昨日キャンピングカーをトヨタに入院させてきたが、ちょっと耳寄りな話を聞いた。
入院の直接的な理由は「自動制御が働いてエンジンの回転数が上がらなくなる」というトラブルだが、これに絡む「白煙吐き」という問題がある。
朝の走り出し時の数百メートルだけ、モクモクと白煙を吐き出す現象である。
自分は「オイル下がり」が原因だろうと考え、完治させるにはエンジンを丸ごと載せ替えるしかないと、半ばあきらめかけていた。
しかし、オイルではなく燃料系が原因で白煙を吐くことがあるという。
「白煙はオイル、黒煙は燃料」と決めつけるのは間違いらしいのだ。
燃焼室内への燃料噴射タイミングが何らかの原因で遅れると、燃えないままの軽油が白煙となって排出されるというのである。
オイル下がりは不治の病みたいなものだが、燃料系のトラブルなら修理可能である。
診断結果がどう出るか、白煙吐きは治るのか・・・
落ち着かない気持ちで待っていると、夕方トヨタから電話が入った。
その説明によると・・・
ディーゼルエンジンは超高圧の燃料を燃焼室にタイミング良く噴射する仕組みになっているが、前回のトラブル同様に、今回も燃料の圧力が下がっていた。
その原因として、噴射ノズルからの燃料漏れが見つかった。
漏れは4気筒のうちの1つだが、この修理は4気筒全部を同時交換するのがセオリーだという。
ディーゼルエンジンの技術は燃料噴射系が最重要部分だそうで、コスト的にもエンジンの半分ほどを占めるらしい。
修理代は15万円以上と言われた。
前回のバルブ交換と合わせれば、既に22万円を超える。
やはり燃料系の修理は高い。
「白煙吐き」の原因が燃料系だけにあるのなら、今回の修理で解決すると思われる。
しかし、もし同時に「オイル下がり」があるとすれば「白煙吐き」は直らないことになる。
悩ましいことに、それは今回の修理を終えてみないと分からない。