道の駅「国上」の朝。
昨夜はルーフを打つ豪雨と雷鳴に何度も目が覚めた。
そして今日は終日の雨。
小降りになるのを待って、弥彦神社の大鳥居をくぐり抜け、道の駅「新潟ふるさと村」に向かった。
途中でコハクチョウの大群を見た。
写真の場所で200羽、その少し先で100羽を数えた。
落ち穂や二番穂を食べているようだった。
「やっぱりコシヒカリは旨い!」
白鳥たちの声が聞こえるような気がした。
ふるさと村には新潟の産物と情報がたっぷり集まっている。
魚売場は充実していて、
その調理品も豊富。
弁当類も食欲をそそるものが多く、つい買い過ぎてしまった。
紅ズワイガニの「ダルマ」を見つけて購入。
ダルマというのは手足のないカニのこと。
カニ味噌が美味しい。
珍しい小エビ「アカヒゲ」を見つけて買った。
今朝とれたばかりの生エビで、これは塩辛にすると珍味。
本降りの雨の中、道の駅の裏にある河川敷公園に車を入れて、車窓風景を眺めながら休憩しランチを楽しんだ。
外遊びが出来ないので、午後は県立科学博物館へ。
子ども向きの博物館で、恐竜や化石などがある。
ボクらの主目的はプラネタリウム。
星空をたっぷり眺めたかったのに、星座に登場する動物やモノにまつわる神話ばかりで眠くなった。
周りの観客からは寝息が聞こえていた。
プラネタリウムが終わると、雨のせいもあって、外はもう暗い。
真っ直ぐにねぐらへ向かったのだが、カーナビに2回も泣かされることになった。
新潟は高架道路や盛土道路などが多くて立体的だから、ナビのガイドだけでは難しい場面が多い。
その1回目。
「左の側道に入れ」と言われて、画面に表示された絵と同じ側道を確認して入ったのだが、間違いだった。
正しい側道は、さらに15メートル先に有って、この2つはそっくりだったのである。
有料道路に入ってしまい、つぎのインターチェンジで引き返す羽目になった。
その2回目はもっとひどかった。
ボクのカーナビ「ゴリラ」は、目的の建物の正面ではなく、裏通りに連れて行くクセがある。道の駅はだいたいが幹線沿いにあるのに、なぜか3割ぐらいは裏側の細い道に連れて行くのである。
今はこのクセに慣れたので、ナビ通りに曲がらずに、幹線を直進することが多いのだが、今日はナビ通りに走ってしまった。
道の駅「豊栄」は国道7号からしか入れないのに、裏側の狭い農道に連れて行かれた。
裏にも入口はあるだろうと、無理して駅を一周したのだが、どこにも入口が無い。
入口のある国道は土盛りされて高架並みに高くなっているため、裏の低い農道で駅を一周しても入れないのである。入れないだけでなく、この農道には抜け出るような道もなかった。
農道は狭すぎて樹木の枝が車体に擦る。
土砂降りの雨の中で周囲は真っ暗。Uターンも出来ず、バックするにも後ろが見えない状態で悪戦苦闘。
カミさんが「車の通るような道じゃないから、ここで寝て明日にしよう」と言い出した。
結局、長い時間をかけて脱出したが疲れ果てた。
ボクのナビは、道の駅「豊栄」を目的地にすると、必ず入口のない裏側をガイドする。入口のある国道7号を走っていても裏側に連れていく。
ボク以外にも被害者が何人も居るだろう。
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