釣った鮭を常温で長期保存する新しい方法を成功させた。
車旅を続けながら可能な保存法である。
過去にやっていたのは
①冷凍保存・・・設備や費用が必要
②山漬け風の塩まぶし保存・・・管理に大変な手間がかかる
キャンピングカー旅をする人にとっては、どちらも簡単ではない。
今回、新たに成功したのは「飽和食塩水に沈める」方法である。
①釣った鮭の頭や内臓を取り除き、2つにぶつ切りにする。
②塩まぶしにしてから、分厚いポリ袋に入れて、さらに大量の塩を投入。
③必要最小限の水を入れ(注1)、鮭が空気に触れない状態にして口を閉じる。
④鮭から水が出てきたら多すぎる水は抜いて構わないが、鮭は空気に触れさせないで完全水没させ、溶けきれない塩が常時見えている状態を維持する(注2)。こうすることで保存温度が高くても長期間傷まない。
帰宅後はこれを切り身にしてから冷凍保存にした。
必要に応じて解凍し、24時間ほど塩抜きしてから食べている。
今日はこの切り身を食べた。
面白いことに、冷凍保存にして持ち帰った鮭よりも、この飽和食塩水漬けの方が美味しい。
今年からは冷凍保存の持ち帰りをやめようと思っている。
(注1)
漬け込みの最初に少量の水を加えるのは、鮭から水の出るのを待つと、その間に鮭が傷んでしまうからである。
(注2)
同じ塩漬けでも空気に触れる「山漬け」とは違って、食塩水に沈めると空気が遮断されるため、嫌気性のポツリヌス菌が繁殖する恐れがある。それを防ぐため食塩水は常時飽和状態(塩分濃度26%)を維持する。なお、マネされる方は100%自己責任。
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