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クラブデトラントのメンバーでもある、クイーンアリスのオーナーである石鍋裕シェフが僕のお店に来てくれました。
僕らの世代からしたらそれはもう憧れのスターシェフ!!若い頃は番組見てたよな~『料理の鉄人』
この番組がきっかけで僕らの世代の料理人は、料理人になりたいな!と思った人が多いだけに・・・それはそれは、お店に来ていただき、日本人スタッフも喜んでいました。
石鍋シェフと少しお話をさせていただいたのですが、
『初めてフランスに来たときは飛行機代は80万だったんだよっ~。今はなんとも便利になったよね~』
と言われたときは、本当に僕らは恵まれているなと思いました。
僕は日本を出る前、クラブデトラントのメンバーが開拓してきた日本人の信用の上に彼らができなかった事、やらなかった事をやろう!
そうでなければ日本に帰って出店できないだろうし、それ以上の結果を出さなければフランスに行く意味がない・・・という強い決心で挑んだものでした。
じゃなければ・・・彼らに失礼だって思っていました。
彼らの功績には本当に本当に尊敬していますし、すごい努力だったんだろうな~~って思います。
で、結果はニースでお店を持っているのですが・・・少なからず目標は達成されていると思います。
そしてそのお店にクラブデトラントのメンバーのシェフが来てくれたことは何か感慨深いものがあります。
その当時はフランスで仕事をすることは本当に大変だったんだろうな~~~差別があっただろうし、フランス語を勉強するにも今みたいに参考書はないだろうし、ガイドブックはないだろうし・・・いや~~想像すると恐ろしいです。
それを思うと今の日本人!!
観光客かよ・・・っと思うぐらいの意識の低い料理人、サービスマン、今の現代の社会で、得た便利さのおかげで努力をすることを忘れているような気がします。
悲しい現実です!!
僕は意外と古臭い男なので・・・こういう心構えはいつも大事にします。
昔は昔、今は今はと言えばそれで片付くはずなのですが、本当に昔の人たちのことを考え、それ以上の努力をしなければ意味はないと思うのですが・・・人と一緒のことをやって成功するということを望むことはできるのでしょうか?
人と同じことしかやらなくて、今までと同じレベルのことしかやらなくて・・・ほかの人より少しでも多く勉強してやろう、仕事をしてやろうっていう気持ちがなければ、成功なんてないはずです。
このブログは多くの料理人やサービスマンが読んでくれているようですが、語学なしではフランスで仕事をする、ましてや結果を出すことなんて不可能なんですよ!!
もし奇跡的に働けるのであれば、それは先輩たちが築いてきてくれた信用のおかげで・・・ラッキー俺もフランスで働けるなんて絶対に思わないことです。
大体ラッキーの後はピンチが来るものです。
気を引き締めて挑んでもらいたいものです・・・
17歳の天才プロゴルファーの発言は
世界で戦う上で必要なことは・・・と言う質問に
「一番は英語だと思います。英語を理解できないと、多くの情報を失います。(出場が決まった)4試合でアメリカの芝や雰囲気にも慣れたいです」
いくら天才と言われる才能の持ち主でも、語学がなければその才能を活かすことをできないと言うことをわかっています。
フランスに来る修行の人間にはその才能はあるのかな?才能もないのに・・・フランスに来るのに語学がしゃべれない・・・
問題外のような気がします。
僕が他の料理人と絶対的に違うところ・・・それはコミュニケーション力と語学力です。ただでさえおしゃべりで人と接するのが大好き、それにフランス語ができます。
料理の技術があるかと言うとそうでもないんですが、料理の理解力は語学があるので人一倍です!!
ま、皆さんよく考えてくださいね・・・自分もよく考えます!!
帰り際ぼそっと、お世辞かな?石鍋シェフから『美味しかったよっ!』て言われ超感激でした。