってようやく丸い真珠ができたといいますから、結構難しいことなのですね。
因みに、6月の 誕生石は真珠です。そのため日本真珠振興会では6月を「真珠月間」に、6月1日を「真珠の日」としています。
ミキモトの関連企業として御木本製薬という会社があります。2010年10月に同社を訪問しました。
真珠といえば「御木本」を日本人なら誰もが連想するでしょう。19世紀の末に世界に先駆けて真珠養殖に成功した御木本幸吉の伝記は、私どもが子供の頃には必読書の一つと言われるほどでした。
第2次世界大戦の奢侈品禁止令の発布で真珠の製造販売を中止せざるを得ない窮地に追い込まれた御木本ですが、それで負けていないところが伝記が読まれる理由です。中国に伝わる漢方思想に「真珠を飲むと不老長寿を保ち、美容と健康に輝く」ということがあり、そこに着目しました。
真珠タンパク質を含んだ真珠カルシウム剤の製造に成功し、御木本製薬株式会社を創立し、今日の「御木本化粧品」が誕生したそうです。
同社を訪れて、まず驚いたのは工場の大きさもさることながら研究所の充実です。1階から3階まで、生化学を中心とした研究・検査機器が充実していました。化粧品というのは、肌に直接つけることが多いので肌に敏感な人からのクレームは大きな賠償問題に発展します。S社やK社のような大きなクレームにこれまで遭遇してこなかったのは、このような設備がものをいっているのでしょう。
建物も、IC工場ほどではないですが、空調管理がされていて、差し障わりのない部分を見学させていただくだけにもかかわらず、使い捨ての宇宙服のようなつなぎ服を着せられ、途中で複数回も手を洗わせられました。それだけ空中浮遊物などを押さえる管理がされているのです。
われわれ経営コンサルタントの目から見ても、すばらしい管理がなされているといえます。
ミキモト化粧品は、関西地方の方はご存知ですが、首都圏でも高級化粧品として知られています。1瓶5万円という商品から比較的手頃な価格帯まで品揃えがなされています。
30年ほど前、営業研修で同社と関わりを持ちましたが、「真珠を通して美を追い求める」といる創業理念を守り、御木本幸吉の名を傷つけない努力が処々に見えました。些細なことですが、社員が訪問者に対して挨拶をきちんとしていることからもそれがうかがえました。
図 ミキモト ←クリック
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